あるく

~山の恵みの備忘録~

移ヶ岳&鎌倉岳/懐擁 2023年8月15日

今日(8/15)は、移ヶ岳と鎌倉岳へ。

やはり、お盆ともなると、あれやこれや。で、ちょいと日延べ。

台風由来の湿気で、いずれかの時間帯、雨天は必至の様相です。

可成遠出をすれば避けられそうですが~止めておきます。

 

 

朝食を済ませ、移ヶ岳は瑞峰平へ。~先客がおられる様です。

 

光輝溢れる道に客となって、てくてく。

 

噴き出る汗。

 

石切場分岐。左へターンして・・・

 

山頂へ。



山守りのアラン君に礼敬すれば・・・

 

山頂は、すぐそこ。

 

ふ~、移ヶ岳を頂きました。ハァ~、アヅイ。

 

しばし、眺覧、周覧。

 

モワァ~っと、うだります。

 

でも、天上には、まなざし。"Grace be with you".

 

 

お盆は、亡き魂をお迎えして供養するという、ありうべき、美しい習慣です。

それが、奇しくも第二次大戦の「敗戦」という記念の日に重なっています。

「なげけるか いかれるか はたもだせるか きけはてしなきわだつみのこえ」

とは、戦没した学徒兵が遺書に認めた衷懐、その切々。

亡くなった方々は生きています、私たちの中で生きようと欲しています、

私たちの生を通して、その願いがゆたかに結ばれるようにと・・・。

彼らが何を願い、欲していたか、それを問うことを透して、

ひとは、生命をおつくりになった方へとつながる、そう信じています。

 

だから、天上には、まなざし。応答せよと。

 

陽精が頌って、肯います。

 

さて、今日は、もうひと山、鎌倉岳へと続けたいのですが、

何とも、湿気が朦朦。予報では、雨に捕まりそう・・・

 

それでも、「行け」とアゲハ君。

 

トンボ君の激にも与りました。

 

 

 

 

 

 

 

(片曽根山に擁られて、田村市船引の市街)

 

花々のエ~ルがうれしい・・・

 

アラン君に拝辞。

 

後は、すたこら。

 

木々の精と語らいながら。・・・

 

 

移ヶ岳、無事下山。

瑞峰平から、鎌倉岳の登山口、萩平へ移動。

 

林道側に車を置かせて頂き、いざ。

 

ホトトギスの鄭重なる迎候に与ります。

 

そして、たくさんのキツネノカミソリも。

 

親しく語らいながらの、歩一歩。

 

 

 

 

 

ひと登りして分岐につく頃には、雲陰。雨につかまりました。

 

仕方ありません? 傘をさして~♪"singin' in the rain"♪.

 

~とは粋がりましたが、危ない、アブナイ。

 

でも、どうにか、鎌倉岳を頂きました。

 

祠に礼敬。

 

辺りは小雨。本降りの域は通り過ぎた様です。

 

ひと息入れて、眺覧、周覧。

 

雲がおりなす幽玄の世界もいいものです。

 

あと30分かそこらで視界がひらけそうでもありますが・・・

帰るとしましょう。

 

雨で滑りやすくなってます。慎重に。

 

いい時間に、感謝。

 

後は、すたこら?

 

木々の精と語らいながら。

 

 

 

キツネノカミソリの目送に与って・・・

 

無事の下山、

懐擁の山路に

感謝、感謝。

 

fin