あるく

~山の恵みの備忘録~

谷地平(+東吾妻山)/精慎 2026年6月20日

慎ましやかに、讃歌。

 

今日(6/20)は、吾妻、谷地平へ。~序に東吾妻山も。

この頃になると、谷地平のワタスゲが気になり出します。

吾妻のワタスゲは、昨年が「豊作」で、今年は「不作」だそうな。

ちょっとワタスゲ君の元気づけに?行かなければなりませんね。(笑)

どうやら「梅雨」にまといつかれた様で、予報が思わしくありません。

まあ、雨が降ったら降ったで、singing in the rain ♪、無問題。

 

 

早起きして、浄土平へ。そこそこ温く、そよ風。身繕いし、いざ。(05:50)

大穴火口の噴気はモクモク元気!~「行って来ます!」。

 

 

予報通り、雲さんが勢ぞろい。どうぞ雨よ降らないで・・・。

振り返ると、吾妻小富士が噴火?(笑)~何だか噴煙みたいです。

 

 

足がフラット、木道に乗っても、乳白色は濃くなるばかり。

東吾妻は登らなくていいかなぁと、折れかけましたが・・・

 

 

チングルマが「喝!」。

 

 

ひょいと顔を出したお日様にも叱咤され?・・・

 

 

初志を徹すことに。

 

 

「ようこそ!」~シャクナゲの溌剌がうれしい。

 

 

私が本日の「第一登山者」?~顔で蜘蛛の糸を何本も切りました。

上っていると、そうそう、こんな感じだったと・・・

 

 

だいぶ前の記憶がよみがえります・・・

 

 

ふ~、東吾妻山を頂きました。(1,975m)

何やかやと一切経ばかりで、此処は十何年か振り。無沙汰を詫びます。

何にも見えないけれど、やはり、登って良かった。

山の第一義は汗!高みへのひと筋の想い!景観はオマケなのです。

チングルマ君とお日様の「喝!」に感謝。

 

 

下りて、木道をすたこら・・・

 

 

お地蔵さんの分岐へ。礼敬して・・・

 

 

鬱蒼の森の中へ。ここから、標高差300m程を落とします。

岩はジメジメ、ゆっくり慎重に。森の香がすがしい。

 

 

森の古老に、熊さんが近づかぬようお願いします。

 

 

気が抜けない道が続きます。

 

 

枝沢を2本渡って進むと・・・

 

 

ド~ンと、大それた糞!

これだけのブツは、熊さんしかいません。思いっきり笛を「ピー!」。

これまで何度もこの道を使ってますが、これ程のアピールは初めてかな。

彼らも世代交代、生態もどんどんかわってきているのでしょう。

 

 

気を取り直して?すたこら。森を抜けると・・・

姥沢です。

 

 

渉ると、直ぐに、谷地平避難小屋。

 

 

もう一度渉り直します。

 

 

谷地平湿原への坂を上りかけると、ワタスゲがチラホラ。

丁重なる迎候に与ります。

 

 

ふ~、谷地平湿原につきました。

 

 

やはりワタスゲは「不作」の様子。

 

 

木道の周りに、あの賑やかさ、歓迎の「白旗」が見えません。

 

 

目を凝らせばポツリポツリ、やはり、栄えませんね。

 

 

でも、それはそれ。谷地平のよさは良さ、厳としてあります・・・。

 

 

さて、いつもの処に陣取って、一休み。

 

 

手前の分岐で出会った方にお願いして、パチリ。

 

 

この方に撮って頂きました。感謝。

~福島市の方、近いから常連さんかな?ワタスゲの「不作」に消沈。

 

 

諸般の事情で『すみれ』は却下。(笑)~でも、何だっておいしい。

 

 

池塘の調べ・・・

 

 

谷地平の・・・

 

 

ゆるやかな時の流れに・・・

 

 

合せられます。

 

 

雲さんには、もう直ぐ雨のメッセージ。

 

いい時間を過ごせました。感謝。

還るとしましょう。

 

往路を復します。

 

 

歩きながら、今年の希少のワタスゲ君たちと語らいます。

 

 

春におとなしい花を咲かせ、初夏にこの白い綿毛をだすワタスゲですが、

その一連のプロセス全体を、「花が咲く」といってかまわないでしょう。

 

 

そのワタスゲの、今年の「不作」を、「裏年」だとか、解ったように、

或は、去年にぎやかにハシャギ過ぎたから、今年は休ませてもらうんだとか、

そんな風に変に納得しちゃう人もおられるでしょう・・・。

 

 

ほかの群生する花の「不作」もそうでしょうが、

「不作」だからこそ、「咲かない」からこそ、

「咲く」という、その、ひとすじの気持が、まざまざとしてくるのです。

一つひとつの個体の、「咲く」という、ひとすじの気持が、

どうして、集って、統一ある華やかなドラマをつくるのか、

その、深い、根柢にある理由を、その不思議を、誰か知っていますか?

