あるく

~山の恵みの備忘録~

僥倖/石転ビ沢(その3) 2013年6月16日

 
 
 『その2』からの続きです。
 
 
 
 
 
 振り返れば、
 梅花皮、北股、両岳からの深甚なるエ~ル。
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 その深く、優しい眼差しに・・・
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 立ち尽くす、ひと時。
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 深き渓々。
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 門内小屋前でしばしの息い。
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 其処彼処にイチゲの輪舞。
 足がなかなか前に進みません。 
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 す~っとガスが上がり、
 目ざす地神山が姿を現わしてくれました。 
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 こんにちは。
 失礼ですが、ちょっと上跨がせて頂きますね。
 なかなかの体躯、この辺の主様かな
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 一瞬、雲間に梶川峰への稜線が。 
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 地神山へと、ちょっと一息、来し方を振り返ります。
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 地神山山頂、ガスの中。
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 北峰へと降れば此処にもイチゲの衆。
 もうじき稜線と分れますから、最後の群落かな。
 足がしばし名残を惜しみます。
 たくさんのエ~ルをありがとう~。
 see you later.
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 そして、ふと目を遣ると、
 路傍に淡いブル~の小さな花が一輪。
 何とイイデリンドウが咲いているではありませんか!
 ほとんど目は丸です。
 この花は dramatic 。
 昨年9月2日の保全資材荷上げのときは、
 諦めていたのに、遅咲きで私を慰めてくれ、
 今年は何と早咲きで私をもてなしてくれました。
 場処も同じこの辺り。
 何ともいじらしい、飯豊の心。
          
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 ありがとう、咲いていてくれて。 
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 さて、イイデリンドウにいとまを告げ、北峰へ。 
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 振り返って、地神山。
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 地神北峰、ここから丸森峰へ。
 さらば、稜線。 
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 少し高度を下げると、
 扇の地紙~梶川尾根、文覚沢の雪形が。
 いつも目を愉しませてくれます。
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 結構、勾配のある降り。
 先行している下りの方はアイゼンを装着しておられますが、
 総じてキックでOKと判断、ノ~アイゼンで下ります。
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 丸森峰が見えて来ました。
 この地神北~丸森区間、ガスられると、上りは兎も角、
 下りはル~トどりにツラいところ
 過去、丸森峰を外して迷ってしまい、遭難した方も。 
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 扇の地紙。
 あの直下の愉しい雪形はちょっと遅く、デフォルメに。
 でも、充分、芸術です。 
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 丸森峰から、地神山、地神北峰を仰ぎます。
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 頼母木は姿を見せてくれましたが、
 杁差岳は残念ながら・・・。 
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 疲れた足に丸森尾根は、スパルタン。 
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 でも、それはお山の愛。 
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 山雪に心洗われ・・・ 
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 山貌に交通して心澄ませば、 
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 足は我慢を、悦びます。
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 花々のねぎらいと・・・ 
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 エ~ルに鼓舞されて・・・ 
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 急峻の尾根を転げ落ちると・・・ 
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 其処は天狗平、終点です。
 お山に向かい最敬礼。
 (ハァ、・・・ヅ・ガ・レ・マ・シ・タ~) 
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 無事の下山、
 身に溢るる僥倖に
 感謝、感謝、感謝。 
 
 
 Fin