あるく

~山の恵みの備忘録~

A-1『飯豊連峰を歩く』

飯豊/恩威 2023年6月18日

「今、君が起っている、其処が山頂だよ」と、お山の響。 今日(6/18)は、日帰りで、飯豊へ、切合まで。 若いときなら、3歩で歩けたところに、4歩、5歩。 面目ないような、引け目のような、ばつが悪く?~ちょっと、かなしい。 でも、そうした器官、感覚が衰え…

地蔵山/恩信(前篇) 2023年5月3日

地蔵山を頂けば、飯豊本山の親昵。 今日(5/3は、飯豊。地蔵山まで。 飯豊の風にあたりたくなりました(ちょっとキザかな?笑)。 山都総合支所のHPに御沢まで「平常通行可能」との更新あり(4/28付)。 それではと・・・ 牛ヶ岩か五段山辺りを考えていたのですが…

三国岳/慈祥(後篇) 2022年11月12日

『三国岳/慈祥(前篇)』からの、続きです。 写真を撮って頂いた方と、しばし歓談、四方山話。 今日は本山小屋で泊りだそうな、う、う、うらやましい。 あらためて、大日岳と、かろうじての飯豊本山を背にパチリ。 辞して、その先、お気に入りの撮影ポイントへ…

三国岳/慈祥(前篇) 2022年11月12日

深いいつくしみをたたえる、大日岳。 今日(11/12)は、飯豊、三国岳へ。西会津町なる弥平四郎から。 飯豊はもう年の瀬、ふと、大日岳に拝顔がかなえばと思い起ち・・・。 身繕いを了え、いざ。~とばかりに、カメラのスイッチをプッシュ。 「え~??」何とレン…

飯豊山/嘉恵(後篇) 2022年6月13日

『飯豊山/嘉恵(中篇)』からの、続きです。 切合小屋の前で、ひと息。おにぎりタイム。 雲がだいぶにぎやかに、でも雨が降る様子はなさそう。 往路でかなり時間がかかったので、そんなに息んでいられません。(笑) さて、大日杉への道を見遣りつつ、種蒔山へ。…

飯豊山/嘉恵(中篇) 2022年6月13日

『飯豊山/嘉恵(前篇)』からの、続きです。 御前坂を、えっちらおっちら。登りきれば、そこは一ノ王子。 "Welcome, my friend"~大日岳の懇ろなる慰待、慰励に与ります。 砂礫にステップを舞えば?飯豊本山小屋が目の前。 ヘリでの荷揚げに備え(明日?)、金子…

飯豊山/嘉恵(前篇) 2022年6月13日

今日(6/13)は、飯豊山へ。日帰りで。 山行を重ねるうちに、飯豊への想いがふくらんできました。 登る度に、鈍った体、足回り、加齢等々が思案されましたが・・・ でも、ゆっくり時間さえかければ、後は、気持、ハートの問題だと。 いろんな思いを、願いを、祈り…

飯豊山/恵養(下) 2021年6月10日

『飯豊山/恵養(中)』からの続きです。 御秘所の岩場をこえれば、次は草履塚への登り返し。 下山なのにどうして?(笑) 汗だくの私をイチゲのみんなが励まします。 御秘所と本山。 お山と語らい・・・ ついつい歩みがのろくなる。 草履塚着。 雪上漫歩。 ん…

飯豊山/恵養(中) 2021年6月10日

『飯豊山/恵養(上)』からの続きです。 草履塚で心魂をあらため?次は御秘所。 鞍部へ降ると、お約束のハクサンイチゲ。溌剌と咲いてはいるのですが、 昨年と比べると、個体数が、ちょっと少なめ? 北飯豊からの便りでも少なめとか、どうも当たり年ではない様…

飯豊山/恵養(上) 2021年6月10日

今日(6/10)は、飯豊へ。日帰りで。 5月には残雪の牛ヶ岩山に遊ばせてもらいましたが、今回は飯豊本山がお目当て。 この頃の、なまけ切った心体。はたして山頂を踏ませてもらえるかどうか。 思いを尽くし、心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし・・・ きわま…

