西方、沼の平の彼方に、麗容の飯豊。
今日(4/16)は、安達太良へ。
近場でのんびりしたい…。
この山は割と近い所為か、
家を出るのが、どうも"太良太良"(だらだら)?(笑)
登り始めが9時を回ってしまうのが、つね。
のんびりとは言っても、やはり、山は早発ちが礼儀です。
ちゃんと早起きして、いざ、奥岳へ。
おかげで、
大気の澄んだ時間、峰々の清爽に与るを得ました。
感謝。
*熊本地震の報あり。M7.3。被害は甚大です。
亡くなられた方々のご冥福を衷心よりお祈り申し上げます。
被災された方々への救難救助が逸早く為されますように。
ゲレンデを直登し、五葉松平へ。
和尚山の爽やかな挨拶。
蔵王からのエ~ル。
宙が歓呼して迎えてくれました。
2時間余りで山頂へ。
安達太良を頂いて澄爽、周覧。
和尚山。
船明神山、奥に磐梯山。
遙か飯豊、そして西、中の吾妻。
さらに東の吾妻、一切経。
手前には稜線を繋いで矢筈森、鉄山。
鉄山が流麗に尾根を落とします。
目を転じれば、蔵王。
展がる阿武隈。
飯豊を背に、筆者。
今日は前回寄らなかった鉄山避難小屋まで。
牛の背を闊歩すれば、嬉しい鳥からのエ~ル。
そして磐梯山からも…
空気澄明。
飯豊の響に耳澄ませます。
遠く蒜場山、烏帽子山…
大日岳。
飯豊本山。
そして、左部奥に杁差岳(えぶりさしだけ)。
(手前に、飯森山と鉢伏山)
眼下に沼の平、
愉快に飯豊と語らいながら。
"Grace be with you"、注がれるいいでの祈り。
"識ると識らざるとを問わず、
人は祈らずしてはをられない。
凡そ真なるもの善なるもの美なるものを求めての
心を砕く探究は、擬装した祈である。
誠実なる祈を欠く生涯は、誠実な生涯であり得ない。
熱心な祈は熱心な生涯である。
祈の強さは活力の強さである"
とは、三谷隆正の言葉。
山の祈り、山の誠実、山の活力…。
飯豊の光が招きます。
沼の平、
お山は悠々。
そして、飯豊と吾妻。
鉄山避難小屋に到着。
??「山」がコケてます。(笑)
中で休憩、おにぎり1個。
小屋前から、和尚山、船明神山、障子ヶ岩。
辺りを逍遥して、ここまで。
おっとり、箕輪山。
安達太良山頂からのエ~ル。
陽精の頌歌。
山はすべてを、洞察します。
"みえきたらんとするもの
よぶがゆえにわれもよぶ
そのものわれによぶこころをうごかすごとし"
(八木重吉)
お山の祈りは、
"Grace be with you".
さて、帰ります。
馬ノ背、矢筈森。
和尚山、船明神山。
矢筈の岩塊と言葉を交わします。
巻いて、安達太良山頂からのねぎらいとエ~ル。
またこの雪渓に遊びます。
あの石、どのタイミングでか、落ちますね。
馬ノ背と鉄山を見上げます。
くろがね小屋。
靴がどろでろ?なので外で一息、おにぎり1個。
アウターを脱ぎます。
雪解け水の溌剌に鼓舞され…
すたこらすたこら。
無事の下山、
澄爽の山路、峰々の清爽に、
感謝、感謝、感謝。
Fin