あるく

~山の恵みの備忘録~

飯豊保全資材荷上げ/渾身(前篇) 2016年8月13日

飯豊の白龍、渾身のエ~ル。(石転ビ沢)
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 今日(8/13)は、飯豊へ、保全作業資材の荷上げに。

 HP『飯豊朝日連峰の登山者情報』や
 『飯豊連峰保全連絡会』からの通信に、
 「9月10日~12日に天狗ノ庭で合同保全作業を行います。
 ついては必要な資材(緑化ネット等)の荷上げをお願いします」
 との案内。
 飯豊道を何十年にもわたって傷めてきた私、
 「保全」という言葉を聞くと、負い目にも似た感情が起こります。
 そのためか、
 資材の荷上げとなると、歩荷力もないのに血が騒ぐ始末。
 文字通りの非力ですが、
 緑化ネットの効能、植生の蘇りあれかしと祈りつつ、
 荷上げに協力させて頂きました。

 「夏」とがっぷり四つに組んだ、渾身の荷上げ、
 護られて、感謝。


(*参考タイム;山形県小国町天狗平駐車場発04:46~05:26楢ノ木曲り~06:24湯沢峰~07:09滝見場~07:57五郎清水~09:25梶川峰~10:21扇ノ地紙~10:45門内小屋~11:57北股岳~12:25着「梅花皮小屋」発12:50~13:16北股岳~14:02門内小屋14:28~14:48扇ノ地紙~15:15梶川峰~16:00滝見場~16:37湯沢峰~17:48天狗平駐車場)



 
 登山届出所で、ブツを物色?
 概ね5kg前後でビニール袋に梱包してある緑化ネットがズラリ。 
 この2個が丁度、私のザックにすっぽりと入りました。
 この二つに日帰り装備が加わって肩に、ズシリ。
 運搬先は梅花皮小屋、気合です!
 (麻製緑化ネット)
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 梶川尾根に客となります。
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 楢ノ木曲がりで、ひと息。大福1個。
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 あ~、太陽が出てしまいました。(笑)
 どうぞ、お手柔らかに。
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 湯沢峰着。
 既にかなりの汗です、大丈夫?
 塩分タブレット
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 小さな心意気に、大きく応えてくれたダイグラの尾根。
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 そして、飯豊のまなざし。
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 北股の衆が、笑んで迎えます。
 鞍部に、梅花皮小屋。
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 滝見場着。
 飯豊の白龍、石転ビ沢にお目通り。
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 "しっかり担げ"と、満身創痍、渾身のエ~ル。
 生命には生命、渾身には渾身で応えたい…。
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 汗が目に沁みれば、花々の慰め。
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 五郎清水の恵みを押し戴きます。
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 ゆっくり、ゆっくり、三本カンバ。
 ここで、ひと息、北股の衆のねぎらい。
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 三本カンバを後に。
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 背を押し上げてくれる、倉手山。
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 梶川峰着。
 北股の衆のエ~ルに応えます。
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 ここで、五郎清水を先に発ったお二人に追い着きました。
 お話しすると、飯豊の保全作業に参加したことがあるとのこと、
 共通の知友も多く、友達の友達は友達かな?(笑)
 ブログに登場?「後ろ姿なら」と。
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 ここからはなだらかな勾配、扇の地紙へ。
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 エブリ差岳の頌歌。
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 ひと時の、安息。
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 マツムシソウのエ~ルを有難く頂戴します。
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 体には優しいけれど、何とも稜が長い…。
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 飯豊の香りに包まれます。
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 "がんばれよ"と、飯豊の響。
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 充満する、峰々のエ~ル。
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 振り返って、ひと息。
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 飯豊に遊ぶ悦び、そして幸せ。
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 もう直ぐ主稜線に繋がります。
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 飯豊山、ダイグラ尾根。
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 だんだんと地神山と同じ高位に。
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 ん~、爽快。
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 ここを抜ければ、扇ノ地紙。
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 扇ノ地紙、着。
 地神山、地神北峰、そして奥にエブリ差岳。
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 北股岳、梅花皮岳、そして鞍部奥に大日岳。
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 主稜線に乗れば…
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 二ツ峰、…
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 そして二王子岳からの篤いエ~ルに浴します。
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 息を整え、運歩
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 北股の衆と語らいながらの、清々しい漫歩です。
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 門内小屋が見えて来ました。
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 小屋には下越山岳会のLTQさんが管理に入っておられました。
 しばし歓談、四方山話。
 "もう、此処で荷をなげて帰っちゃおうかなぁ"とは、冗談なれど、
 暑さでペ~スは遅く、時刻は予定をオーバー。
 有難く水を恵んで戴き、進軍です。感謝。

 ギルダ原には、睦まじく北股の衆。
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 二ツ峰、二王子岳のエ~ルに応えます。
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 のっそのっそと歩く形影の前に、…
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 大きく現前する、北股岳。
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 愉しくもあり、辛くもあり…
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 でも一歩一歩は確りと、…
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 私を山頂へと運びます。
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  『渾身/飯豊保全資材荷上げ(後篇)』に続く。