すべてを超えた何ものかとの深い対話なしに何がわかるというのでしょう。

それがわからずに、何を見たとして、何が生れるというのでしょう。

 

 

 

「わたしたちの真心、ひとすじの気持をわかって・・・」。

 

 

今年咲いた稀なるものたちは、そう告げています。

 

 

お花の祈りは、"Grace be with you"。

コバイケイソウの目送に与って、谷地平を拝辞。

 

 

さて、後はすたこら~とはゆかぬ、標高差300mの登り返し。

ハァハァゼェゼェ、私の喘ぎ、呻きに熊は恐れをなします!?

 

 

ついに雨。でも森の中なら傘は不要、お地蔵様まで耐えられそうです。

 

姥ケ原からは粋に傘をさしての、"singing in the rain ♪ ".

 

チングルマ君のねぎらいエ~ルに与って・・・

 

無事の下山、

精慎の山路に、

感謝、感謝、感謝。

 

fin

 

磐梯山/懐信 2026年6月14日

飯豊に懐くバンダイクワガタ。

 

今日(6/14)は、磐梯山へ。

櫛ヶ峰が自由に登れなくなって、ちょっと遠のき気味ですが、

バンダイクワガタの花信があれば、行かぬわけにはまいりませぬ。(笑)

3月に「表」から登りましたので、今回は「裏」から。

 

 

早起きして、裏磐梯スキー場へ。駐車場には3台。

1台は準備中、1台には寝袋、もう1台は既に出発。~熊の心配は半減?

身繕いして、いざ。(05:12)

 

 

新しい地下足袋の、初舞台。

 

 

鬱蒼の森を抜けると、大岩、小岩が累々。

以前よりか、崩落、土石流の爪痕が、そのひろがりは歴然です。

 

 

1888年、小磐梯が消滅した。・・・

 

 

その力はどんなだったのだろう。

 

 

天狗岩は知っている。

 

 

その声は、心を清まさないと聞えない。

 

 

火口壁にハァハァゼェゼェ?~やっとこさで、分岐に。

 

 

ん~、上天気!

 

 

ひと息入れ、見晴らせば・・・

 

 

お山の精爽が沁みてきます。

 

 

今日は、飯豊が際やか・・・

 

 

まじまじすれば・・・

 

 

その信実と謙遜とに・・・

 

 

合せられます。

 

 

櫛ヶ峰の激を頂戴し・・・

 

 

いざ、参らん。

 

 

さて、大地の懊悩の痕に・・・

 

 

その爆裂の現場にたたずめば・・・

 

 

不思議な感懐に襲われます。

 

 

その不思議さが、また花と生る不思議。

 

 

花は大地の心。

 

 

そして、それが、此処に独特のものなら・・・

 

 

それは、この山の真心とも。

 

 

真心(まごころ)は、ひとすじの気持ち。

 

 

貴い調べです。

 

 

本居宣長は曰う、

「真心とは、産巣日神の御霊によりて備え持て生れつるままの心をいふ。

さてこの真心には、知なるもあり、愚なるもある、巧なるもあり、拙きもあり、

善もあり、悪きもあり、さまざまにて」(『くづ花』)と。

知も、愚も、巧も、拙も、善も、悪も・・・

ただ生まれながらに備わっていれば、それが「真心」とは、何ともかなしい。

それを「神ながら」というのなら、何と空虚であることよ。

この花達は、そんな「真心」をよしとしない。

 

 

花達は本居宣長に向って叫ぶだろう、

真心とは、咲くという、ひとすじの気持ちは、もっと深い、もっと大きな、

全人格をあげての躍動、実践なのだと。

 

 

それは、天へ、そして天から生きる、いのち溢れる境地なのだと。

 

 

この砂礫に、そんな創造が充満しています。

 

 

櫛ヶ峰もまた、その創造の賜物。

 

 

天狗岩を脇目に・・・

 

 

弘法清水に。

小屋の澁谷さんにご挨拶。~ちょっとシャリバテ?おにぎり1個。

 

 

オダマキも健気。

 

 

おにぎり1個で、元気回復?~えっちらおっちら。

ここまで上ると、「足は偉大だなぁ」とつくづく。

 

 

ふ~、大磐梯を頂きました。

 

 

しばし、眺覧、周覧。

 

 

いい景色を、とっぷりと吸い込みます。

 

 

よい日和に・・・

 

 

恵まれました。

 

 

傍におられた方にお願いして、パチリ。

 

 

埼玉からと仰る、この方に撮って頂きました。感謝。

おにぎりや菓子パンを頬張りながら、歓談、四方山話。

 

 

飯豊は、noble。

 

 

お山の祈りは、"Grace be with you"。

 

いい時間を過ごせました。感謝。

還るとしましょう。

弘法清水で、お土産に1リットル。

 

後は、すたこら。

 

 

バンダイクワガタの・・・

 

 

信実と謙遜。

 

 

そのねぎらいエ~ルに与って・・・

 

無事の下山、

懐信の山路に、

感謝、感謝、感謝。

 

fin