牛ヶ岩山/和暢(後篇) 2021年5月4日

平らかで、浩然、安閑とした牛ヶ岩山を頂きました。 この平らかに合せられ、気分はのほほん。足にまかせて、辺りをのたりのたり。 飯豊の衷情が沁みてきます。 峰々に祝われ、しばし、飲み食い。 ああ、この貧しき土塊の心をこんなにも豊かに、穏やかにして…

牛ヶ岩山/和暢(前篇) 2021年5月4日

若雪に祝われて、飯豊本山。 今日は、飯豊、牛ヶ岩山へ。 コロナ禍は未だ衰えず、あちらこちらで手枷足枷、ステイホーム。 県境を跨ぐことに、何やら変な後ろめたさもあって?川入は御沢野営場から。 久しぶりに、飯豊のご機嫌伺い。 この時季、これまで足を…

種蒔山/恵慈(後篇) 2020年10月31日

ぼつぼつと雲がわいてきました。 『種蒔山/恵慈(前篇)』からの続きです。 三国岳が差し当たっての目標でした。先ずはまったり、ラーメンタイム。 雪はそれ程でなく、陽が上がるにつれどんどんとけており問題なさそうです。 時間、体力共に余裕有り。もうちょ…

種蒔山/恵慈(前篇) 2020年10月31日

まじまじと、大日岳。 今日(10/31)は飯豊、種蒔山まで。4年ぶりに西会津町、弥平四郎から。 もう雪の便り。行けるところまでと、あまり心体に負荷をかけずに臨みました。 たどり着いた登山口には微雨がお出迎え、きっと稜線は雪だろうなぁ。 でも、高気圧。 …

門内岳/恵撫(後篇) 2020年10月20日

仲良く頌う北股岳と梅花皮岳。 『門内岳/恵撫(前篇)』からの続きです。 門内岳避難小屋でラーメンを食し了え、門内岳の山頂へ。 北股岳を行程から外したので、のんびり、まったりと眺覧、周覧。 門内岳を頂きました。 いつも此処は通過点。『山頂』となると…

門内岳/恵撫(前篇) 2020年10月20日

石転ビ沢~白龍のペルソナ。 今日(10/20)は飯豊、門内岳へ。 日帰りとは言え何とか遠出が出来そうな按配です。 6月に川入から飯豊に入っていますので、今回はひさしぶりに小国町、天狗平から。 飯豊の香、その慈愛と峻厳。鈍り切った心体は悲鳴?でしたが、 …

飯豊山/恩光(下) 2020年6月9日

『飯豊山/恩光(中)』からの、続きです。 天上の桃源で、たんまりと、至福の時間に浴しました。 山の有り様、花々に、おどろく心はたくましくなりましたが、それと、 反比例するかのように、体は、能力も、感覚も、衰えつつあります。 往きでたんまり時間を費…

飯豊山/恩光(中) 2020年6月9日

『飯豊山/恩光(上)』からの、続きです。 草履塚で、「草」ではなく、「心」の草履を履き替え、北峰へ。 雪の厖大、雪形の妙、その彫琢に、まみえます。 ずんずんと圧せられた雪は、連繹、連延、意思と生りました。・・・ 御鏡に、豊実に、その本懐が封じられ…

飯豊山/恩光(上) 2020年6月9日

御秘所にはイチゲが咲き溢れ、大日岳を祝います。 今日(6/9)は、日帰りで、飯豊山へ。 先日の安達太良行で、遥か飯豊から、鄭重なるお招きを頂戴? なんやかんやで用向きが生じ、行きそびれておりましたが、 やっと、何やら行けそうな雰囲気?按配に。 でも…

大日岳/嘉祉㈢ 2019年8月6-7日

『大日岳/嘉祉㈡』からの、続きです。 夢のような朝の逍遥でした。でも、如何せん、帰らねばなりません。 この暴慢としか言い様のない暑さに敗けぬよう、まずは、腹ごしらえ。 たっぷり飲んで食べてこその充溢、しっかり歩けるというもの。 草刈さんは既に荷…

