旅する蝶、アサギマダラに遇えました。
今日(8/19)は、安達太良山へ。
たぶん雨、きっと雨、…やっぱり雨でした。
降りみ降らずみ、勢至平までは雨にあたりませんでしたが、
登山道はこれまでの雨をたっぷり吸って、泥だらけ。
たかが小雨、傘をさし、小粋に運歩をと気取りましたが、
結果、長靴は泥まみれ、ズボンまで汚してしまいました。
でも、足が悦んでくれたので、善しとしましょう。
感謝。
さて、この天気。
この子たちは、ゴンドラを利用するとは言え、
無事、山頂を踏めるでしょうか?
ゲレンデを離れ、まずは、勢至平へ。
旧道はグチョグチョ。
旧道を抜けると、おや、アサギマダラが。
それも二羽。
一方の個体には、羽根に文字???
『JRS94』と読めます。何かの調査の一環なのでしょうが、
落書きされて、ちょっとかわいそう。
渡り、…言い方を換えれば、フーテンの寅さん?(笑)
「旅する蝶」とか。
"旅"という言葉には、天の香りがする。
「この世では旅人、寄留の身」とは新約書にみられる思想、
「風にまかせて歩みなさい」と…。
蝶の祈りも、"Grace be with you"。
"bon voyage"~
もう直ぐ、勢至平。蔽っていた雲がはらわれ、鉄山の雄姿。
なのに、雨粒が…
傘を友に、勢至平。
峰の辻へ上り始めると、ガスが。
鉄山も蔽われはじめました。
稜線はすっかり雲の陰。
鉄山はあきらめ、安達太良本峰、薬師、五葉松を周ることに。
そぼ降る雨の中、山頂直下。
さすがに人は少ない…
安達太良を頂きました。
お腹はすいていないので、息まず降ります。
ゴンドラの山頂駅が見えます。
雨はしとしと。
薬師の展望台に到着。何もみえませんが…
束の間、雲がきれて、山頂部。
長居は無用です。
すると、人懐っこいトンボくん。
真直ぐな、まなざし。
このまなざしに堪えられる人間でありたい…。
"君子は器ならず"と、諭します。
五葉松平。
ゲレンデへ。
粘土質の滑りやすい斜面を、抜き足差し足忍び足?
ギボウシのエ~ルに応えます。
下り終えると陽精の響。"どうだい、雨もいいもんだろう?"。
雲からも、雨粒からも、"Grace be with you".
無事の下山、
佳雨の山路に
感謝、感謝。
Fin