あるく

~山の恵みの備忘録~

飯豊山/秋光(一) 2018年10月25日

 陽精に祝われ、渾身の頌歌。
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 今日(10/25)は、飯豊へ、日帰りで。
 年内に、あと一回、飯豊に行ければなぁ、と念じておりました。
 ああ、こんな日に山に遊べたらと思う日が、そこばくとありましたが、
 如何せん、所用あって、かなわず。
 無理を強いての登山は、お山に嘉せられず、そこに、心の底からの欣びなど、
 わくべくもありません。
 浮世の義理、とはよく言われるけれど、
 その繋がり、その結びこそが、存在と生活との真面目なのですから。

 「待てば海路の日和あり」は、「山路」も同様。ー
 一日ごとに様子が変わる?週間予報を眺めていたら、本日が良さそう。
 「お山が呼んでいる」ようです。(笑)
 年々、歩くことそのものを愉しむようになった所為か?ペースがゆっくりに。
 秋の日は釣瓶落とし、その分、出発を早めます。
(登山口発03:25~07:07三国岳避難小屋~08:35切合避難小屋~10:28飯豊本山小屋~10:43飯豊山頂11:20~12:38切合避難小屋~13:42三国岳避難小屋~16:04登山口着)


 喜多方市山都町、川入は御沢の野営場に着けば、月天子の迎候。
 テキパキと身繕いをし、いざ。
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 ヘッドランプを友に、長坂をえっちらおっちら。
 月天子のエ~ルに応えます。
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 明るんできました。地蔵の巻き道にかかると、三国岳に御目見得。
 どんどん進み…
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 水場『峰秀水』に到着。かなり細いですが、充分です。有難い。
 此処で1.5ℓ調達、合計2.5ℓで往復を賄います。
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 三国岳がモルゲンロートに輝りだしました。
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 七森も、朝陽を浴びて嬉しそう。
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 朝陽が辿る径を照らします。
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 剣ヶ峰着。ひと息入れ、眺覧、周覧。
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 松ノ木尾根を落とします。草紅葉が清風にざわわざわわ。
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 三国岳。
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 そして、七森。
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 秋色が下部へ、裾へと、滲み込んでゆきます。
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 ヤセた岩稜。コケれば、ただではすみません。
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 護摩壇は、下部を回り込んで越します。
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 三国岳を頂きました。
 先ずは大日岳にご挨拶。まだ布団被って寝ています?
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 目を転じて、これから辿る稜線。雲気、雲興に本山は認められず。
 小屋の中で、一休み。
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 さて、行きましょうか。
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 振り返って、三国岳、三国小屋。
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 いつものカンバに、ご挨拶。息災で何より。
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 大勢の雲さんのエ~ルに応えます。
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 深い秋色に潜む、疣岩山。
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 大日岳は、雲を透してエ~ル。
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 種蒔山の彼方に飯豊本山。
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 種蒔山が迫ります。
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 よっこらしょっと頂稜にのれば、雲を押し退け、飯豊本山。
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 草履塚と睦ます。
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 切合着。ひと息入れて、おにぎりタイム。


 堂々たる、大日岳。
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 飯豊の衷誠、白鯨の、その体こそ失せても、精英は翔起。
 新たなる降雪、その蘇りを待ち望みます。
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 草履塚へ。

 振り返って、切合、種蒔山。
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 草履塚着。心の草履を履き更えます。
 元気溌剌の、雲さん。
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 さほど寒さを感じずに来ましたが、足元には霜が。
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 大きく深呼吸して…  
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 いざ。
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 岩場、御秘所へ。
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 御秘所から、大日岳。
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 そして、草履塚。
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 飯豊の風が吹きわたります。
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 御秘所沢を落とす、飯豊本山。
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 いよいよ、御前坂。いやさ、試練坂。
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 こんな勾配は、だらだら登るのがいちばん?
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 『カフェ御前坂』。中程の緩んだ場処にあるテーブル形状石です。
 マスターの大日さんはまだ寝ぼけている様子…。
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 御前坂、登了。振り返って、草履塚。
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 一ノ王子を過ぎると、本山小屋。
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 休まず、飯豊山頂へ。
 山基、山側の、もえるような紅葉に迎えられ…
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 雲上の桃源を歩一歩。
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 『飯豊山/秋光(二)』につづく。