あるく

~山の恵みの備忘録~

飯豊周行(二) 2017年10月8-9日



 『飯豊周行(一)』からの続きです。

 
 北股岳を頂いて、ひと息。周覧、眺覧のひと時。
 仲良きことは善哉、――
 飯豊山が、梅花皮岳、烏帽子岳と睦みます。
 ハア~、でも、疲れました。体が愚図つきます。
 梅花皮小屋に沈没するか、御西へと勇躍するか…
 決めなければなりません。

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 大日岳と、しばし、協議?
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 よくも歩いて来たものです。
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 山の精たちの秋の祝筵に、絶句。
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 この祝色、カメラにはおさまりきれないと思いつつ、
 シャッターを押す指は忙しい。
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 さて、十文字鞍部へ。
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 御西の磁力が働きます。
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 石転ビ沢には、天を衝く白龍の昂然。
 見る者を鼓舞してやみません。
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 健気に梅花皮小屋。
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 小屋には、小国山岳会の、
 草刈さん、高橋さん、竹田さんが管理に。
 明日が小屋締めとか。
 "今日は不調~"、弱音を吐く私に「大丈夫!」と、背中をポン。
 草刈さんから、採ってきたブナハリタケを、
 御西小屋の羽田さんと一緒に食べてと、託されました。
 よっしゃ、ミッションを負うと変に張り切る私です?(笑)
 
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 菓子パンを1個、パクパク。北股岳のエ~ルに浴します。
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 さて、いざ、御西。

 梅花皮岳に取り付いて、…
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 北股岳の山体をまじまじ。 
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 特大のエ~ル、確と、頂戴いたしました。
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 大日岳の呼ぶ響に応えます。
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 梅花皮岳から「ほん石転ビ沢」。
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 烏帽子岳の頂は、もう直ぐ。
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 クサイグラ尾根を落とします。
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 飯豊山の呼ばわる響。
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 御西へと連延、連接する稜線。
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 "よぶがゆえに
 みえきたるものあり
 よぶことなければきえゆくものあり"
 八木重吉


 大日岳の頂に、起ちたい。――

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 烏帽子岳を頂きました。標高は「2017.8M」。
 2017年の山とか。
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 肩へと降りて、烏帽子、梅花皮、北股の三兄弟。
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 ん~飯豊の秋興、秋宴、秋祭…  
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 沁みてくる、飯豊の衷情。
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 御西への小径を、切々と歩いてゆくと…
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 こころがしずかに昂ぶってゆきます。
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 陽精に促されると、雲の…
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 宴が始まり、雲海が張られました。
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 まず、にぎやかなこと。
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 輪舞、円舞で目を楽しませてくれます。
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 陽精もまざって、フラダンス?
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 一幕終えて、落ち着けば、烏帽子岳の勇姿。
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 呼ばわる響は、"天を仰げ"。
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 やっと、梅花皮~御西のほぼ中間、御手洗ノ池に。
 おにぎり1個。
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 天狗の庭にご挨拶。
 飯豊の保全の象徴的な場処です。
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 天狗岳が、"しっかりせんかい~!"と激します。
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 陽精のエ~ルに応えて、えっちらおっちら。
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 飯豊の光線が総身に滲みてきます。
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 この深い溪々にどんな世界があるのだろう。
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 オ~、峠の我が家、御西の小屋が見えて来ました。
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 大日岳も見えて、足取りが軽くなります。
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 お山の親昵が、疲れを熔かします。
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 飯豊山、そして宝珠山には、慈顔、慈衷。
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 あの向うから、遥々と、歩いて来ました。
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 陽精の、慈祥…
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 "ただいま"。
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 "Welcome home, my friend."
 "Here, I am."

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 管理人の羽田さんに、
 草刈さんから託されたブナハリタケをお渡しして、一安心。
 受付。
 早速、油で炒めたブナハリタケを馳走になりました。美味。
 草刈さんに、感謝。

 
 むしょうにあるいてきて、よかった。
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 やはりというか、足が攣ってしまい、羽田さんから漢方薬。 
 感謝。
 今日は小屋が混んでいます。
 (何と、その中に、山友asanoさんの姿。ビックリ~。)
 羽田さんから、管理人室で夕食、一献とのお誘い、
 お言葉に甘えさせて頂くことに。
 ウィスキー、焼酎で一杯やりながらの、楽しい夕餉となりました。
 ご厚情に、感謝。



 『飯豊周行(三)』に続く。