あるく

~山の恵みの備忘録~

2009-01-01から1年間の記事一覧

Xmas with 磐梯山・その3  2009年12月25日

その2からの続き 櫛が峰。 火口壁越しに西吾妻山。 川上分岐と磐梯山。 天狗岩と火口壁/淵。 天狗岩と火口壁/淵。 櫛が峰。 櫛が峰。 櫛が峰。 雪の華と天狗岩。 磐梯山本峰。 シュカブラの優雅。 シュカブラの華麗。 シュカブラの典雅。 東壁。 樺と東壁。…

Xmas with 磐梯山・その2  2009年12月25日

その1からの続き 磐梯山/東壁。 磐梯山/東壁。 櫛が峰/火口壁。 櫛が峰/火口壁。 櫛が峰/火口壁。 火口壁/淵。 磐梯山本峰。 沼の平~火口淵。 火口壁/淵。 エビのシッポの絨毯を踏み山頂部へ。 雪の華と磐梯山。 火口壁/淵を見下ろして。 櫛が峰。一面の雪…

Xmas with 磐梯山・その1  2009年12月25日

Xmasは磐梯山と(with)祝いたい、 そんな気分で出かけて来ました。 朝6時半過ぎに猪苗代スキー場の駐車場を発ち、 硬く圧雪されたゲレンデを快適に上り詰め、 期待を籠めて?赤埴山のヤブゾ~ンに突入したのですが、 積雪こそ80~90CMと少ないもの…

Mountaineer Jesus

(Photo/Mt.Bandai.'09,Mar.28th.) "Mountaineer Jesus" (山に登る人・イエス) クリスマスが近づいて来ました。キリストの降誕祭です。聖書を読んだことのある人、ない人、それぞれどんな想いで「祝う」のでしょう。 イエス・キリストは聖書の本懐。聖書は…

▲二ツ箭山・天気回復 2009年12月12日(土)

週に一度は山歩きをしたい・・・。 そうは心掛けていても、天気のご機嫌ばかりは不如意。 今日の予報は悪くそれを拒むかのような按配です。 それでも午前はともかく午後に回復の兆しが見て取れるので、 希望を持ってすっかりお気に入りになった二ツ箭山に行…

▲ 日山/定期行 2009年12月6日(日)

阿武隈高原中部県立自然公園・「日山」。 今日はこの山を見回ることになっている日です。 用事を済ませ少し遅い入山となりましたが、天気は晴れ。 雲もこのぐらいあるのがちょうどいいです。 下山してくる何名もの登山者の方とスライドしましたが、 やはり、…

磐梯山、そして渡り鳥たちの安息 2009年12月5日

敬愛してやまぬ八木重吉の詩集に … 「地はうつくしい気持をはりきって耐らえていた その気持を草にも花にも吐けなかった とうとう肉をみせるようにはげしい霜をだした」 (八木重吉) 天もまた地と同じ様にうつくしい気持をはりきって耐らえていたのです。 …

▲二ツ箭山~猫鳴山~屹兎屋山 2009年11月28日

屹兎屋山(きっとやさん)。先週の三森山への縦走ピストンの際、分岐の標柱に鮮やかに記されていたこの山への径を、同様に二ツ箭山、猫鳴山を経由してピストンすることに。 三森山へのピストンの際は、時間の見積もりが甘すぎ、日没への恐怖からかなりの緊張…

二ツ箭山/猫鳴山/三森山 2009年11月21日

冬になると二ツ箭山が気に懸かります。 この山の近隣に、 屹兎屋山(きっとやさん)、猫鳴山(ねこなきやま)、三森山とがあります。 この四つの山にはそれを繋ぐ縦走路が拓かれており、 以前から気になっておりました。 二年前に、試しにというか、好奇心で猫鳴…

