あるく

~山の恵みの備忘録~

L『折々のこと』

福寿草/恩徳 2023年3月1日

耳澄ませば、庭に福寿草の頌。天へと、確と目を注いで、健気。 天の運行で四季は運行し、その移り変わりに生物は育まれる・・・ この花には、天上のまなざしが籠められている。 花は大地の心。自由があり、真率があり、忠実がある。 今年も咲いてくれて、ありが…

鬼ヤンマ君

先日の磐梯山で、沼ノ平~赤埴山を巻いて帰る途中、 ヤクザなアブにからまれ往生しました。 以前、何方かのレポで「おにやんま君」の効能が紹介されていたので、 試しに、童心に帰って、針金、釦、セロテープでつくってみました。 鬼ヤンマはアブや蜂の天敵…

飯豊山へ。

主役は、母の杖。 6月13日。久しぶりに、飯豊山へ。 いろんなことがあって、飯豊の山頂を踏むことはもうないかな・・・ そう思っておりましたが、許されて、再び。 今日は、どうしても、母が愛用していた杖を連れて来たかった。 でも、飯豊の日帰りは一年ぶり。…

桜、爛然。 2022年4月12日

今朝方、大滝根河畔の桜が咲き初めた・・・ ・・・と思ったら、あれよあれよと爛然、一日で満開に。 昨年は生まれて初めて入学式の日に桜が咲いて驚かされましたが、 今年は、この暑さといい、咲いてからがスピード違反?(笑) 今は、気候変動、コロナ禍、大国は…

母、天上。

2022年3月27日夜。母、永眠。 母が、天寿を全ういたしました。96歳。(行年98歳) 95歳まで甲状腺の持病、また足腰に痛みを覚えながらも 気丈に自分で日常をこなしてきましたが、 如何せん、昨年の8月、転倒により骨折。 手術、入院、リハビリと、二ヶ月の療…

春雪/天養 2022年3月23日

朝起きると、雪景、雪世界。 咲き溢れる、雪の華。 昨日の雪が折よく枝に残ってくれました。 雪の恵は、世界を明らめます。 今日は小学校の卒業式。 子どもたちへ、そして子どもの心を持ったすべての大人への、 雪魄、清い心に染まれと、天の響ですね、きっ…

静嘉/福寿草 2022年3月4日

わが家の庭に、福寿草が咲きました。凛凛と。 ん~、春。春です。 母の介護にいそしんで、感懐、ひとしおです。 今年は、特に待ち遠しかった。 どんなに雪が降っても、いかに寒さが厳しくとも、 また、これでもかと、患難に降り注がれても、 すべての人に、…

介護1年生 ◇ 2021.10.20

骨折で入院加療中だった母が、退院。2カ月ぶりに我が家に帰りました。 もう直ぐ誕生日で、96歳。凱旋です。 おかげさまで、お世話頂いたみな様には、ただただ、感謝あるのみ。 さぁ、恩返し。 ケアマネジャーさんを始め、様々な方々のお力添えを頂戴しながら…

実るほど・・・

秋がだんだんと深んできた。 田んぼにはいい色に染めてもらった稲穂がずらり。 つつましく刈り入れを待っている。 明るい気持が、ほがらかが、ともってる。 みんな、おいしく食べてもらおうと、 滋養になろうと、 ただそれだけを考えてる。それだけを。 だか…

月天子の頌歌 2021年9月21日

今日(9/21)は、旧暦の8月15日で、『十五夜』。 この日に文字通り「満月」となるのは8年ぶりとか。 「中秋の名月」、きれいに撮れました。 お月さまをじ~っとながめていたら、気持があったかくなりました。 きっと、お月さまの心があったかいからにちがいあ…

スズメの贈り物

この夏、庭の片隅に、何やらニョキニョキ。 その辺りは、一昨年の台風19号で泥が上がり、以来、いつも賑やか、 スズメ君たちの格好の砂浴びの場と化していたので、 彼らが何かの種を持ち込んだに違いありません。 何か花でも咲かせるのかなとそのままにして…

新しい足衣

昨日(8/4)、注文していた地下足袋が届いたので、移ヶ岳で試し履き。 今までのものが破損、製造元にちょっと言い分があるにはあるのですが、 詰まる所、私の眼力の無さが基因かな。止めておきます。 今回、鉄ピンは深謀遠慮で?パス。ゴムピンのものにしてみ…

新しい相棒

新しい相棒です。 もう登山用品を購うことはあるまいと、少なくとも、三種の神器に関しては、 そう思っていました。 靴は、長靴、地下足袋で用が足りてるし、雨具は大切にして傘で間に合わせ、 ザックも何とかもたせようと、そのつもりでいたのですが・・・ …

桜の信質

桜が、咲きました。 ~四季の運行は駆け足。 昨日(4/6)は、入学式。この日に桜が満開とは、いやはや、生まれて初めて。 とても早かった2018年でさえ、二分咲きぐらいでした・・・ 台風による被災といい、「生まれて初めて」という経験の連鎖。 環境の危機か…

福寿草/頌歌 2021年2月21日

庭の福寿草が、咲きました。うれしいおとずれ。 花は大地のこころ。 この花が咲くと、安懐。 体の芯が大地に繋がり、その先で天へと結ばるる様な、 そんな気持ちになります。 「福寿」とは「幸い」と「長寿」。 でもこの花を「福祥草」、「福慶草」はたまた…

