勇壮、甲子旭岳。
今日(3/28)は、甲子山へ。(1,549M)
昨日は、母の命日。
天上して、もう一年が経ちました。
粛虔、気持ちをあらたに。
さて、この前、大白森山を訪れたとき、
登山道が、甲子峠を挟んで、延々と那須へと繋がっているのに驚きました。
ずっと気になっていたものですから、この機会に?(笑)
西郷村なる『甲子温泉』。登山口は大黒屋さんの敷地を通り抜けた先に。
(気になってメーターを見たら、自宅から此処までの距離は83km程でした。先だっての二岐山/大白森山の登山口『二岐温泉』までが80km程でしたから大差はない様です。)
登山口、取付は落合。
何と手前は大河『阿武隈川』!~この辺りが源流なのですね。
少し上ると、甲子道路(R289)が眼下に。
予習して?わかってはいましたが、九十九折の登山道。
くねくねと、ああ、くねくねと。
なだらかになると・・・
そこは『猿ヶ鼻』。ひと息入れます。
樹間には、大白森山。優しく鼓舞します。
今日もピン長「さんま君」。雪は予想より少なめ。
でも、少しずつ雪が繋がり出しました。
大白森山とのかけあいが愉しい。
分岐です。
此処を折れて進むと甲子峠、大白森山なんですねぇ。
いつか、こちらからも、行ってみたい。~宿題。
樹間に見え隠れしていた旭岳が、やっと際やかに。特大の激を頂戴。
次第に、樹間に、山頂が・・・
ふ~、甲子山を頂きました。
旭岳が飛び切りの存在感で迫ります。
雪庇を頼りに?頂稜の先っぽへ。
いい面魂だ。
見え隠れするのは三本槍岳かな?
いつか、ここからあそこまで行ってみたい。~宿題(その2)。
ちょっとした岩場に到着。今日は、此処まで。
こしかけて、しばし、飲み食い。お山と語らいながら。
お山の響に耳澄ませば・・・
"Grace be with you".
天上の「然り」に合せられます。
天には、まなざし。
戦禍はやまず、気候変動がはやまる、混迷の時代。
人はみな、ひとしく、その愚かさを負っている。いや、そのもの。
でも、天には、まなざしがある。それを仰げばこそ、
一人ひとりの、その人生がどんなに挫折にみち、不幸であったとしても、
また、無用で、余計な存在のように思われたとしても、
その暗さに、決して落胆しない。いや、落胆することなどできない。
人はみな、天と地とを、いや生命をおつくりになった方によって、
生きることを許され、またそのように招かれている。
決して、生きなければならぬと虚しく晒されているのではない。
だから、喜ぶ。喜べ。山に上ることが喜びであるように。
いい時間を過ごせました。感謝。
とりあえず、甲子山のピークに戻るとしましょう。
お山の慈愛が注がれます。
山頂に起ち戻り、あらためて、眺覧、周覧。まじまじと。
大白森山と語らう、ひと時。
中ほど奥に、小白森山。そして左奥には、大戸岳を隠して二岐山。
やわらかな稜線に・・・
心が和みます。
さてと、見納め。帰るとしましょう。
ここからの大白森山と三本槍岳。宿題が二つ出来ました。(笑)
後は、すたこら。
九十九折の道をころがります。
『白水滝』のねぎらいエ~ルに与って・・・
無事の下山、
静憶の山路に
感謝、感謝、感謝。
~私だけの甲子山でした。
fin