あるく

~山の恵みの備忘録~

A-1『飯豊連峰を歩く』

大日岳/慈憫(三) 2018年7月16‐17日

『大日岳/慈憫(二)』からの、つづきです。 御西小屋の管理には小国山岳会の草刈さんが入っておられました。 昨夜は、シミケンさんもおられ、さぞ賑やかな?宴だったことでしょう。 受付を済ませ、先ずは、水汲みに。 沁みてくる、衷情。 お山の祈りは、いつ…

大日岳/慈憫(二) 2018年7月16-17日

『大日岳/慈憫(一)』からの、つづきです。 草履塚で、ひと息。 連嶺の圧倒を前に、ただ仰止、仰望。静まって、心の草履を履き更えます。 ~風のおかげで、此処まで、体調は無問題。 でも、過ぎたるは何とやら、風邪ひいちゃいそうなレベルです? うれしい、…

大日岳/慈憫(一) 2018年7月16‐17日

清廉、清明のイイデリンドウ。その生命が沁みてきます。 今回(7/16-17)は、飯豊、大日岳へ。 この夏の、何という暴慢さであることよ。 すでに夏バテ気味のこの軟弱者が、果たして稜線に起てるのだろうかと、 はなはだあやしみましたが、 様々な出会い、サプ…

石転ビ沢/寵恵㈢ 2018年6月17日

『石転ビ沢/寵恵(二)』からの、続きです。 地神山を頂いて、やっと、杁差岳に御目見得がかないました。 「お久しぶりです」。 無沙汰して、このところ、行けてません。 "Grace be with you",…お山の衷情が沁みてきます。 丸森尾根への分岐、地神北峰へ。 イ…

石転ビ沢/寵恵㈡ 2018年6月17日

『石転ビ沢/寵恵(一)』からの、続きです。 ふ~っ、やっとこさで、十文字鞍部に起ちました。 "Welcome back, my friend" 今年も、石転ビ、飯豊の白龍のご機嫌麗しく、 その脊背を、恙無く、上りおおせました。唯々、感謝。 感恩が溢れます。 北股岳の親昵に…

石転ビ沢/寵恵㈠ 2018年6月17日

雲はく白龍、石転ビ沢。 今日(6/17)は、飯豊、石転ビ沢へ。 奇しくも、昨年と同じ日の入渓となりましたが、同様に、 上天気に恵まれ、一刻、白龍の脊背に遊ばせてもらえた上、サプライズまで。 さらに丸森尾根へと周れば、 稜線は、イチゲ、キンバイ、チング…

飯豊山/慈恩(三) 2018年5月12‐13日

『飯豊山/慈恩(二)』からの続きです。 明けて、13日。よく、眠れました。 予報に反して?ご来光?あわよくばモルゲンロート? と期待ばかりがふくらみましたが、… 陽精の渾身のショータイムはここまで。 さて、雨になるのは必至。 朝餉を早め、可及的速やか…

飯豊山/慈恩(二) 2018年5月12‐13日

『飯豊山/慈恩(一)』からの、続きです。 ふ~、大日岳に御目見得がかないました。 ”お久しぶりです”。 "Welcome back, my friend", 親昵の響に浴して、わずらいはみな失せてしまいます。 お山を前に、ただ呆けるばかり。 小屋前で、一息入れ、もぐもぐむしゃ…

飯豊山/慈恩(一) 2018年5月12‐13日

今回(5/12-13)は、飯豊へ。 今年の初飯豊、11-12日の予定でしたが、如何せん、大ドジ(忘れ物!)。 一旦登山口から帰宅を余儀なくされてしまいました。 仕切り直して、再び、大日杉へ。 でもそれが幸いしてか、サプライズ。愉しいひと時に恵まれました。 お山…

飯豊周行(三) 2017年10月8-9日

『飯豊周行(二)』からの続きです。 明けて、10月9日。未明。 空には月天子。 足が回復したので、大日岳の頂を目指すことに。 朝食をしっかりとってから発とうと思っていたのですが、 4時にもまだならぬうちから、一人、また一人と、 ヘッデンを頼りに闇の中…

