あるく

~山の恵みの備忘録~

門内岳/恵撫(前篇) 2020年10月20日

石転ビ沢~白龍のペルソナ。 

f:id:bot-naz1:20201021104437j:plain

 

 

今日(10/20)は飯豊、門内岳へ。

日帰りとは言え何とか遠出が出来そうな按配です。

6月に川入から飯豊に入っていますので、今回はひさしぶりに小国町、天狗平から。

飯豊の香、その慈愛と峻厳。鈍り切った心体は悲鳴?でしたが、

生命の恵みに存分に浴しました。

 (↑梶川尾根~↓丸森尾根/天平発04:31~06:01湯沢峰~08:11梶川峰~09:07着「門内岳」発10:12~11:05地神山~12:01丸森峰~13:07夫婦清水~14:20天狗平着)

 

(00:20自宅発~04:11天狗平着。身繕いをし、04:31尾根取付き)

楢の木曲り。白んで来た空。

f:id:bot-naz1:20201021104508j:plain

 

 

 

もう、ヘッデンは不要。秋色が目にやさしい。

f:id:bot-naz1:20201021104528j:plain

 

 

 

湯沢峰着。ご来光。 

f:id:bot-naz1:20201021104544j:plain

 

 

 

 大嵓尾根。飯豊本山はまだ布団をかぶってます。

f:id:bot-naz1:20201021104600j:plain

 

 

 

 梅花皮岳、北股岳も。

f:id:bot-naz1:20201021104638j:plain

 

 

 

そそり立つ梶川峰。ん~、ため息。 

f:id:bot-naz1:20201021104655j:plain

 

 

 

 朝陽の祝福に応える山肌。

f:id:bot-naz1:20201021104709j:plain

 

 

 

滝見場着。 

f:id:bot-naz1:20201021104727j:plain

 

 

 

石転ビ沢、見参。二年ぶりです。 

f:id:bot-naz1:20201021104752j:plain

 

 

 

所々に雪塊。

目に鮮やかな紅葉が、目に見えぬ白龍のペルソナを称えています。 

f:id:bot-naz1:20201021104807j:plain

 

 

 

五郎清水を過ぎ、ひと息。もう磐梯山一つ分は働いたかな? 

f:id:bot-naz1:20201021104822j:plain

 

 

 

雲気、雲興。予報は当てにせず。 

f:id:bot-naz1:20201021104838j:plain

 

 

 

梶川峰着。急勾配から解かれます。 

f:id:bot-naz1:20201021104852j:plain

 

 

 

頑張る長靴くん。 

f:id:bot-naz1:20201021104906j:plain

 

 

 

元気印の越後の岳人さんが、私を抜き去って行きました。

私は保全の成果を確認しながら、のたりのたり。

f:id:bot-naz1:20201021104920j:plain

 

 

 

この辺りは何度も保全の手が入っています。

もし、何もしていなかったら、とてもこの景観は保てていない・・・。 

f:id:bot-naz1:20201021104938j:plain

 

 

 

残念ながら、主稜線は雲陰、雲裏。 

f:id:bot-naz1:20201021104957j:plain

 

 

 

 扇ノ地紙が、間近。

f:id:bot-naz1:20201021105014j:plain

 

 

 

かろうじて北の稜線に恵まれました。

f:id:bot-naz1:20201021105029j:plain

 

 

 

 

f:id:bot-naz1:20201021105043j:plain

 

 

 

扇ノ地紙着。 

f:id:bot-naz1:20201021105058j:plain

 

 

 

地神山、北の地神の目迎に与ります。 

f:id:bot-naz1:20201021105112j:plain

 

 

 

 標識へと上がれば・・・そこは、主稜線の上。

f:id:bot-naz1:20201021105129j:plain

 

 

 

二つ峰に御挨拶。ご無沙汰です。 

f:id:bot-naz1:20201021105149j:plain

 

 

 

 

f:id:bot-naz1:20201021105241j:plain

 

 

 

北方への稜線。 地神山、そして北の地神。

f:id:bot-naz1:20201021105301j:plain

 

 

 

 

 二つ峰。独特の個性が耀ります。

f:id:bot-naz1:20201021105319j:plain

 

 

 

ツンと尖って凛々しい、二の峰。 

f:id:bot-naz1:20201021105335j:plain

 

 

 

愉しい稜線漫歩の始まり。 

f:id:bot-naz1:20201021105351j:plain

 

 

 

 

f:id:bot-naz1:20201021105411j:plain

 

 

 

門内岳、そして直下の門内小屋が見えてきました。 

f:id:bot-naz1:20201021105458j:plain

 

 

 

 

f:id:bot-naz1:20201021105516j:plain

 

 

 

この坂を上り切れば・・・ 

f:id:bot-naz1:20201021105533j:plain

 

 

門内小屋です。

 

あろうことか、最後の大きな段差で太腿にかなりの痛みが走り、攣ってしまった。

「どうしてここで?」と「やっぱりな」の思いが交錯、思い当たる節があまた。

ん~、さて如何したものか。

時間的に北股岳は射程範囲、余裕だけれど、なにしろ降りはあの丸森尾根。

足の状態が半端では撥ねつけられてしまうこと必定。大事を取れ(!)。

「弱さ」は「弱さ」。素直に受け止め、今後の精進に期せばよいではないか。

・・・・・

門内岳を本日の「山頂」とします。

 

 

f:id:bot-naz1:20201021105548j:plain

 

 

 水を、調達。湯を沸かし、小屋でラーメンタイム。

 そうこうしていると、ガスが段々と・・・

 

f:id:bot-naz1:20201021105605j:plain

 

 

 

 

f:id:bot-naz1:20201021105619j:plain

 

 

折れた心に、お山の慰撫、慰待。 

 

f:id:bot-naz1:20201021105638j:plain

 

 

 「おまえはわたしの恵みで十分だ。

弱さにおいてこそ、力は余すところなく発揮されるのだ」

との響あり。

弱さがあっても、災難に遭っても、それでいい。

弱っているときこそおまえは強いのだと。

 

f:id:bot-naz1:20201021105655j:plain

 

 

『門内岳/恵撫(後篇)』に続きます。