『その2』からの続きです。
振り返れば、
梅花皮、北股、両岳からの深甚なるエ~ル。

その深く、優しい眼差しに・・・

立ち尽くす、ひと時。

深き渓々。

門内小屋前でしばしの息い。

其処彼処にイチゲの輪舞。
足がなかなか前に進みません。

す~っとガスが上がり、
目ざす地神山が姿を現わしてくれました。

こんにちは。
失礼ですが、ちょっと上を跨がせて頂きますね。
なかなかの体躯、この辺の主様かな。

一瞬、雲間に梶川峰への稜線が。

地神山へと、ちょっと一息、来し方を振り返ります。

地神山山頂、ガスの中。

北峰へと降れば此処にもイチゲの衆。
もうじき稜線と分れますから、最後の群落かな。
足がしばし名残を惜しみます。
たくさんのエ~ルをありがとう~。
see you later.

そして、ふと目を遣ると、
路傍に淡いブル~の小さな花が一輪。
何とイイデリンドウが咲いているではありませんか!
ほとんど目は丸です。
この花は dramatic 。
昨年9月2日の保全資材荷上げのときは、
諦めていたのに、遅咲きで私を慰めてくれ、
今年は何と早咲きで私をもてなしてくれました。
場処も同じこの辺り。
何ともいじらしい、飯豊の心。

ありがとう、咲いていてくれて。