王冠(crown)のようにつながる、安達太良の峰々。
今日(1/23)は、移ヶ岳へ。
この辺では、この山の頂きからの見晴らしが、いちばんしっくりきます。
介護にはげむ私には、何よりの慰撫、慰労です。
他の山をどうにも面倒がるのは、その登望登覧の味わいの差違にありそう?
私には、もったいないほどです。
前回に学んで、無理せず、此処に駐車。歩いて瑞峰平へ。
路面は前回より少しマシになってますが、4WDでないと難しいな?
てくてく歩く私へ、吾妻安達太良のエ~ル。
那須の連嶺からも。
瑞峰平の駐車場に到着。閑散?
今日のトレースはなさそうです。
石切場分岐をタ~ンし、上へ。
山頂を間近に、心筋が忙しくなります。
衛兵岩のアラン君に敬礼し・・・
移ヶ岳を頂きました。
しばし眺覧、周覧。
大地の響に耳澄ませます。
ツンと尖って天を仰ぐ鎌倉岳。
人間は小さな存在なんだけど・・・
猪苗代山稜の上辺では、雲さんの寄り合い。
磐梯山は雲陰、雲裏でしたが、やはり礼節を重んじるお山です?
この貧しき土塊に、雲をちょっと押し退け、親昵こもる挨拶を。
「あなたがたは、雲が西に出るのを見ると、即座に、『雨になるだろう』と言う。果たしてそのとおりになる。南風が吹くと、『暑くなるだろう』と言う。果たしてそのようになる。偽善者たち、あなたがたは地や空の模様を見分けることを知っていながら、どうして今の時代を見分けることを知らないのか」
とは、新約書の主人公の言葉。彼は畳みかけて言う、
「どうしてあなたがたは、何が正しいかを自分で見定めないのか」
と。
小さな信実を、こつこつと、積み重ねよ、それ以外に道はないんだ・・・
お山は、切々と、そうさとしています。
安達太良、吾妻の連嶺も、心を合せます。
そして、遥か那須の峰々も。
陽精も、雲も、みな心は一つ。
"Grace be with you".
いい時間を過ごせました。感謝。
帰るとしましょう。
後は、すたこら。
樹々と歓談、四方山話?
お山のエ~ルを総身に・・・
無事の下山、
心虔の山路に
感謝、感謝。
fin