貴方に会いに来たのです。
今日(3/24)は、磐梯山へ。
初から櫛ヶ峰だけの腹積もり、あわよくば大磐梯もと考えていましたが、
先駆け、新雪、長靴、ツボ足と、軽やかなステップなど望むべくもなく、
櫛ヶ峰の時点でかなりの時間、体力を費やしてしまい、大磐梯はパス。
でも、頂では素晴らしい眺望に恵まれ、すっかり満たされました。
いつもの猪苗代スキー場から。~ゲレンデは歩き易い。
予報通り、朝の内は雲がたれこみます・・・いざ。
本日は表からのトップバッター。新雪、ゆるんだ雪に足はブツブツ?
ハァハァゼェゼェ、兎にも角にも・・・
沼ノ平へ。雲が重い・・・
いつもの場処で、ひと息。
束の間、大磐梯が貌を出し~"welcome, my friend".
目ざすは、櫛ヶ峰。
ガスのあがりはゆっくり目、足ズボズボのペースでちょうどいい?
風向き、風速の変化は目まぐるしく、ガスが忙しない。
櫛ヶ峰も。
「晴れ」予報の時間帯になると・・・
お~、何て正確な予報だこと!
失笑の種となることがある気象庁の「天気分布予報」も、今日は尊敬?
この時間でC判定からA判定に転じる「てんくら」も面目躍如。
雲さんのフィナーレに魅せられつつ・・・
櫛ヶ峰を頂きました。
雲さんの上演は終わり。
しばし、眺覧、周覧。
大磐梯は、此処から視るのが一番いい、断然いい。
その真面目、その生い立ちが・・・
一目瞭然。
「天然が人格を化する」とも「人格が天然を化する」ともいわれます。
「卵が先か鶏が先か」に類比はかないませんが、両義的(ambivalent)かな。
わたしの山歴なんてとても貧しく、取るに足りないものですが、それでも、
心が激しく動いたとき、幸いなことに、その心を繋いで、
慰め、医し、励まし、鼓舞してやまなかったシーンがいくつもあります。
この櫛ヶ峰からの大磐梯は、その最上位にあるもののひとつ。
心を繋いだもの、それは憧憬なのか、心が、魂が、こんなにも惹かれるのは、
そのシーンに人格にも似た香がただよっているから・・・。
そのシーンに慣れ親しんで、そのことを透して、
私の人格はつくられ、感化されてきました。
天上には、すべてをおつくりになった方がおられる。
そのまなざしは、"Grace be with you"。
風もおさまって、まったり。
お山と語らって・・・
思想の交換。
来て良かった。
すると、一瞬、雲をはらって、飯豊が現前。ありがとう。
いい時間を過ごせました。感謝、感謝。
私の後続の方や、裏磐梯から、多くの方が大磐梯を目ざしています。
雪がかなりゆるいとは言え、それなりのステップが出来ている事でしょう。
でも、ここで、至福。もう、お腹いっぱい?です。
此処が本日の山頂、帰ります。
火口壁側から・・・
そろりそろりと・・・
お山と語らいながら。
沼ノ平の真ん中で、あらためて、見参。
お山の信実に合わせられます。
息み処に、旧知のokabeさんとakaiさんのお姿が。
しばし、歓談、四方山話。~これ幸いと撮って頂きました。
お二人を見送って・・・
沼ノ平を後にします。"see you, later".
さらにゆるんだ雪に足を捕られ・・・やっと、ゲレンデに着地。
湖と語らって、すいすい、すたこら。
お山の巨きなエ~ルに与って・・・
無事の下山、
精耀の山路に
感謝、感謝、感謝。
fin