笹ヤブをかきわけると、そこに、躑躅の頌。
今日(5/16)は、阿武隈高原中部県立自然公園『日山』(1,057M)を見回ります。
今日はたしか安達太良山の山開きでしたね。でも、コロナ禍により行事は中止。
各登山口でのペナント配布に限ったそうな。
福島県では独自の緊急事態宣言を発令(5/15)、不要不急の外出自粛を求めています。
感染拡大防止のため、一人ひとりが、それぞれの最善を尽くすしかありません。
予断は許されない・・・
さて、午前中ぐらいは天気もちそうかな?
いつもの上移は平地区公民館前に駐車させて頂き、いざ。
うれしい、移ヶ岳の激。
登山口着。礼敬すれば、山の時間に合せられます。
新緑が歓呼して迎えてくれました。
さて、前回の宿題。倒木で道がふさがれている場処へ。
ノコギリ持参。
太いツタも絡んで、何本も伐らねばなりません。
悪戦苦闘の?作業後。スッキリしました。
心もスッキリ、足取りは軽く。
移分岐。茂原からの径を合せます。
新緑の生き生きが、沁みてきます。
天王平。
胎内くぐり岩を横目に・・・
山頂広場へ。
おや?展望台が直ってる?
~2月の地震による損壊を5月中に修繕・修復するとは伺っておりましたが、
もう了えた様子です。
すると、何と、kikuchiさんの姿が。
山の会の方々とハイキングだそうな。相変わらずで何よりです。
展望台の修繕箇所を確認しながら・・・ 階上へ。
田沢日山神社の鳥居も金具でジョイント、修復された様です。
上がって、眺覧、周覧。あぶくまがひらけます。
さて、降りて、一帯を見回ります。
展望岩で、ひと息。
あぶくまの山々と、しばし、思想の交換。
パスカルは曰います、—
「彼ら[人々]からこうして[名誉や財産についての]心遣いを
全部取り除いてやればいいのさ、
なぜって言えば、そうすれば、彼らは自分を見つめ、
自分が何であり、どこから来て、どこへ行くかを
考えることになろう」と。
災禍、災厄は、不条理。「心遣い」を奪い去ります。
新型コロナウィルスは1万分の1ミリという小さな存在です。
その小さなウィルスに、人は、「お前は何者か」と問われています。
天に、大地に肯われぬ思想に、未来は造れません・・・。
いい時間を過ごせました。感謝。
さて、山頂広場に戻り、kikuchiさんと、歓談、四方山話。
そうこうしていると、私の指定席が空きました。
高台の社に陣取り、昼餉とします。
異状のあるなく、安堵。
帰るとしましょう。
新緑の頌に歩を合せ、すたこら。
移分岐。 左へ折れて・・・
笹ヤブの背後に鮮やかな紅。
かきわけてゆくと、そこには、躑躅の頌歌が。
花はひとに見られることで、本懐。 すくわれる。
立ち戻り、移ヶ岳のねぎらいエ~ルに与って・・・
無事の下山、
寛易の山路に
感謝。
fin