あるく

~山の恵みの備忘録~

飯豊周行(一) 2017年10月8-9日

 飯豊山、仰眺。(烏帽子岳から)
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 今回(10/8-9)は、飯豊へ。
 梶川尾根から飯豊連峰の脊梁に遊んで御西小屋に宿り、
 翌朝、大日岳を頂いて、飯豊山を廻り、ダイグラ尾根を降る、―
 という、天狗平を起点とした、飯豊を周歴するコース。
 覚束ない、たどたどとした歩歩でしたが、
 鼓舞され、励まされ、護られて、無事完歩が許されました。
 唯々、感謝。


(参考タイム;
10/8-天狗平発05:13~07:42湯沢峰~10:03梶川峰~11:00扇ノ地紙~11:29門内小屋~12:48北股岳~13:10梅花皮小屋13:42~14:27烏帽子岳~15:25御手洗ノ池~16:50御西小屋着・泊
10/9-御西小屋03:40~05:30大日岳~06:43御西小屋08:00~09:14飯豊山頂~11:16宝珠山の肩~12:56千本峰~13:55休場ノ峰~15:34桧山沢吊橋~16:23天狗平着)


 車を駆って4時間、辿り着いた天狗平は、夜明け前。
 ヘッデンを友に、梶川尾根の客となります。

 明るくなるにつれ、和む心肺。ただ、大汗。
 体調がイマイチ、アンダーの選択も誤りました。
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 湯沢峰には、陽精の頌。休場ノ峰が唱和します。
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 険峻の尾根を落とす、飯豊山
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 主稜線が招きます。
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 滝見場着。
 圧し掛かる梶川峰。
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 雲が生まれ、北股の衆を洗います。
 石転ビ沢には、白龍の痕跡、それは再生への意気地。
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 その一徹が、沁みてきます。
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 五郎清水で、小国山岳会の草刈さんとバッタリ。
 ブナハリタケを採って来たそうな。

 トットバノ頭を過ぎると、
 雲が、そして飯豊の重鎮たちが歓呼して迎えてくれました。
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 梶川峰着。ちょいと疲れ過ぎかな?
 おにぎり1個。
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 飯豊山~梅花皮岳。 
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 烏帽子岳~北股岳。
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 秋色の径にてくてく。
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 雲衣の飯豊山から、――
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 そして雲気の北股から、大きなエ~ル。
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 雲辺の杁差からも。
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 堅固なダムが土砂を堰き止めています。
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 梶川尾根は保全のライブラリー。
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 お山と語らい、運歩がはずみます
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 ここは雲表の別世界。
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 おしてはかえす、雲の浪。
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 山曲重畳の彼方から、飯豊の響。…
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 つつましく冬を待つ姿。
 この色調を、色相を、色合いを、誰がえがき切れるだろう。
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 なんといつくしみ深い色であることよ。
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 もう直ぐ、扇ノ地紙。
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 こころが、ひざまずきます。 
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 扇ノ地紙。

 雲興、溌剌、地神山からのエ~ル。
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 主稜線にのれば、
 峰々と語らいながらのそぞろ歩き。
 こころがころころ、うれしくなりだしました。
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 雲さんたちの頌に歩を合わせます。
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 北股の衆を襲う、雲竜。
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 門内小屋が見えてきました。
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 雲光に励まされ、歩を運びます。
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 一息入れましょう。
 小屋の管理には高桑信一さんが入っておられました。(6日から?)
 氏は沢屋にしてカメラマン、山村文化に造詣が深い方で、著書多数。
 しばし、歓談、四方山話。おにぎり1個。
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 さて、発とうとすると、
 地神山方面の雲がとれだしました。
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 ただよう、秋思。いいなぁ。
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 たっぷり休みました。
 いざ、北股岳。


 ギルダ原に、のたりのたり。北股の衆と語らいながら。
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 山体がどんどん大きくなると、
 はるか飯豊が顔を覗かせ、エ~ル。
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 この色合いの深さは、飯豊のふかさ。
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 すると、ず~っと、雲陰にあった二ツ峰が御出座し。
 篤いエ~ルに、ほっこり。
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 門内岳からも。
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 すると、元気な若者たちとスライド。
 しんがりは、何と、保全でご一緒したことのあるヤスさん。
 新潟山岳会のみなさんでした。
 また、どこかで、お会いしましょう、お元気で。


 ん~、心地よい、飯豊の風
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 石転ビ沢を見下ろせるようになると、…
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 北股岳の頂です。
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 『飯豊周行(二)』に続く。