『大日岳/嘉祉㈡』からの、続きです。
夢のような朝の逍遥でした。でも、如何せん、帰らねばなりません。
この暴慢としか言い様のない暑さに敗けぬよう、まずは、腹ごしらえ。
たっぷり飲んで食べてこその充溢、しっかり歩けるというもの。
草刈さんは既に荷上げ品の受け取リに出かけており、不在。
朝餉を了え、小屋から少し下った水場へ。
昨日は雷雨で、水場をパス。草刈さんに水を分けてもらいました。
その分、ちゃんとくんでお返しします。生命の水です。
水場からの大日岳は、私のお気に入り。
小屋に戻って、すったもんだのパッキング。
一宿の恩義。御西岳避難小屋に礼敬して、いとまを告げます。
ありがとうございました。・・・
一面のフッサフサ~。寝転がって日がな一日過ごすのもいいだろうなぁ。
のっしのっしと歩を運べば、飯豊の響。
たった一人の草月平。のたりのたりと、しあわせな時間。
白鯨の傍らで、その充満の精信を押し戴きます。
優しく足を鼓舞する、イイデリンドウ。
どこまでも、歩いてゆきたい。一歩一歩を大切に。
「よぶがゆえに
みえきたるものあり
よぶことなければきえゆくものあり」
・・・・・・・
「われよべば
みえきたるなり
わがよぶは
みえきたるもののこころのゆえならん
もったいなしととなえんか」
・・・・・・・
「みえきたらんとするもの
よぶがゆえにわれもよぶ
そのものわれによぶこころをうごかすごとし」
・・・(八木重吉)
愉しい、天空の imagine・・・
駒形山で、ひと息。眺覧、周覧。
飯豊の精爽に合わせられます。
飯豊の山頂が間近。
再び飯豊山を頂いて、パチリ。
イイデリンドウのエ~ルに浴します。
どうぞ、山のような人間にならせたまえ。
マツムシソウと言葉を交わしながら・・・
御前坂を降ります。
振り返って、御前坂。有難う、再見。
飯豊本山のエ~ルに応え・・・
次は、御秘所。
大日岳は暑い、アヅイと。・・・
ん~、夏飯豊! 汗、汗、汗!
瑞雲の祝福に浴せば、・・・。
お山の祈りは、"Grace be with you".
切合に着くと、井上邦彦さんと草刈さんの姿が。お久しぶりです。
しばし、歓談、四方山話。
井上さんは、HP『飯豊朝日連峰の登山者情報』の主筆/管理者にして、
小国山岳会の会長さん。記念に、スリーショット。
荷を草刈さんに託した井上さんは此処で往路を復し、大日杉へ。
それぞれの下り上りへ。どうぞお元気で~!
種蒔山から、草履塚、本山にいとまを告げて。
途中で、ひと息。
トンボ君の慰労に与りました。
心友のカンバにも、おいとま。
三国小屋はもう直ぐ。
三国小屋で、金子さんに恙無きを?報告。
ひと息入れて、歓談、四方山話。
まぁまぁの時間でここまで来れました。
ゆっくり、下れそうです。
剣ヶ峰へと。
峰秀水を押し戴いて・・・
あとは、すたこら。
森の古老の慰労に与って・・・
無事の下山、
嘉祉の山路に
感謝、感謝、感謝。
Fin