あるく

~山の恵みの備忘録~

磐梯山/雨沐 2017年8月13日


 今日(8/13)は、磐梯山へ。

 お盆と言えば、毎年、
 何れかの日を割いての飯豊行が慣わしでしたが、
 今年は、あれやこれやで、断念。
 ならちょっと磐梯山へ、と猪苗代に来てみれば、…雨降り。
 でも、猪苗代スキー場に着くと、雨は上がり、
 何とかなりそうです。

 天気の悪い、こういう時こそ、晴れ渡った顔、
 いい顔をして。



 あの青空が冷やかしではありませんように。
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 青空が披けると、月天子。…
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 …それも束の間、ゲレンデトップは雲の中。
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 でも、にっこり、赤埴の山脊に運歩
 雨になりそうで、なりません。
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 沼の平。
 いつものシナの木で、ひと息。櫛ヶ峰はパス?
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 三合目で、岡部の大将とabuさんにバッタリ。
 "お久しぶりです"。

 黄金清水の平に、ガスは濃く。
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 弘法清水で澁谷さんにご挨拶。水を補給。
 いざ山頂へ。

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 大磐梯を頂きました。
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 居合わせた登山者の方にお願いして、パチリ。
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 湯を沸かして、カップラーメン。
 食べ終わる頃には、ついにというか、雨粒が到来。
 持参の傘の、出番です。

 おや?岡部の山頂売店が開いています。
 nakazawaさんかな?
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 やはりnakazawaさんでした。お久しぶりです。
 aokiさんご夫妻を交え、歓談。
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 雨降りでは、長居無用。山頂を辞し、下ります。

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 路傍の花々の慰めを頂戴しながら。
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 三合目で、刹那、雲が薄くなり、天狗岩。
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 倦まず、弛まず、呼ばわる声、…"天を仰げ、天から生きよ"と。
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 今日は櫛ヶ峰をパスして…

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 沼の平に、singing in the rain?
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 シナの木の下でちょっと雨宿り。
 雲がはらわれ、お山の響。…
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 胸ぐらをつかみあって、為政者たちの威勢のいい言葉が
 飛び交っています。

 "悪をその原因によって知る者は、
 けっして呪ったり絶望したりしない術を学ぶのである。
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 ここで何よりもまず考えねばならないことは、
 すべての筋肉が結合しあっていること、
 したがって、その中の一つでも動けば、
 それと協力すべき筋肉がまず目覚めて動くのではなくて、
 他のすべての筋肉が動き始めることである。
 そこつ者はほんのわずかな動きにも全体重をかけてしまう。
 ・・・・・・・・
 結び目をほどく必要がある。それはなまやさしい仕事ではない。
 だれもがよく知っているとおり、
 怒りと絶望はまず第一に克服しなければならない敵である。
 それには信じなければならない。
 希望をもたねばならない。
 そしてほほ笑まねばならない。
 こうしながら、仕事を続けねばならない"、
 とは、アランの言葉。
 そして、
 "理由がなんであろうと、戦争はいつも避けることができるのだ。
 そこに興奮さえ混ざり込まなければ"
 とも。
 …『8月15日』が近づいて来ました。



 "然うだ"と、お山が肯います。
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 雨が降る、無数の雨粒が葉を叩いて歌います。
 空気を洗いながら。
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 あとは、すたこら。
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 青空が顔を出して、
 "どうだい、雨もいいもんだろう?"
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 無事の下山、
 雨沐の山路、その沢潤に、
 感謝、感謝。


 Fin