あるく

~山の恵みの備忘録~

杁差岳/鎮心(後篇) 2018年8月18日

 
 『杁差岳/鎮心(前篇)』からの、続きです。
 
 
 七年ぶりに、杁差岳の頂きに起つことが許されました。
 貧しき土塊が、
 一歩、一歩に、心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くしました。
 長靴を見つめて、しばし、感懐。

 
 眺覧、周覧の、ひと時に耽ります。
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 雲さんたちが、彼方の、目が泳ぐような稜線を隠せば、朴実、朴厚の北飯豊。
 その面目が現前します。
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 お山は、これを私に見せたかったんだ。
 
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 目を転じれば、暢びやかに長者平。
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 前杁差を頭に、権内尾根を落とします。
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 悦に入る?私。
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 さてさて、足はムレムレ。少しでも湿気をぬかないと・・・
 (ちなみに、インソールは「3足セット」で¥300です)
 
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 パンを食べ、居合わせた方とお喋りしながら息んでいたら、
 何とひょっこり、井上邦彦さんが。ビックリしました~!
 (小国山岳会の会長にして、HP『飯豊朝日連峰の登山者情報』管理者)
 しばし、歓談、四方山話。
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 いい時間を過ごせました。感謝。

 あまり、長居はしておれません。
 山頂に、拝辞。
 
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 ウメバチソウの目送に与ります。
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 井上さんが水場の確認から戻って来られました。水は、OK。
 彼は、昭文社山と高原地図」の『飯豊山』を執筆しておられるので、
 2019年版の原稿締切が近いのかな?と拝察。
 あれやこれやと、少し立ち話をして、おいとま。
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 泊まれたらなぁ…後ろ髪を引かれつつ。
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 北飯豊の朴実、朴厚が沁みてきます。
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 鉾立峰の寵待に?与るとしますか。
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 いい面構えです。
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 アゴク峰が恭しく仕えています。
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 鉾立峰から、アゴク峰。そして二王子岳。
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 山輝、山曲と語らえば…
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 その信実に合わせられます。
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 振り返れば、鉾立、杁差のエ~ル。
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 空には、讃歌。
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 大石山の分岐に戻りました。此処から、
 往きで延々と標高を捨てて来た分、延々と標高を稼がねばなりません。
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 でも、この顔を見たら、なんの何の、どうってことありません。
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 杁差が、背中を押してくれます。
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 頼母木山、そして一段下がって頼母木小屋。
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 うれしい、二つ峰のエ~ル。
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 心肺をあげ、大石山が遠ざかると、…
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 頼母木小屋に到着。
 
 杁差が見守ってくれました。 
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 頼母木小屋前で、のんびり、おにぎりタイム。
 
 『門内小屋/頼母木小屋』特製の登山記念タオル(\500)を、購入。
 タオルに印されたコピーは、
 「そうだ!飯豊にいこう」、そして
 「ひたいに汗して登ってらっしゃい~花が織りなす北飯豊」。
 このタオルをプロデュースした管理人のiwakiさん。
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 小屋へと引かれている水をたっぷり頂戴し、
 その英気を胸に、勇躍、帰路へ。
 
 
 "See you, later".
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 地神山の、大きなエ~ル。
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 雲さんたちが大勢、饗宴でも始まるのでしょうか。
 
 千代吉沢は見納めになるかも?
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 お山の祈りは、"Grace be with you".
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 地神北峰着。
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 雲さんたちが輪舞、円舞で労ってくれました。
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 "いつわりのない
 こころをもとめ
 あいてのないこころをいだき
 きょうはすぎた
 あしたもゆこう"
 
 
 
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 大空に透きとおる祈りは、"Grace be with you".
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 お山から…
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 そして、トンボ君から、たくさんのエ~ルを頂戴し、…
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 飯豊の風にのって、…
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 あとは、すたこら。
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 飯豊山荘の前に、ポンとなげだされれば、山路は了わりです。
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 無事の下山、
 鎮心の山路に
 感謝、感謝、感謝。
 
 Fin