宝珠山の岩頂に息んでいると、おやおや?
カモシカくんが、遊びに来てくれました。ありがとう。
今回(9/24-25)は、飯豊、大日岳へ。
丸森尾根から入り、北股岳を経て、御西小屋に泊り、
翌日、朝一で大日岳を頂き、ダイグラ尾根へ。
調子がいまいち、挫けそうになりましたが、
イヌワシのエ~ル、イイデリンドウに鼓舞され、
カモシカに励まされての一歩一歩。
お山に嘉せられ、護られて、
運歩をまっとうすることが許されました。
感謝。
*参考タイム
9/24-天狗平発05:00~07:00夫婦清水~08:42丸森峰~09:48地神北峰~10:12地神山~11:06門内小屋~12:21北股岳~13:12梅花皮小屋~13:31梅花皮岳~13:52烏帽子岳~14:44御手洗ノ池~15:23天狗ノ庭~16:09御西小屋(泊)
丸森尾根に客となります。
まだ薄暗い天狗平、ヘッデンを点けて。
心肺が調和しはじめると、尾根に朝陽。
私の影が、ともに。
梶川峰のエ~ルに応えます。
清々しくはあるけれど、
寝不足の所為?足が重く、汗も多めです。
振り返って、ひと息。
朝日連峰からのエ~ルがうれしい。いざ、歩まん。
はぁ~、まだまだ。
丸森峰に到着。
途中の段差越えで体力消耗?くたびれました。
地神北峰がやけに高く感じます。
すると、空高く、イヌワシが、
"歩け!"と。
北峰へ、えっちらおっちら。
青い空が激します。
キラキラと生彩、梶川尾根。
扇の地紙も秋の装いへ。
怪しげな足取りに、遠く飯豊山から叱咤の響。
朝日連峰が私の背を押し上げます。
地神北峰まで、あと一歩。エブリの激励。
ふ~、地神北峰に到着です。
ザックを降ろして、一休み。(梶川尾根、そして飯豊山)
草紅葉の、扇ノ地紙。
上には、地神山…。
そして北には、浩浩と頼母木~大石~鉾立~杁差岳。
杁差岳が招きます。
今日は調子がいまいち、へばりました。
このまま頼母木へ、杁差岳へ、その衝動、何とも強い磁力、
でもなぁ…。
思いあぐねて、あたりをぶらぶら、視線を落とせば、
何と、イイデリンドウが一輪、咲いているではありませんか。
不思議な場処ですねぇ、この辺りは。
わたしの経験に即する限り、この花は、
この辺りでさきがけて咲き、そしてしんがりをつとめます。
イイデリンドウの、この、ひとすじの気持に触れて、
折れそうになった心が直りました。
すべてを委ね、心のままに。
いざ、地神山。
二王子岳にご挨拶。
扇ノ地神が讃います。
二王子岳の頌歌。
稜線に凛、頼母木小屋。
地神北峰。
地神山に上がれば、二ツ峰からのエ~ル。
艶っぽくなり始めた稜線を、闊歩です。
二ツ峰もにやけているかな?
ほがらかに運歩。
いい景色を胸いっぱいにすって。
振り返って、地神山。
しとやかに。
"Welcome, my friend",
胎内山を越えると、北股の衆。親昵が通います。
愉しい漫歩。
門内岳はもう直ぐです。
振り返って、扇の地神、胎内山。
門内小屋へ。
門内小屋で一休み。
管理人さんと歓談、四方山話。温厚な方です。
お話しでは、新潟県に、雷注意報が出たとのこと。
直ぐにどうのこうのではなさそうですが、
梅花皮小屋で進退を決めるとしましょう。
北股の衆と語らいながら…。
二王子岳、二ツ峰からエ~ルがうれしい。
振り返って、門内岳。
一歩一歩が、北股岳を近づけます。
息遣いをシフト。
北股の山頂が直ぐそこに。
『大日岳/嘉恵(二)』に続く。