『大日岳/還魂(一)』からの、続きです。
大勢の雲に祝福されながら?北股岳でひと息。しばし、黙想、甘納豆を少々。
折れかけた心も直ったようです。
遥か前方に、御西岳、御西小屋をしっかとロックオン。
雲のみんなに鼓舞されて、いざ。
十文字鞍部へと降り、梅花皮小屋でひと息いれましょう。
小屋前で、マツムシソウや蝶と語らいながら、おにぎり1個。
あまりゆっくりもしておれません。ひと時の憩いを謝して、出立。
北股岳から、大きな、おおきなエ~ルを頂戴しました。
梅花皮岳から、ほん石転ビ沢。
何とも、雲さんが元気溌剌。
前方に、烏帽子岳。
ガスの中、烏帽子岳を頂きました。
標高は、2017.8M。四捨五入して?2018年、今年の山だそうな。
(昨年は切り捨てで、2017年の山だったような…笑)
ときどき、陽精が顔を出して慰めてくれますが…
足前数町の眺望のみ。
でも、歩くのは、愉しい。
雲裏、雲興の稜線。
ただ、黙々と、のっしのっし。
路傍の花が、足を励まします。
御手洗ノ池着。おにぎり1個。
ガスの中から、お山の激。
赤岳沢には雪渓の敢然。歩運を鼓舞します。
いよいよ、天狗岳への上りです。溜息?
雲の計らいか?大嵓尾根のラインが見え始めると…
天狗岳も、雲がはらわれ、山威山勢が露わに。
飯豊の山頂も雲の奥から輝りだしました。
"あとちょっとだよ"と、叱咤する?ウメバチソウ。
天狗の庭着。
飯豊の保全の象徴的な場処です。
さあ、気合いを入れて…
天狗と、がっぷり四つ。
大日岳からのエ~ルが、総身に沁みて来ます。
飯豊のお山の上には、雲の舞。
その妙舞、翔舞に、しばし、見惚れます。
此処は、雲上のシアター。
さて、見蕩れてばかりもおられません。
今日の目的地は、…
峠の我が家、御西小屋です。
御西小屋に着きました。
何とそこには、siroganeさんの姿が。”お久しぶりです”。
ツーショットは初めてかな?
管理人の羽田さんもお元気そうで、何より。siroganeさんと。
先ずは、水汲み。
水場へと降ると、雲の、陽精のねぎらい。
そして、北股の衆のいたわりにほっこり。
"Welcome home, my friend".
暮れなずむ、ひと時。磐梯山に、本日の恙無きを報告します。
夕照が、一日の疲れを熔かします。
月天子に明日を託して?
『大日岳/還魂(三)』に、つづく。