今日(5/17)は、安達太良山へ。
そういえば山開き、賑わうだろうなぁ。
それなら、 人の少ない和尚山からがいいと思ったのですが、
アクセスにちょっと障りがあり、隣り、沼尻へ。
’11年以来ですので、随分とご無沙汰です。
この沼尻からの周回コース、能く安達太良の本質に触れ、随一ではないかと、
あらためて感じ入りました。感謝。
沼尻スキー場の奥の奥、林道終点の駐車場に車を置いて出発。
朝陽が、心を弾ませます。
以前、磐梯山でお会いした方とバッタリ。
山頂までご一緒させて頂くことに。
東、中、西、吾妻の旗幟のなんと睦まじいことよ。
”億の巨匠が並んでうまれ、しかも互に相犯さない、
明るい世界はかならず来る”、
・・・・・
賢治のあの夢想が、そこにある。
安達太良の峨峨に目通りです。
沼の平、大地の懊悩の響。
風が元気になって来ました。
沼の平、鉄山を背に私。
振り返って船明神山、
風に観念して、雨具の上衣を装着。
行くつもりだった、和尚山。
少し呵責の念?
沼の平が呼ばわります。
山頂着。山開きのスタッフはまだかな?
安達太良を頂いて、周観。
磐梯山としばし言葉を交わします。
岩陰で菓子パンを半個。今日は鉄山避難小屋でランチのつもり、
山頂でイヴェントに参加するというお二人にいとまを告げ、稜線へ。
強風に酩酊運歩を終え、矢筈森。
鉄山を望みます。
鉄山の斜面から、矢筈森、安達太良山、和尚山。
鉄山の主張。
峰々のエ~ルを総身に享けて。
おっとりと、箕輪山。
鉄山避難小屋着。
お腹も空きました。さぁ、食べるぞ、飲むぞ。
ゆっくり休憩、そろそろおいとましましょう。
周って胎内岩へ。
この隙間をくぐって下降します。
なにやら、異様と言えば異様な?世界へ。
もの言いたげな岩、”耳あるものは聞け”。
かつて死亡遭難事故があって以来、沼の平へは、”立入禁止”です。
此処は落石常習帯。気を付けましょう。
湯の華採取場が見えて来ました。有毒ガスの臭いが充満。
立ち止まらず、速やかに進むのが鉄則です。
湯が流れ込んで硫黄川、濁ります。
作業小屋の下から板橋を渡って突き上げ、登山道へ。
以前、作業道を真っ直ぐに進みましたが、
導湯の施設が老朽化し、危険個所が目白押しでした。
”白糸の滝”に下山の挨拶。エ~ルを頂戴。
吾妻から、…
そして磐梯山からの労いをうけると、終点は間近。
お山の祈りは、"Grace be with you"。
無事の下山、
朗天、朗心の山路に
感謝、感謝。
Fin