燈明、大日岳山頂。
今回(9/27~9/28)は、飯豊へ。
丸森尾根~大日岳~大嵓尾根を繋いで周遊、
お山の秋色/秋宴に愉しむことが許されました。
感謝。
前日(9/26)は、小国町にて開催された
『飯豊連峰登山道保全講習会』に参加せて頂き、
保全の新たなステージに向けての"振り返り"のひと時を
共にさせて頂きました。
"制度"と"精神"にはいつも困難な問題がつきまといますが、
初めの愛、"飯豊に恩返しをしたい"との想い、
"飯豊連峰保全連絡会"に連なるみな様をはじめとした
たくさんの方々、御一人おひとりの貴い"志"が、
良い形に収斂され、お山の"保全"に結実しますよう、
祈らずにはおれません。
さて一日目の日程終了後、別行動をとらせて頂き、
叶水にS氏訪問を済ませ、天狗平の駐車場に車中泊。
早起きして、登山届を投函。
勇躍、丸森尾根に客となりました。
[参考タイム;
9/27-天狗平駐車場発03:52~05:59夫婦清水~07:38丸森峰~08:32地神北峰~09:47門内小屋~10:51北股岳~11:15梅花皮小屋発11:45~12:32烏帽子岳~13:31御手洗ノ池~15:11御西小屋着。
9/28-御西小屋発04:47~05:57大日岳~07:13御西小屋発08:00~09:05駒形山~09:25飯豊山頂発09:39~11:15宝珠山ノ肩~12:42千本峰~13:36休場ノ峰~15:06桧山沢吊り橋~15:46天狗平駐車場着。]
ヘッドランプを友に、のそのそ。
標高が上がると梶川尾根の向うに飯豊山、大嵓尾根。
"明日、お世話になります"。
秋愁の梶川峰。
やっと丸森峰。
地神北峰が迫ります。なまめく小径。
扇ノ地紙に秋の陰影。
やわらかな秋。
振り返って、丸森峰。
大朝日岳からのエ~ルが届きます。
梶川尾根。
あの草紅葉の辺りで?本日、保全の野外講習。
色合いの機微と語らいながら。
地神北峰着。
ん~、絶句。
頼母木、杁差、雲と交響する紅葉。
地神の斜面に迸る情熱の紅。
艶やかな地神山。
扇ノ地紙の丁重なる迎候に与りました。
見返して、地神北峰。
秋の祝祭に招かれた幸せ。
杁差が雲をはらってご挨拶。
エ~ルを、ありがとう。
嗚呼、燦爛たる稜線。
"早く撮りな"と、二つ峰。雲気、雲興、雲陰。
楽山楽境、足が進みません。
見返しては、地神山。
梶川分岐を越えれば、北股の衆の御出座し。
"Welcome, my friend".
親しく迎えてくれた、北股と梅花皮。
貧しき心を、瞬時に洞察してくれました。
門内岳、そして門内小屋。
(あれ、管理人さんが居ない・・・?)
…と、先へ進むと、下越山岳会の田中さん。
すっかり見違えてしまいました。
門内小屋の管理人さんです。
稜線は雲気、雲興、雲陰の下。
時折の紅葉が慰めます。
北股岳に到着。周覧は叶わず。
居合わせたこの方たちに撮って頂きました。
福島市から、日帰りで天狗平⇔烏帽子とのこと。
梅花皮小屋へと降ります。
管理人は小国山岳会のハイジさん。
先程の田中さんのお話しでは、
"ハイジさんは石転ビを降って行って居ない"…。
どうやら宿泊棟の清掃中を勘違いされた様です。
コーヒーをご馳走になりながら、歓談、四方山話。
体調に異常なし。
梅花皮小屋にいとまを告げ、御西を目指します。
北股岳が雲を上げて、エ~ル。感謝。
梅花皮岳から、ほん石転ビ沢。
烏帽子岳に到着。雲の歓待に与ります。
一瞬明るくなって見上げると、
雲の切れ間に大日岳。
"ありがとう"。
少しだけ稜線が現前。
烏帽子岳を降れば雪塊の迎候。意地を徹します。
飯豊山、大嵓尾根は雲の中。
雲光に少し…
…待てども、願いは通じず。
足前幾許の展望のみ。
でも赤岳沢には雲と光のアトラクション。
楽しませてくれました。
おいらが主役と雪渓が胸を張ります。
御手洗ノ池に到着。
雲が少し退いて、天狗岳。御西が近づきました。
雲陰に紅葉が滲みます。
静かに来年の合同保全作業を待つ、天狗の庭。
"もうすぐ御西だよ"、陽精が励まします。
"ふ~っ"、峠のわが家。
はるばると、遥々と御西の小屋に到着です。
小屋は無人。"Nobody stays".
たった一人の御西小屋は、初めて。悦ぶべきかな?(笑)
環境整備費を投函し、いよいよ"晩餐"です。
『飯豊/秋光(その2)』に続く。