大日岳/嘉祉㈡ 2019年8月6-7日

『大日岳/嘉祉㈠』からの、続きです。 飯豊山頂で、おにぎりを頬張り、眺覧、周覧のひと時。 雲さんと語らえば親昵、トンボ君は無邪気に翔踊。 汗こそ大量に(!)かきましたが、 塩分タブレットを友に、休み休みダラダラと?歩いたおかげで、 体調は無問題。予…

大日岳/嘉祉㈠ 2019年8月6-7日

大日岳、盛夏。 今回(8/6-7)は泊りで、飯豊、大日岳へ。 今年の初飯豊。北の飯豊で奉仕作業を?と考えなくもなかったのですが、 大日岳を頂きたい、との懐いが切々、如何ともしがたく、 この頃の猛暑、怠け切った体で堪えられるのかと逡巡しましたが、敢行。…

飯豊山/秋光(三) 2018年10月25日

『飯豊山/秋光(二)』からの、続きです。 三国岳避難小屋に戻りました。 一息入れ、眺覧、周覧のひと時。 "See you, later", 大日岳に対座し、いとまを告げれば、"Grace be with you"。 お山の衷情に擁かれ、大きなエ~ルを押し戴きます。 辿って来た稜線に礼…

飯豊山/秋光(二) 2018年10月25日

『飯豊山/秋光(一)』からの、続きです。 貧しき土塊が、思いを尽くし、力を尽くして、飯豊山を、頂きました。 一歩一歩は偉大です。 ゆっくり歩いて、泊り装備並みの時間を費やしてしまいましたが、 おかげで、さしたる疲れもなく、穏やかな山頂に恵まれまし…

飯豊山/秋光(一) 2018年10月25日

陽精に祝われ、渾身の頌歌。 今日(10/25)は、飯豊へ、日帰りで。 年内に、あと一回、飯豊に行ければなぁ、と念じておりました。 ああ、こんな日に山に遊べたらと思う日が、そこばくとありましたが、 如何せん、所用あって、かなわず。 無理を強いての登山は…

大日岳/還魂(三) 2018年9月19-20日

『大日岳/還魂(二)』からの、続きです。 翌、20日。3時少し過ぎに起床。 お湯をそ~っと沸かし、先ずは、コーヒー。そして、朝餉の準備。 疲れもだいぶとれ、体調は無問題。予定通り、大日岳を目指すことに。 お腹は満タン。ヘッデンを点け、いざ。 文平の池…

大日岳/還魂(二) 2018年9月19-20日

『大日岳/還魂(一)』からの、続きです。 大勢の雲に祝福されながら?北股岳でひと息。しばし、黙想、甘納豆を少々。 折れかけた心も直ったようです。 遥か前方に、御西岳、御西小屋をしっかとロックオン。 雲のみんなに鼓舞されて、いざ。 十文字鞍部へと降…

大日岳/還魂(一) 2018年9月19-20日

今回(9/19-20)は、飯豊、大日岳へ。 大日岳をめざし、梶川尾根と大嵓尾根を結んだ周環の運歩。 この行程を一泊で廻るのは結構きつく、齢を重ねてくれば、なおさら。 9月は私の誕生月。 「試す」とか、「挑む」とかいった心組はこれっぽっちもありません。 た…

杁差岳/鎮心(後篇) 2018年8月18日

『杁差岳/鎮心(前篇)』からの、続きです。 七年ぶりに、杁差岳の頂きに起つことが許されました。 貧しき土塊が、 一歩、一歩に、心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くしました。 長靴を見つめて、しばし、感懐。 眺覧、周覧の、ひと時に耽ります。 雲さんたち…

杁差岳/鎮心(前篇) 2018年8月18日

今日(8/18)は、丸森尾根から、杁差岳へ、日帰りで。 6月に、石転ビから丸森へと周回した際、地神山からこの山をまじまじすると、 「随分とお見限りじゃないか」と、お叱りを頂戴してしまいました。 これは、無沙汰を詫びに出向かねば…。(笑) 4年前、権内…