あるく

~山の恵みの備忘録~

安達太良山/沐雨 2021年8月7日

今日(8/7)は、安達太良山へ。

予報は雨。朝の散歩のとき、山姿がよく見てとれたので、外れるかな?

午前中もってくれれば御の字。朝食を済ませ、そそくさと。(笑)

でも、結局、もってくれたのは勢至平まで。後は粋に傘をさして・・・

この猛暑下、涼しくはあったので、良しとします。

 

 

烏川に礼敬し、分け入ります。

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旧道をつめて、ひと息。稜線は雲陰、雲裏 。雨かな?

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おや?旅する蝶、アサギマダラ。先の移ヶ岳にも。 

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優雅に翔ぶなぁと、しばし、うっとり。

 

「風にまかせて歩みなさい」とは、新約書にある思想。

「この世では旅人、寄留の身」~放浪のラディカリズムとも、ひとは云う。

ヒトの定義としては、ホモサピエンス・ホモファーベル・ホモルーデンス

それぞれ「考える」から英知人、「道具を作る」から工作人、「遊ぶ」から遊戯人。

この蝶のDNAには、ヒトの思い及ばぬ様な哲学、「信」があるに違いありません。

「旅する蝶」、あるいは、「風天の寅さん」?(笑)

 

 

"Grace be with you".

いい時間を、ありがとう。

 

" bon voyage ! "(ボン・ヴォヤージュ) 

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ギボウシの激をうけて・・・ 

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そぼ降る雨。くろがね小屋へは寄らず・・・

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峰の辻へ。 

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ひと登りで、安達太良山頂着。 

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雨は止まず、此処まで。 

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おにぎり1個を頬張り、帰路へ。 

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途中、本降り。

 

薬師岳に着くと・・・ 

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霧雨以下に。

鉄山で食べようと思っていたラーメンを、此処で。 

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ラーメンを食し了える頃から再び、雨粒に。

五葉松平を経て・・・ 後は、すたこら。

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ゲレンデが見えて来ました。

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ヤマユリの鄭重なるねぎらいエ~ルに与って・・・ 

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凱旋です。 

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無事の下山、

沐雨の山路に

感謝。

 

fin

 

 

*セカンドステージ?今回も、新調した地下足袋で。

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 (新しい地下足袋の感想~今回の行程はほぼ10km。これといった悪場のない、ハイキングコースの類ですが、雨で登山道は沢と化し、五葉松からの降り等、それなりに負荷がかかりました。今回求めたものは先割れタイプのゴムピンスパイク。足指の付け根への食い込み、その圧迫感は、異和としてはどこまでも残るものの、マメを誘発するような性質のものではなく、ひとまず安心しました。ただゴムピンの頼り無さは、それなりに?体感させられました。じゃ、鉄ピンかと言われれば、これはもうそれぞれの特徴が有する価値=その重さをどうはかるかの問題で、使用する者の選択の問題となります。この昔ながらの足の「衣」(「袋」)は、近代的な登山靴とは、当然、背景にある思想をやや異にしており、履く者に「歩き方」、山への「態度」を問うて来ます。)