雪のズボズボ、悪戦苦闘を、頂標が労ってくれました。
今日(4/6)は、二岐山へ。(1,544M)
前々から、甲子山の次は二岐山、との心づもりでした。
予報は悪くなかったのですが、いやはや大外れ。
先々週、先週と、あまりの的中に気味が悪くなるほどでしたが、
こんなに外れると、何だか人間的で?うれしくなりました。(笑)
天栄村なる二岐温泉、二俣橋を渡ると御鍋林道入口手前に除雪終了点。
轍無し。進めそう?いや、無理は禁物。此処に車を置きましょう。
~身繕いをして、いざ。
曲がって直ぐに、御鍋林道入口。
地肌を見せている処もありますが・・・
ちょっと進むと、こんな感じに。~足が捕られます。
しばらく歩いて、橋を渡ると・・・
道は日向になり、雪が解けきった処も。
ようやく御鍋神社駐車場に到着。
その先、敷き詰められた白い絨毯の上を、王様の気分で?(笑)
ほぼ1時間を費やし、登山口に到着しました。
ひと息入れて、ちょいと飲み食い。
トレースがなく不安になりかけましたが、目を凝らすと・・・
煌々と輝る?ピンテ(ピンクテープ)。ありがたや。
ご示教に与って、「あすなろ坂」。
しかしまぁ、雪にハマるは、ズボズボ。
確かと応えてくれる雪面はなし。~あったかいですから。
段々と勾配が・・・
ゆるんで来ると・・・
ブナ平。
本日も、長靴、ツボ足。残雪が増え、負荷が増え・・・。
男岳は気さくに?私に呼びかけてくれますが・・・
こちらは、ズボズボに喘いで、四苦八苦。
それでも、何とか、男岳坂。ここからが・・・
正念場。
山頂直下で、ピンテを見失い、
旧いスノーシュー跡に惑わされ、あらぬ斜面へ。
ハマっては脱け、を何度か繰返し・・・
やっとこさで?・・・
ふ~、二岐山を頂きました。
男岳坂の途中でガスがかかりだしました。雨粒まで。
予報など、「わたしの知ったことか」と天の響。
ゆっくりと飲み食い、了えて辺りをうろうろ、時に問います・・・
見えるものにではなく・・・
見えないものに目を注げ・・・
どんな天気も、それが最善なのだと。
頂標に礼敬。下ります。
"see you, later".
嗚呼、万有引力~上りより下りの方がよけいにハマります。
束の間、視界がひらけ・・・
小白森山の慰撫・慰待に与りました。感謝。
ズボズボと・・・
嗚呼、ズボズボと。
ブナ平で、ひと息。
古老の昔語りに耳傾けます。
すると、一刹那、陽精の響。
「私は、祈りによって、
自分が何を望んでいるかを知り、
自分が望んでいるものを裁きます。
人間は、自身の祈りと、
そして、彼の[祈りが捧げられる]神々によって、
裁かれるのです」
とは、Pascalの言。
『望まぬ天気こそ、見えぬ景色こそ、"Grace be with you"』。
登山口へと降り起って、
あとは、林道を、すたこら?
水君の・・・
翔逸、翔躍・・・
その翔華に与って・・・
無事の下山、
素心の山路に
感謝、感謝。
fin