あるく

~山の恵みの備忘録~

Xmas with 磐梯山・その1  2009年12月25日

   Xmasは磐梯山と(with)祝いたい、
   そんな気分で出かけて来ました。

   朝6時半過ぎに猪苗代スキー場の駐車場を発ち、
   硬く圧雪されたゲレンデを快適に上り詰め、
   期待を籠めて?赤埴山のヤブゾ~ンに突入したのですが、
   積雪こそ80~90CMと少ないものの、思いの外柔らかく、
   ワカンを装着しての歩行でも軽く30CM以上潜ってしまい、
   ちょっと吹き溜まった所など簡単に腿まで浸かるといった按配で、
   時間、体力共に当初見積りを、やや超過する破目に。

   この分では弘法清水~山頂間はヤブが程よくは埋まらず
   難儀だろうなぁ、などとブツブツ言いながら
   沼の平をノッシノッシと歩いていると、
   先程までガスのかかっていた櫛が峰が姿を現し始め、
   「おいで、おいで」と言っています。本峰も回復傾向の様子、
   よし今日は櫛が峰の上からXmasを祝おうと意を固め、
   渋谷分岐から方向を変え櫛が峰へ向かうことに。

   進むに連れ、天気はどんどん回復し、
   「燕尾服」(エビのシッポ)で正装した岩肌を
   麗々しく登り詰めると、
   雪の付いた精悍な東壁を従えた磐梯山
   満面の笑みで迎えてくれました。

   風も無く、のどかななひととき。
   残念ながら飯豊はまだ雲が行き場に迷っている様で、
   稜線をかろうじて認めるのみでしたが、
   吾妻・安達太良方面は申し分なく、
   私には勿体ないほどのXmasプレゼント。
   クリスマスを大地のハレルヤに包まれて祝う事が出来ました。

   感謝です。



誰もいないゲレンデを、独りザッ、ザッ、ザッ、と登ります。
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一合目・天の庭に陽が差して来ました。しかし夏径経由のトレースは労多くして益は殆ど有りません。
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ここからは右斜め上へと走るゲレンデに向きを変えます。
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最奥リフト駅の手前30~40M辺りのポイントからヤブゾ~ンに突入して尾根を目指すのが得策。
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猪苗代湖も明るくなって来ました。
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ワカンを装着しての初っ端は30~40CMの潜りといったところです。
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獣さんたちはこんな軽やかなステップなのに・・・
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筆者の足は膝上まで減り込みます。なして?
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尾根の上は雪も少しは締まっているようです。
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誰のトレースもありません。辛いけど、気持いい~!
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赤埴山のトラバースを了えて、一息。分岐です。
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櫛が峰。ガスで洗顔中?
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東尾根は雪の華、満開。
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どうやったらこんなステップで歩けるのかなぁ。
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沼の平へ。のっしのっしと進みます。
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櫛が峰、淡い雲です。
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本峰のガスは晴れるでしょうか。
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渋谷分岐。積雪は100~120CM?もっとあるかな?
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櫛が峰のガスがとれ、「おいで、おいで」と言っています。せっかくのお誘い、断わるわけには・・・
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本峰のガス、弱々しいです。すぐとれそうです。
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シュカブラ、風と雪の造形。キレイです。
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まずは火口淵を目指します。
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これは磐梯山の心電図?それとも脳波?はたまた地震波かな?
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本峰、まだガスの中。
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微妙な造形です。国土地理院の地形図?
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風の流れが一目瞭然です。
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本峰のガスが薄らいで来ました。
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天狗岩。青空に対峙して凛々しい。
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天狗岩。
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雲を被る本峰、そして東壁。
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雪の華、満開です。
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本峰。雲が取れて来ました。
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天狗岩と火口淵。
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櫛が峰から切れ落ちる火口壁。
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エビのシッポ。
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標高を少し上げて、磐梯山本峰、東壁。
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天狗岩と火口淵。
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火口壁越し西吾妻方面。まだ雲が遊覧中。
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櫛が峰を見上げます。
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岩という岩すべてにエビのシッポが氷着し、まるで「燕尾服」で正装の観です。
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あと少しで山頂部。
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ここまで上がると磐梯山が姿勢良く映ります。
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天狗岩と火口壁。
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赤埴山と猪苗代湖。湖面が光ります。
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雪の華満開。メルヘンの世界?
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