あるく

~山の恵みの備忘録~

杁差岳/鎮心(前篇) 2018年8月18日

 
 今日(8/18)は、丸森尾根から、杁差岳へ、日帰りで。
 6月に、石転ビから丸森へと周回した際、地神山からこの山をまじまじすると、
 「随分とお見限りじゃないか」と、お叱りを頂戴してしまいました。
 これは、無沙汰を詫びに出向かねば…。(笑)

 4年前、権内尾根から入りましたが、これは別件のため、千本峰まで。
 山行としては、半端で、山頂は踏んでおりません。
 丸森尾根からは、2011年以来で、実に、7年ぶりとなってしまいました。
 飯豊山日帰りにも比肩するアルバイト、天気は択びたいのですが、
 日曜、月曜は所用あって「×」。となれば、本日しかなさそうです。
 

(参考タイム;天狗平駐車場発04:38~07:41丸森峰~08:21地神北峰~09:00頼母木小屋~09:40大石山分岐~10:42杁差岳11:20~12:55頼母木小屋~13:50地神北峰~14:27丸森峰~16:24天狗平駐車場着)

 今日の相棒は、長靴の『寅さん』。飯豊デビューです。
 これまで、飯豊以外の山は、ほとんどこれで通してきましたが、
 飯豊でも、充分、堪えられるかなと。
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 自宅発00:30、天狗平着04:20。
 ちょっと体をほぐして、登山届を投函し、いざ。
 (ちょっと、涼し過ぎ?)
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 ヘッデンは直ぐに不要。山脊にふり注がれる、朝陽。
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 陽精の頌に、梶川峰が満面の笑みで応えます。
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 尾根の呼吸に歩を合わせて。
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 『夫婦清水』着。水は採取可能。
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 飯豊の心魂が彫琢された溪々、どんな世界が封じられているのだろう。
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 木々の合間から、丸森峰が招きます。
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 丸森尾根と聞けば、一度でも、この尾根を上り下りしたことがある人ならば、
 何とも、あの深く掘れた激しい段差が脳裏に刻まれていることでしょう。
 重荷を背負い、腕力を頼りに?乗っ越せば、息はあがり、体力は消耗。…
 (ちょっと、言い過ぎかな?笑)
 ところが、今回、ひどかった箇所の幾つかに、回り道が開伐され、
 登行が劇的に改善されておりました。
 井上邦彦さんのお話では、小国山岳会の草刈さんが担当された由。
 ご苦労様でした。
 これで、丸森尾根の印象は随分と変わりますね!
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 丸森峰着。おにぎり1個。
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 地神北峰を仰げば、ガス、ガス、ガス。あろうことか、雨粒の襲来。
 普通なら、この時季、濡れて参ろう、ですが、この気温では…。
 雨具の上衣を装着。
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 梶川尾根が…
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 扇ノ地紙が鼓舞します。
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 ガレた道が、長靴を𠮟咤激励?
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 地神北峰着。
 何とか雨粒は退場してくれました。雨具から解放。
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 愈々、7年ぶりの世界へ、足を踏み入れます。

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 憐れんでか、地神山が御出座し。
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 道の辺には、マツムシソウが歓呼して迎えてくれました。
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 地神山に、あらためて、ご挨拶。
 親昵が通います。
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 北の飯豊は、なぜか、心の質量が?軽くなり、胸がすくよう…。 
 南下するほど、煩悩が多くなる?(笑)
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 頼母木山着。
 段々と記憶が蘇ります。
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 毅然として、健気。頼母木小屋が近しくなりました。
 いい風が流れています。
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 頼母木小屋着。
 小屋の管理棟には、管理人のiwakiさんや、inabaさん、それに、
 これから門内小屋の管理に赴かれる高桑信一さんの姿が。
 
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 板敷に座して、お喋りをたのしみ、おにぎり1個。
 そうこうしているうちに、杁差岳を覆っていた雲が退場。

 やはり、この凛とした寵臣、鉾立峰がいい
 自らを画して、独立不羈。北の端に起って、連峰全体を鎮めています。
 権内尾根からのピストンでは、これが拝めません。…
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 さあ、杁差を頂きに、いざ。
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 北ノ地神から、延々と標高を捨てて進むのは忍びないですが、
 路傍の花の一輪一輪が、慰諭。許します。
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 歩一歩、近づいています。
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 マツムシソウのエ~ルに、ほっこり。
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 足の松尾根を落とす大石山。
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 人懐っこい表情になってきました。
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 大石山の分岐着。
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 あの地神山から延々と下りて来ました。甘納豆を少々。
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 さあ、杁差への稜線にのりました。
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 進むほどに、鉾立峰が…
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 上り来る者を値踏みするかのように…
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 圧しかかります。
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 小朝日岳のような、巻いた迂回路を許しません。
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 それが、この峰の、杁差の前衛としての自恃、矜持なのでしょう。
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 飯豊のお山の、おおきな、大きな、"然り"。
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 鉾立峰着。
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 大きなエ~ルを総身に享け…
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 あとひと踏ん張り。
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 花々のエ~ル、そのリズムにのって…
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 たのしい運歩
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 頂稜の一角には、山に三昧した玄翁のレリーフ
 二王子岳と睦ます。
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 花々の祝福に与り…
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 杁差の小屋が迫りくれば、山頂は間近。
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 ふ~、杁差岳を頂きました。
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 『杁差岳/鎮心(後篇)』に続く。