飯豊の白龍、渾身のエ~ル。(石転ビ沢)
今日(8/13)は、飯豊へ、保全作業資材の荷上げに。
HP『飯豊朝日連峰の登山者情報』や
『飯豊連峰保全連絡会』からの通信に、
「9月10日~12日に天狗ノ庭で合同保全作業を行います。
ついては必要な資材(緑化ネット等)の荷上げをお願いします」
との案内。
飯豊道を何十年にもわたって傷めてきた私、
「保全」という言葉を聞くと、負い目にも似た感情が起こります。
そのためか、
資材の荷上げとなると、歩荷力もないのに血が騒ぐ始末。
文字通りの非力ですが、
緑化ネットの効能、植生の蘇りあれかしと祈りつつ、
荷上げに協力させて頂きました。
「夏」とがっぷり四つに組んだ、渾身の荷上げ、
護られて、感謝。
(*参考タイム;山形県小国町天狗平駐車場発04:46~05:26楢ノ木曲り~06:24湯沢峰~07:09滝見場~07:57五郎清水~09:25梶川峰~10:21扇ノ地紙~10:45門内小屋~11:57北股岳~12:25着「梅花皮小屋」発12:50~13:16北股岳~14:02門内小屋14:28~14:48扇ノ地紙~15:15梶川峰~16:00滝見場~16:37湯沢峰~17:48天狗平駐車場)
登山届出所で、ブツを物色?
概ね5kg前後でビニール袋に梱包してある緑化ネットがズラリ。
この2個が丁度、私のザックにすっぽりと入りました。
この二つに日帰り装備が加わって肩に、ズシリ。
運搬先は梅花皮小屋、気合です!
(麻製緑化ネット)
梶川尾根に客となります。
楢ノ木曲がりで、ひと息。大福1個。
あ~、太陽が出てしまいました。(笑)
どうぞ、お手柔らかに。
湯沢峰着。
既にかなりの汗です、大丈夫?
塩分タブレット。
小さな心意気に、大きく応えてくれたダイグラの尾根。
そして、飯豊のまなざし。
北股の衆が、笑んで迎えます。
鞍部に、梅花皮小屋。
滝見場着。
飯豊の白龍、石転ビ沢にお目通り。
"しっかり担げ"と、満身創痍、渾身のエ~ル。
生命には生命、渾身には渾身で応えたい…。
汗が目に沁みれば、花々の慰め。
五郎清水の恵みを押し戴きます。
ゆっくり、ゆっくり、三本カンバ。
ここで、ひと息、北股の衆のねぎらい。
三本カンバを後に。
背を押し上げてくれる、倉手山。
梶川峰着。
北股の衆のエ~ルに応えます。
ここで、五郎清水を先に発ったお二人に追い着きました。
お話しすると、飯豊の保全作業に参加したことがあるとのこと、
共通の知友も多く、友達の友達は友達かな?(笑)
ブログに登場?「後ろ姿なら」と。
ここからはなだらかな勾配、扇の地紙へ。
エブリ差岳の頌歌。
ひと時の、安息。
マツムシソウのエ~ルを有難く頂戴します。
体には優しいけれど、何とも稜が長い…。
飯豊の香りに包まれます。
"がんばれよ"と、飯豊の響。
充満する、峰々のエ~ル。
振り返って、ひと息。
飯豊に遊ぶ悦び、そして幸せ。
もう直ぐ主稜線に繋がります。
飯豊山、ダイグラ尾根。
だんだんと地神山と同じ高位に。
ん~、爽快。
ここを抜ければ、扇ノ地紙。
扇ノ地紙、着。
地神山、地神北峰、そして奥にエブリ差岳。
北股岳、梅花皮岳、そして鞍部奥に大日岳。
主稜線に乗れば…
二ツ峰、…
そして二王子岳からの篤いエ~ルに浴します。
息を整え、運歩。
北股の衆と語らいながらの、清々しい漫歩です。
門内小屋が見えて来ました。
小屋には下越山岳会のLTQさんが管理に入っておられました。
しばし歓談、四方山話。
"もう、此処で荷をなげて帰っちゃおうかなぁ"とは、冗談なれど、
暑さでペ~スは遅く、時刻は予定をオーバー。
有難く水を恵んで戴き、進軍です。感謝。
ギルダ原には、睦まじく北股の衆。
二ツ峰、二王子岳のエ~ルに応えます。
のっそのっそと歩く形影の前に、…
大きく現前する、北股岳。
愉しくもあり、辛くもあり…
でも一歩一歩は確りと、…