あるく

~山の恵みの備忘録~

安達太良山/恵順 2018年8月25日


 今日(8/25)は、近場の、安達太良山へ。

 暑さでぐったり?~湯川渓谷に涼みたい、との思いが過りましたが、
 いや、8の字周回で思いっ切り大汗をかくのも一興と、臨みました。…
 が、何と、雨に見舞われてしまい、観念。
 singin' in the rain,~普通に、安達太良をたのしんできました。
 「カンカン照りなら、つぶれていたわい」と、お山の心遣いかな?(笑)


 あだたら高原スキー場の駐車場に着くと、小雨から本降りの雨に。
 周りには、諦めて帰る車が、ちらりほらり。
 しばらく待つと、お日様が御出座。どんな天気になるのやら。

 雨が止んでいる間にすたこらと勢至平へ。
 左へ折れると、道刈りは施されていません。こりゃ、ぐしょぐしょになるな。
 くろがね小屋へ廻って小休止。
 急いでも、いいことはなさそうなので、小屋番さんやお客さんと四方山話。
 降りみ降らずみの天気の中を、傘をさしたり、たたんだりしながら、山頂へ。
 風が強く、間をおいて、結構な雨が叩きつけてきます。
 この時点で(もっと前?笑)、所期の目的、8の字周回は、失せました。 

 それでも、山頂には、人だかり。(~ゴンドラがありますから)
 この時季だからこそ、濡れてもへっちゃら、なのかな?
 雨ニモマケズ、風ニモマケズ、夏ノ暑サニモマケヌ… この気丈夫。
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 安達太良を頂けば、祠の前にたたずむ姿。…


 「人を打つもの、
 それは巧な智慧ではない
 素直な信ばかりだ」


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 私たち、日本人のものの考え方には、ややこしさではなく、
 「只管打坐」(ただ坐れ)だとか、「自然法爾」(自然のまま)だとか、
 「あたりまえの道をおこなえ」といった、単純な教えが、
 通奏低音のように流れているようです。
 だから、「ただ登れ」。
 その促しに応えたみなさんが、こうして、何人もおられる。
 不自然な「文明」に毒されることをよしとしない、自然への信郷。

 「私は、日本文化の中核に、文明性の対極をなす自然性を認め、
 自然性を原理とする日本文化の受容的で消極的な特色(凹型文化)のうちに、
 文明性を原理とする積極的な諸文化(凸型文化)には期待しえない独自な役割を
 見いだすのである」とは、哲学者、上山春平の言葉。

 「エアコンを適切に」使っているみなさん、
 どうして、山に登らないのですか?



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 安達太良山頂に、拝辞。
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 花の慰諭に、ありがとう。
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 下りは、五葉松平経由。
 雨は本降り。ゴンドラ利用の家族連れが多く、大渋滞。
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 こんな日は、傘と…
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 長靴が、いちばん。
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 無事の下山、
 恵順の山路に
 感謝、感謝。


 Fin