今回(9/19-20)は、飯豊、大日岳へ。
大日岳をめざし、梶川尾根と大嵓尾根を結んだ周環の運歩。
この行程を一泊で廻るのは結構きつく、齢を重ねてくれば、なおさら。
9月は私の誕生月。
「試す」とか、「挑む」とかいった心組はこれっぽっちもありません。
ただ、「聴く」、そんな一心で。…
(参考タイム~画像データから→
9/19; 天狗平駐車場発05:07~06:47湯沢峰~07:35滝見場~09:32梶川峰~10:25扇ノ地紙~10:46門内小屋~12:04北股岳~12:20梅花皮小屋12:42~13:11梅花皮岳~13:32烏帽子岳~14:33御手洗ノ池~15:11天狗の庭~16:01御西小屋着
9/20; 御西小屋04:30?~05:43大日岳~06:59御西小屋07:49~08:26玄山道分岐~08:55駒形山~09:15飯豊山頂~11:24宝珠山ノ肩~13:40休場の峰~14:13長坂清水~15:17桧山沢吊橋~15:58天狗平駐車場着)
朝ぼらけの、天狗平。
ヘッデンを着け、梶川尾根に客となります。
ほどなく、空は青みを帯び始め…
樹々の緑は鮮やかに。
陽精が頌います。
湯沢峰着。パン1/2個。
飯豊山、大嵓尾根に挨拶すれば、まだ朝にまどろんでいます。
烏帽子岳、梅花皮岳、北股岳もまた。
滝見場着。梶川峰が登り来る者を値踏みします。パン、1/2個。
さあ、石転ビ沢、見参。
すでに、白龍の体はなく、翔起するは、その精英のみ。
入溪には、要覚悟。
苦心の造作に、足が悦びます。
斜面に喘いでいると、人の気配。見上げれば、何と、草刈さん。
梅花皮小屋の管理に入っておられ、下から食材を担いで来られる方を、
此処まで、鄭重に?お出迎えとのこと。
ちょいと立ち話をして、おいとま。
『五郎清水』で、ひと息。パン、1/2個。水補給。
再び、尾根の急峻に心肺はハイ。倉手山から、大きなエ~ル。
背を押し上げてくれます。
『三本カンバ』着。
3本のうちの1本が、倒れてしまいました。残るは2本、とは言え、
倒れても立派な存在感です。やっぱり此処は、『三本カンバ』。
「んだ」と、トンボ君。
梶川峰着。はぁ~、バテました。梅花皮小屋で、沈没かな?
パン、1/2個。
歓呼して迎えてくれた稜線。
ジ~っと眺めていたら、空からも、雲からも、透明な力が。
鼓舞されて、てくてく。杁差からのエ~ル。
マツムシソウの健気に応え、のっしのっし。
飯豊山が、そして…
北股の衆が、草紅葉に沐浴します。
雲上の桃源に、運歩は、軽やか。
飯豊山の・・・
北股の衆の頌歌に、
地神が、杁差が、唱を合せます。
深い溪々には、飯豊の心魂が彫琢されています。
もう直ぐ、扇ノ地紙。
お山と語らえば…
陽精は頌い、雲が舞います。
地神山を見下ろせば、主脈。
二王子岳、二つ峰の目迎に与りました。
縦走路に、心が弾みます。
門内岳、門内小屋が見えてきました。
しばし、立ち止まって、雲の輪舞、円舞を観覧。
今日は、にぎやかな山路になりそうな予感?
二王子岳からの大きなエ~ルに浴します。
門内小屋の前で、ひと息。
靴を脱いで、湿気をぬき、おにぎり1個。
ほんのちょっと爽やかになった?靴を履き、発とうとすると、
小屋の中からtakaさんが。
いっちゃんや、LTQさんの山友。友達の友達は友達です?
いつもながらの溌剌、ノースリーブが決まっています。
ちょいと立ち話をして、お互いの上り下りへ。
さて、のたりのたりのギルダ原~なのですが、雲さんの元気が良すぎ?
主稜線上は、雲の遊び場。
二王子岳や、二の峰の慰撫がうれしい。
そこな雲さん、ちょいと退いてくれませんか?(笑)
"諦めな"と、烏帽子山。
マツムシソウのエ~ルに応えます。
束の間、雲さんが退いてくれましたが…
直ぐに、盛り返し。
山頂は、直ぐ其処。
心臓の鼓動に歩を合わせ…えっちらおっちら。
ふ~、北股岳を頂きました。
『大日岳/還魂(二)』に、つづく。