あるく

~山の恵みの備忘録~

安達太良/寛恵 2022年5月24日

今日(5/24)は、天気が良さそう。ちょっと安達太良へ。

新しい地下足袋を長丁場で試したいので、「変則8の字周回」。

奥岳から船明神/障子ヶ岩経由で、反対側、沼尻元湯/湯の華採取場まで降り、

胎内岩経由で登り返します。

地下足袋の感触を確かめながら、ゆるりゆるりと。

 

 

途中からご一緒した方と、お喋りを愉しみながら歩いていたら・・・

いつのまにか、くろがね小屋。

 

 

鉄山に背を押され・・・

 

 

峰ノ辻へ。

 

 

先ずは牛ノ背へ。矢筈森が凛々しい。

 

 

沼ノ平、見参。

 

 

今日は、船明神山~障子ヶ岩~沼尻元湯~胎内岩~鉄山~廻れるかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

もう直ぐ、船明神。

天気が良すぎて?磐梯も飯豊も吾妻も、雲が湧いてにぎやか。

 

 

少し降ります。

 

 

歩くにつれ、火口の様相が変わります。

 

 

障子ヶ岩の手前で、ちょいと雪の上にのれそう。

 

 

雪上にステップを刻んで・・・

 

 

船明神山を振り返ります。

 

 

そして、すたこら、ずんずん、下ると・・・

 

眼下に、沼尻元湯。

 

 

湯の華採取場へ。硫黄の臭いがキツイ。

 

 

ここから、登り返し。有毒ガス?急ぎ足で。

 

 

ふ~、ここまで来ると、ほぼ普通の空気?

 

 

水の精の激に与ります。

 

 

沼ノ平の遭難死亡事故・・・あれからもう四半世紀。

霊よ、安らかに。

 

 

さぁ、胎内岩へと突き上げます。

 

 

 

 

 

磐梯山から、うれしいエ~ル。しばしの語らい。

 

 

エ~?こんな通せんぼあったっけ?岩、落ちた?

 

 

何とか乗越し、胎内くぐり。よくぞ地震に耐えました。

でも、狭くてイヤだなぁ。

 

 

何とか、くぐって、上がって、ホッ。

 

 

対稜の障子ヶ岩と・・・

 

 

語らいつつ、歩一歩。

 

 

吾妻が雲をはらってエ~ル。ありがとう。

 

 

お腹が、グ~。

 

 

ここらで、ひと息。

 

 

陽精と、そして雲と、語らいます。

 

 

介護で、家を留守にできるのは3時間か4時間そこらだったから、

飯豊、磐梯、安達太良、吾妻~には、10年は行くまい、行けなくてもいい、

そう、心に決めていた。

でも、その私が、今、こうして安達太良に起っている。母、逝きて・・・

天の神さまが、そして母が、もう、いいんだよと、許してくださった。

 

 

「君の一歩は、みんなの一歩なんだよ」と雲の響。

ありがとう、大事に、大切にするね。

 

いい時間を過ごせました。

帰るとしましょう。。

 

鉄山避難小屋。

 

鉄山を巻いて、沼ノ平。

 

 

磐梯山、親昵の響。

 

 

矢筈森、奥に安達太良本峰、和尚山。

 

 

荒々しい矢筈森。

 

 

振り返って、鉄山。

 

 

沼ノ平、"see you, later"。

 

 

矢筈森と・・・

 

 

鉄山の目送に与って・・・後は、すたこら。

 

 

烏川にご挨拶をして・・・

 

無事の下山、

寛恵の山路に、

感謝、感謝、感謝。

 

fin