飯豊周行(二) 2017年10月8-9日

『飯豊周行(一)』からの続きです。 北股岳を頂いて、ひと息。周覧、眺覧のひと時。 仲良きことは善哉、―― 飯豊山が、梅花皮岳、烏帽子岳と睦みます。 ハア~、でも、疲れました。体が愚図つきます。 梅花皮小屋に沈没するか、御西へと勇躍するか… 決めなけれ…

飯豊周行(一) 2017年10月8-9日

飯豊山、仰眺。(烏帽子岳から) 今回(10/8-9)は、飯豊へ。 梶川尾根から飯豊連峰の脊梁に遊んで御西小屋に宿り、 翌朝、大日岳を頂いて、飯豊山を廻り、ダイグラ尾根を降る、― という、天狗平を起点とした、飯豊を周歴するコース。 覚束ない、たどたどとし…

大日岳/和心(三) 2017年7月15-16日

『大日岳/和心(二)』からの続きです。 明けて16日。 昨夕のこの英姿に、本日を期待したのですが…。 3時過ぎに起きると、外にはガスがたち込めています。 朝食の準備をし、しっかりと胃の中へ。 4時22分、辺りはまだ雲の統べる世界ですが、予定通り、 大日岳…

大日岳/和心(二) 2017年7月15-16日

『大日岳/和心(一)』からの続きです。 いよいよ、御前坂。 今日は雲さんが真夏の陽射しをあらかた遮ってくれました。 お蔭様で疲労困憊というほどのことはなく、調子は上々。 とは言え、最後の関門、試練坂たるに変りはありません。 ウスユキソウがこのたど…

大日岳/和心(一) 2017年7月15-16日

イイデリンドウ、ひとすじの気持。 今回(7/15-16)は泊りで飯豊、大日岳へ。 川入御沢キャンプ場から。 予報は芳しくなく、少しずらそうかと思いましたが、 この後、カレンダーにはいろいろと行事が入り込んでおり、 天気を選ぶ余裕はなく、行けるときに行く…

石転び沢/龍翔(三) 2017年6月17日

『石転び沢/龍翔(二)』からの続きです。 はぁ~、やっとこさぁ~で、十文字鞍部へと上がれば、 ハクサンイチゲが満面の笑みで迎えてくれました。 イチゲはもう終盤との報があり半ば諦めていましたが、 この辺りは今がハイシーズン。 このねぎらい、エ~ルが…

石転び沢/龍翔(二) 2017年6月17日

『石転び沢/龍翔(一)』からの続きです。 おにぎりを食べてゆっくり息みました。 大半の方は此処でアイゼン装着、ですが、 ここから梅花皮小屋まで距離にして優に3km以上、 軟弱者の私としては出来るだけ足の負担を軽くしたいので、 勾配が弥増す「ほん石転び…

石転び沢/龍翔(一) 2017年6月17日

空へとかけりゆく白龍。 今日(6/17)は、 飯豊、石転び沢へ。 ひと時、白龍の脊背に遊ばせてもらいました。 感謝。 数えてみれば三年振りの訪問。稜線では、思いがけなく、 ハクサンイチゲが歓呼して迎えてくれました。 (参考タイム;天狗平発04:50~06:40梶…

飯豊山/寵待(三) 2017年5月3-4日

『飯豊山/寵待(二)』からのつづきです。 GW中の予報がよかった所為か、行き交う者、少なからず。 見るからに山岳部の若者が、元気よく御秘所を越えて行きます。 名残を惜しんで、飯豊本山。 御鏡雪~御西、 そして、大日岳。 草履塚で、ひと息入れましょう。…

飯豊山/寵待(二) 2017年5月3-4日

『飯豊山/寵待(一)』からのつづきです。 大日岳と語らいながら、草履塚の斜面を 愉しくくだります。 時折、ズボっと、雪を踏み抜きつつ。 御西のやさしいまなざし。 いよいよ、御秘所。 岩場にデンと構えて、御秘所沢を見遣ります。 凛々しい飯豊本山、畏服…