安積山(額取山)/独歩 2009年11月15日

「安積香山影さへ身ゆる山の井の浅き心を我が思はなくに」 この歌は万葉集の巻第十六に見え、釈して 「すなはち王の意解け悦びて、 楽飲すること終日(ひねもす)なりきといへり」 とあります。 類比としてやや強引の感がありますが、 私もまた似たような心…

磐梯山/好晴 2009年11月7日

天気は晴れ。あれこれ考えたりしないで、磐梯山に行くことに。 雨の日用の山などと肩肘張るのはやめましょう。 やはり気の置けない山はいいですね。ただ歩くことで心が収斂します。 一歩、一歩、ドックン、ドックン、・・・心肺と対話しながら。 思考のリズ…

二ツ箭山・秋の散歩 2009年10月31日

高柴山と王子神社の見回りを終え、時間もあるのでちょっと気になっていた二ツ箭山の紅葉を愉しむべく東南方・いわきへと向かうことに。 どうしてこの山に魅かれるのでしょう。 この山の本懐は、字義通り、二ツ箭なる二本の矢竹に見立てられた男体山、女体山…

高柴山・紅溌溂(~堂山王子神社) 2009年10月31日

阿武隈高原中部県立自然公園/高柴山、及び緑地環境保全地域指定/堂山王子神社、この二つを見廻ることになっていたのは11/1ですが、都合により繰り上げ、10/31を活動日といたしました。 「晴れ」と晴れ晴れしく云うには、霞も濃く、少し躊躇いもありま…

磐梯山/雲逍遥 2009年10月17日

別に雨の予報があった訳ではないのですが、 あれこれ迷った挙げ句に、磐梯山。 何故でしょう。 きっといろんな要素が働いて、この山へと向かわせるのでしょう。 猪苗代湖の開放感、標高差千M以上の登り甲斐、山自身の個性、 慣れ親しんだ気安さ、小屋での寛…

飯豊山行【川入~御西】(その3) 2009年10月12日

その2よりの続き。 大日岳、そろそろ出番ですよ~。草履塚にて。 切合小屋へと草履塚を下ります。 「ほぼ大日岳」かな?99%お出ましです。 樺の木肌がいい仕事してます。 御坪にも廻りたいですが、時間と体力がもちません。 青空に包まれてスッキリ、ハ…

飯豊山行【川入~御西】(その2) 2009年10月12日

その1よりの続き 御西小屋でたっぷり休憩。ガスは切れそうもありません。 11時はもう既に回りました。戻らなければなりません。 重い腰を上げます。 標柱の周りには「晩秋」が漂っています。 雪田の雪は融け切らずに残りました。 飯豊山が見えて来ました。 …

飯豊山行【川入~御西】(その1) 2009年10月12日

10月の佳き日、御幣松尾根から大日岳をと考えていましたが、初雪の便りもあり、また台風一過、決壊箇所や単管橋への不安が脳裏をよぎり、今回は断念することに。 (これは杞憂で、この尾根を利用された方によれば、台風の影響はなかったそうです。) 出来…

日山・秋の囁き 2009年10月4日

阿武隈高原中部県立自然公園 「日山」(1,057M.「天王山」とも呼ばれています)。 今日はこの山を見廻ることになっている日です。 午前中に所用があり、それを終えての午後の入山となりました。 樹々の葉っぱはまだ緑も多く、秋これからの感がありましたが、…

磐梯山・駆け抜ける秋 2009年10月3日

山の日です。 思いっきり長い距離を歩きたいなぁ、と念っていたのですが、事前の予報が悪く、長時間 冷たい雨に打たれての山行は、突入するだけの若さ?に欠け、断念し、いつもの「雨」山に 落ち着きました。 (猪苗代スキー場~磐梯山本峰~櫛が峰~赤埴山…

安達太良山・秋進行形 2009年9月26日

安達太良山へ、再び。 先月の沼尻からの初めての周回ですっかり新鮮な山となったこの山に、一番懐かしい 塩沢温泉~湯川渓谷をつめるコースからと、心は固まりました。 渓谷の紅葉は未だしの感がありましたが、沢の瀬音を聴きながら歩を進める度に、精霊 が…

