あるく

~山の恵みの備忘録~

大白森山/嘉静 2023年8月20日

旭岳と甲子山が睦みます。

 

 

今日は、大白森山へ。(1,642m)

先日、旭岳を頂きましたので、今回は甲子山を巻いて大白森山です。

これで二岐温泉~小白森山~大白森山~甲子山~旭岳~須立山~三本槍岳が、繋がりました。

何だか宿題を終えたような、ホッとした気分です。(笑)

三本槍岳から先の県境には流石山、大倉山、三倉山と、裏那須の山々が連なりますが、

登山口へのアプローチが重く?宿題感はイマイチ。ひとまず句読点。

 

 

西郷村なる甲子温泉、大黒屋さんの敷地を通らせて頂き・・・いざ。

 

午後から崩れそう、昼前にはもどらねば。陽精の激を背に・・・

 

つづら折りの道にのっしのっし。心肺はじょじょに。

 

分岐です。直進すると甲子山頂。今日は右へ折れ、甲子峠へ。

 

よく整備された道。遊歩道といった感じかな。

この登山道は2008年9月に甲子道路が開通するまで国道指定されており、

国道289号線」の路線標識が立てられていたと知れば、納得です。

~「八十里越」同様、かつては「不通国道」、「登山道国道」だったのです。

 

 

朝靄と陽光の二重唱~雲が生まれます。

 

迫る、大白森山。

 

 

 

見晴らしの良い小ピーク。

三本槍岳では雲さんが、もう堂々の陣立て。

 

甲子山、旭岳にも。ん~、ピッチ上げようかな?

 

 

 

あらためて、大白森山にご挨拶。



 

旭岳や甲子山の激を背に・・・

 

ちょいと降ると~其処は甲子林道、甲子峠

 

大白森山登山口を見つけ、いざ。

 

風情のいい、登山道。

 

ツメは、この涸れ沢。此処までは楽ちんでしたが・・・

 

すべて帳消しに。(笑)

 

頂稜へと上がれば、二岐温泉、小白森山からの道を合せます。

これで、道が繋がりました。(笑)

山頂は、右へ折れ、直ぐ其処。

 

ふ~、大白森山を頂きました。しばし、眺覧、周覧。

 

いやはや、雲さんたちの夏祭り?三本槍岳はたじたじ。

 

旭岳と甲子山は、辛うじて、面目。

 

雲さんが気張ります。

 

小白森山は相変わらずの円満、その後ろ、二岐山は雲さんになでられて。

 

アゲハ君や・・・

 

トンボ君の祝福に与って・・・

 

しばし、飲み食い。

 

輪舞、円舞、~雲さんのすることを眺めながら、呆けます。

 

みんな隠れる前に起ててよかった。

 

お山に、感謝。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猛暑が続きます。

地球は人類を吐きだそうとしているのでしょうか。

「人類は近代化によって『過去にはもう遠慮しませんよ』という文化をつくり上げた。

それが実は、『未来世代にも責任を負いませんよ』という反面を含んでいる」

と、かつて、ある哲学者は記しました。

その文化・文明に、地球は"No!"を突きつけています。

なぜ、道を間違えてもどらないのか、

なぜ、それた道を突っ走るのか、

なぜ、偽りに固執するのか、

なぜ、その悪を悔いないのか、・・・

地球はわたし達一人ひとりの、その胸倉をつかんでただしています。

 

自由な雲、自由な人間。

天と地とをおつくりになった方は自由とともに在し給う。

滅びに突き進む自由があり、たち帰って正す自由がある・・・

 

 

"Make up your minds

whether you want to die economically

or survive uneconomically"

(Schumacher)

「経済の原理に従って死にたいのか、

それともその原理にあえて抵抗して生き残りたいのか、

ここで腹を決めてもらいたい」

とは、もう、半世紀近くも前に発せられた警告でした。

 

陽精も告げています、「腹を決めよ」と。

 

いい時間を過ごせました。感謝。

帰るとしますか。

 

甲子峠で水分補給。甲子山へ、いざ。

 

 

 

ああ、それでも、それでも、天上には、まなざし。"Grace be with you".

 

分岐にっ戻って・・・

 

後は、すたこら・・・

 

木々の精と言葉を交わしながら。

 

 

 

 

 

 

 

水君の祝福に与って・・・

 

無事の下山、

嘉静の山路に、

感謝、感謝、感謝。

 

fin