筍、竹の子、・・・2020年5月7日

日の暮れ(5/7)、玄関に呼ぶ声。出てみると、何と、Sさん。 はずむ笑顔で、「タケノコは、いんねがい?」。 指さす軽トラの荷台には筍がわんさか。 助手席には奥さんのT子さん。私の同級生です。 今日は筍狩り。「1万歩以上は歩ったぞい」と誇らしげ。 季節…

裏山逍遥 2020年5月3日

ヤマブキの元気に合わせられます。 今日(5/3)は、『憲法記念日』。 行きたかった山はあるのですが、遠出の登山は自粛とします。 散歩を延長し、裏山(『片曽根山』)へ。 こんなときはつつましく。ただ歩く、それだけでいい。 足には、頭と違う「理性」がある…

NPO法人『飯豊朝日を愛する会』

背には大日岳と御西小屋の『大紋』が。 NPO法人『飯豊朝日を愛する会』の準会員になりました。 NPO法人『飯豊朝日を愛する会』は山形県小国町に事務所をおき、 「安全登山の推進事業、植生の復元事業、遭難対策事業」を目的として 様々な活動をしています。 …

滝桜~千年の鼓動 2020年4月9日

滝桜の頌がきこえてきました。 今日(4/9)は、三春の滝桜へ。 滝桜が満開を迎えているとの便りあり。 今年は、コロナ禍。誘客は自重自粛で、訪れる者はわずかとか。 早速、早起きして、隣りの町へ。 樹齢千年の鼓動が、あたたかく迎えてくれました。 さて、史…

福寿草は、讃う。 

福寿草が、咲きました。 台風19号の災害により、庭は水没。置土産の泥の厚みは10cm以上。 乾くと風に舞い上がり辟易。なので、暇を見つけてはかき出し土嚢袋へ。 如何せん、いつも咲く場処を削り過ぎてしまい、観念しておりました。 でも、生き延びて、数株…

台風19号/天難 2019年10月12~13日

2019年10月12~13日、台風19号襲来。 生まれて初めての床下浸水。よもやの災害が発生してしまいました。 大滝根川流域の被害は甚大。一被災者として。どすこい。 (…我が家は床下浸水30㎝、隣の棟が40㎝、車庫はさらに沈んで115㎝の浸水。納屋としても使って…

引っ越しのご挨拶 

暑中お見舞い申し上げます。 さて、この度、私のブログ『あるく』は、 令和元年8月1日を以って、 Yahoo!BlogよりHatena Blogへ引っ越しをさせて頂きました。 新しい環境で勝手がわからずてんやわんやですが、 従前どおり、コツコツと、山を歩いての写真や、…

桜は、頌う。

桜が、頌いだしました。 桜は不思議な花、…日本人には特別な花です。 この辺り、昨年は入学式の前に咲き始めるという前代未聞の?早さでしたが、 今年は揺り返した様で、例年に近い開花となりました。 いそがしいの「忙」とは能く書いたもので、「心」を「亡…

頌う、福寿草

地にひくく、しとやか。 庭の福寿草が、頌いだしました。 花は大地の心、天然の言辞。 その真率、そのひとすじの気持ちに胸打たれます。 「きれいな気持ちでいよう 花のような気持ちでいよう 報いをもとめまい いちばんうつくしくなっていよう」 (八木重吉)

蕾、ぽつぽつ。

庭に福寿草の蕾が、ぽつぽつ。 小寒が明けて、立春にいたるまでを、大寒という。 さすがに、この「大」の字の意味が身にしみたこの頃でした。 先の週は、降雪に見舞われ(いや、恵まれたというべきか?)、お山は観念。 白一色になった我が家の庭が、だんだ…

白鷺、りんりん。

きりっとして、健気。 近傍に営巣しているのか、時折、大滝根の河畔にシラサギの姿が。 精しく「~サギ」と、特定を能くする者ではありませんので、 羽毛が純白なサギを総称する、シラサギという呼称に順います。 散歩の途中、田圃や水路にグレーがかった個…

滝桜/言懐 2018年4月30日

今日(4/30)は、ついでがあり、ちょっと三春の滝桜へ。 すっかり葉桜、とは言え、そこは千年の貫禄。しばし、語らいのひと時に、 恵まれました。 朝鮮半島に春が来たそうな、…うれしいかぎりです。 戦争や、拷問や、組織的なレイプ、誘拐などの非人間的な行為…

桜、咲いた。

大滝根河畔に、桜が、咲きました。 『桜前線』、今年は早い、はやいと聞いてはいましたが。… 明日は小中学校の入学式。 入学式の日に桜の開花が合わさったのは、生まれてこの方、初めてです。 地球の温暖化、その足音が大きくなって来ました。 さくら ――その…

福寿草、咲いた。

3.11ー東日本大震災。 あれから7年。 庭に、福寿草が、 今年も健気に咲いてくれました。

灯籠流し~2017年8月20日

田村市船引の町中を流れる大滝根川で、 今年で68回目の、『灯籠流し』が催されました。 母が見たいと言うので、川べりに陣取り、しばし観覧。 (こうしてちゃんと見たのは、何十年ぶりだろう…) 様々な思いを織りなして、時は流れてゆきます。 Fin