飯豊保全作業[天狗の庭](3) 2009年9月19‐20日

その2よりの続き 烏帽子岳のピークと奥に御西岳。 日本マイナー10名山のひとつ、烏帽子山。早川の突き上げからとは違う雰囲気が漂います。 北股岳はもうすぐそこです。 でも梅花皮岳のピークを越えなくてはなりません。 梅花皮岳を越えて下り始めると、何…

飯豊保全作業[天狗の庭](2) 2009年9月19‐20日

その1よりの続き さぁ、いよいよ天狗の庭へ向かいます。大物の緑化ネットは準備された17巻のうち、13巻は昨日のうちに途中のクサイグラ分岐の先の所まで運んでありますが、4巻残りました。そのうちの1巻を何とこの軟弱者が引き受けてしまいましたぁ。(…

飯豊保全作業[天狗の庭](1) 2009年9月19‐20日

9/19(私の誕生日です)~9/20にかけて、縁あって筆者も末席を汚させて頂いている飯豊連峰保全連絡会の「天狗の庭」での合同保全作業に参加させていただきました。 行程は9/21までの二泊三日のところ、都合もあり、一日短縮いたしましたが、現地「天狗の庭」…

磐梯山/秋の響 2009年9月12日

雨の日は磐梯山。 あの山どうかな、どの尾根登ろう・・・ 雨は脳裏を過ぎる「煩悩」を鎮めます。 一歩一歩,登る愉しさ。 mountaineering in the rain . 雨ニ登レバ・・・ 傘を差して歩くのには丁度いい雨の具合。一合目「天の庭」の手前がヤブ化してぐしょ濡…

高柴山~堂山王子神社~磐梯山 2009年9月5日

今日は、阿武隈高原中部県立自然公園「高柴山」と緑地環境保全地域に指定されている 「堂山王子神社」を見廻る日です。(これを「巡視」といっています) 異状もなく早くに行程を終えたので、体が暖まったついでに(?)磐梯山にも行く事に。 猪苗代に着くと…

安達太良山・温故知新 2009年8月29日

私の町からは朝な夕なに片曽根山、移ガ岳、大滝根山そして安達太良・吾妻の連嶺を 見ることができます。安達太良山は学生の頃、何を思ってか記憶に定かではないのです が(笑)、何度か続けて登った事があります。ただ最近はいくら記憶を辿って見ても思い 当…

吾妻山・憂愁を超えて 2009年8月23日

吾妻山、 この山の西域への入山は二十年振りになるでしょうか。 真夏の太陽がジリジリと照りつける中、 白布峠からの藪の濃い径をフラフラになりながら 西吾妻へと登り詰めた日のことが懐かしく思い出されます。 南面のデコ平からの上りは、湿原あり、お花畑…

移ケ岳/朝の逍遥 2009年8月16日

今日は家を留守に出来ないので、夜明け前に、朝な夕なに眺め親しんでいる山・移ヶ岳に登ってきました。随分と久し振りです。 「うつしがだけ」と読みますが、「移」を「美」とした時期・地区もあります。移部落と美山部落がそれぞれの名の母体になっているの…

磐梯山/常連のかたち 2009年8月9日

雨が降りそうな、そんな気がして磐梯山に。 猪苗代スキー場に車をとめて準備をしていると、隣に車が入る。 出て来た外人さんが「どこから、どういう風に登るのですか?」と訊いてきた。 流暢な日本語につい私も日本語で「あそこをこう行ってそれから~」と説…

登山観は問う

トムラウシ山の悲劇は記憶に新しい。 中高年の商業ツアーによる悪天をおしての計画の強行が遭難につながったというのが 大方の指摘である。なるほど、ビジネスとしての「ツアー登山」であり、亡くなられた方が出た以上、「業務上」の「過失致死」に当たるわ…