飯豊山/寵待(一) 2017年5月3-4日

大日岳に礼すれば、 "Welcome home, my friend". 今回(5/3-4)は、飯豊へ。 ここのところ、GWは泊りの山行がかなわず、 昨年(4/9)、一昨年(5/3)と、日帰りで三国岳まででしたが、 今年は幸いにもかなえられ、 雪に遊んで、飯豊の山頂を足下にすることが許され…

大日岳/嘉恵(三) 2016年9月24-25日

『大日岳/嘉恵(二)』からの続きです。 雲がはらわれ、大日岳、見参。 遅蒔きながら、 "Welcome home, my friend". "ありがとう"。 この山の、信実、そして謙遜が、身に沁みて来ます。 この光、この風、この生命、 いい景色をたくさんすって、こころはいきい…

大日岳/嘉恵(二) 2016年9月24-25日

『大日岳/嘉恵(一)』からの続きです。 ふ~、北股岳を頂きました。 梅花皮、烏帽子、飯豊の睦まじい三福対を背に、ショット。 門内小屋から先行した方に、撮って頂きました。 体にご機嫌を伺いながらのえっちらおっちら、 兎にも角にも、護られて、 ここまで…

大日岳/嘉恵(一) 2016年9月24-25日

宝珠山の岩頂に息んでいると、おやおや? カモシカくんが、遊びに来てくれました。ありがとう。 今回(9/24-25)は、飯豊、大日岳へ。 丸森尾根から入り、北股岳を経て、御西小屋に泊り、 翌日、朝一で大日岳を頂き、ダイグラ尾根へ。 調子がいまいち、挫けそ…

大日岳/佳恵(三) 2016年7月20-21日

『大日岳/佳恵(二)』からの続きです。 ハァ~、さてさて、下らなければなりません。 バタバタと、詰めては出したり、押し込めたりで悪戦苦闘、 すったもんだのパッキングを了え、小屋の外へ。 一宿の恩義に、最敬礼。 北股の衆にも。 "See you, later" 御西…

大日岳/佳恵(二) 2016年7月20-21日

『大日岳/佳恵(一)』からの続きです。 御西小屋の受付を済ませて、水くみ。 管理に入っておられたのは、小国山岳会の草刈さんでした。 荷物の整理を了え、外に出てまったりしていると、 大日岳がちょこんと顔を出して、 "Welcome home, my friend", "ありが…

大日岳/佳恵(一) 2016年7月20-21日

満面の笑みで迎えてくれたイイデリンドウ。 今回(7/20-21)は、飯豊/大日岳へ。 4月に三国岳、6月に飯豊山と繋げることが出来たので、 次は大日岳と、思いが昂りました。 周回がいいかなとも胸中に過りましたが、 いま一つの思いは、草月平。 この華やぐ天空…

飯豊山/清朗(三) 2016年6月18日

『飯豊山/清朗(二)』からの続きです。 御秘所を了えて飯豊本山。 忽ちのうちに、標高を落としました。 その響に耳澄まし、肝胆相照らします。 親昵かようウスユキソウ。 じっと見合って、いとまを告げます。 草履塚に到着。 ん~、大日岳は顔を隠したまま。 …

飯豊山/清朗(二) 2016年6月18日

『飯豊山/清朗(一)』からの続きです。 御秘所の岩場を了えて、次は御前坂。 雲気雲勢に衰えが見え始め、 山容が安定して見えるようになりました。 予報では9時以降に好天、当てにしていいのかな? 体調良好に、感謝。 "早く来い"、 飯豊本山が招きます。 花…

飯豊山/清朗(一) 2016年6月18日

山には、青い空が似合う。 今日(6/18)は、飯豊へ日帰りで。 人間万事塞翁が馬とか。 ここしばらく、飯豊への機会を得ずにいましたが、 通いなれたこの山へ、心新に、 新鮮な気持で歩を運ぶことが許されました。 感謝。 (参考タイム;川入御沢登山口03:50~0…