あるく

~山の恵みの備忘録~

二ッ箭山/嘉福 2023年12月25日

金色の海原に、"A Merry Christmas!"

 

 

今日(12/25)は、二ッ箭山へ。

山行にはだいたい土日を充てていますが、ちょっと、延ばしました。

(元日も月曜日なのでちょうどいいかな?・・・)

本日は、クリスマス("Christmas")~キリストの誕生を祝う日です。

世界中でそれぞれ、どんな思いでこの日を迎えているのでしょう。

 

 

今日はダブルアクセル(山中2回転半)。~ガソリン代相応に愉しまねば?

たまには逆に、月山から。いざ。

 

只管、山脊に喘ぎます。

 

落葉のこの時季は、岩峰がきわやか。

見る角度で微妙に表情が変わりますが、一番お澄まし?

 

少し標高を上げると、表情は一変。

 

ハァハァゼェゼェ?月山を頂きました。小祠に礼敬。

 

那須甲子の峰々からの響が届きます。

(左から茶臼岳~朝日岳~三本槍岳~旭岳~大白森山~小白森山~二岐山)

 

頂いたお山はみんな心友?~二岐山。

 

旭岳。

 

そして、三本槍岳。

(大白森山、小白森山はピンボケにつきボツ~ごめんなさい)

 

「早く来い」と、男岩/女岩が招きます・・・

 

それではと、稜線を、すたこら。

 

自分の影に、鼓舞されて?

 

分岐を左へターン、岩場へ。

 

女岩は直ぐ其処。

 

ふ~、鎖にしがみ付いて?岩場のテラスへ。先客なし。

 

ん~、上天気。

 

方位盤へ上って、しばし、眺覧、周覧。

 

陽精の頌に、唱を合せて金色の海原。

 

 

クリスマスと言えば、

Xmasプレゼント、Xmasパーティー、Xmasケーキ、Xmasセール・・・。

"Christ"を"X"と略したあたりが、エゴイズムへの恥じらい、照れ隠しなのかな。

クリスマスが記念している、キリスト・イエス

彼は、「宗教」によって、十字架に磔された方でした。

「十字架の言は滅び行く者には愚かであるが、

救いに与るわれらには神の力である」

と、パウロは記しています。

その問いは疎かにされがちです。

「宗教」の名において、どれほどの血が流されて来たことか。

 

「十字架は悔いへのくさびである

罪ふかくして悔いを完うし得ぬものへのめぐみである

何人でも仰ぎさえすれば救わるるという約束である

基督(キリスト)を見し者が信じたる福音である」

と、八木重吉は綴りました。

そして彼は・・・

「深い人生よりもっといい人生

それは個に徹した人生だ

浅くもなく深くもなく

浅ければ浅いままに

深ければ深いままに

力をつくして残無い人生だ」

と綴った人でもありました。

 

金色の海原には、同じ調べが流れています。

 

「天を仰げ」・・・

 

「天から生きよ」と。

 

天上には、まなざし。"Grace be with you"。

 

いい時間を過ごせました。感謝。

帰るとしましょう。ただし、下って上って、長~い復路で。(笑)

 

 

この岩のような人でありたいものです。

 

 

基部から・・・

 

恐る恐る?鎖場を降ります。

 

降り起てば、岩峰の呼ばわる響・・・

 

「天を仰げ、天から生きよ」と。

 

登山道には、常連のみなさんの和気あいあい。

 

降って、下って・・・〆張場へ。

 

〆張場からは、沢Cの上り返し。~水君に礼敬、通行の許しを請います。

 

水霊と語らえば・・・

 

その時間、その謙廉に合せられます。

 

源頭は間近。

 

門番さんに礼敬。

 

稜線へと上がるには・・・

 

容赦のない急登。

 

見晴らしの岩から~男岩、女岩がむつみます。

 

さらに上へ、地獄坂にあえぎ、ぐる~っと周って月山新道。

再び、〆張場へ降ります。

 

沢Cへと立ち戻り・・・水の時間に歩を合せます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水君の・・・

 

翔逸、翔華、翔踊に与って・・・

 

無事の下山、

嘉福の山路に

感謝、感謝、感謝。

 

fin