清廉、清明のイイデリンドウ。その生命が沁みてきます。
今回(7/16-17)は、飯豊、大日岳へ。
この夏の、何という暴慢さであることよ。
すでに夏バテ気味のこの軟弱者が、果たして稜線に起てるのだろうかと、
はなはだあやしみましたが、
様々な出会い、サプライズに、たくさんのエ~ルを頂戴し、そして何より、
お山に護られ、庇われて、どうにか大日岳を頂くことが許されました。
すべてのことに、感謝。
【参考タイム】7/16;川入御沢野営場発04:02~06:21横峰~08:00三国小屋~10:04切合小屋~10:43草履塚~12:05飯豊本山小屋~12:25飯豊山頂~13:54御西小屋(泊)
7/17;御西小屋03:35~04:51大日岳~06:13御西小屋発08:01~09:15飯豊山頂~10:32草履塚~10:50切合小屋~*カメラのバッテリー切れの為画像データ無し~15:40御沢野営場着
予報官は、命にかかわる危険な暑さだと、警告しています。ならば、
出立を早めるしかなさそうです。
朝ぼらけ、ヘッデン無しで、目を凝らしながら。
下十五里、中十五里と大汗。
上十五里で、やっときちんと、朝陽にご挨拶。
地蔵山を巻くと、三国岳に御目見得。水場は近い…
とくとくと、生命の水。ありがたいなぁ。
おかげで、川入からは、水の携行が少なくてすむ…
道の辺には、花のエ~ル。
いざ、剣ヶ峰。
背中を優しく押し上げる、磐梯山。
初めの岩場を越え、次なる岩場に手をかけ、上ろうとすると、
何やら、上から目線?
見上げると、何と、リョウくん。元気そうで何よりです。
下界で遇うとしたら、その確率の分母は天文学的な数字になりそうですが、
山で遇う確率の分母は、指の数ほど。
道がさっぱりと刈られていたのは、彼の仕事です、きっと。
リョウくんを見送り、岩場を越えると、あれま、今度は、yokooさん?
こちらも、お元気そうです。
昨年、リョウくんの相棒として道刈りを助けておられたから、納得。
二人を一緒に撮ればよかったなぁ。
岩場が、まだまだ、続きます。
七森が落とす断崖に見惚れていると…
何と、asanoさんが降りて来られました。
14~16日の二泊三日、テント担いで、飯豊を満喫されたご様子。
剣ヶ峰の標柱にタッチ。
一息入れて、眺覧、周覧。
さあ、三国小屋まで、あと少し。
護摩壇と挨拶を交わし…
三国岳を頂けば、大日岳の祝福。
「お久しぶりです」。
金子さんも、相変わらずなご様子、何よりです。しばし、歓談、四方山話。
おにぎり1個。
「これが疣岩(いぼいわ)だよ」と、金子さん。
不思議と疣岩山にはなくて?三国岳にあるんだそうな。
あまりゆっくりもしていられません。
辞して、いざ…
飯豊の風に乗り…
のたりのたりと。
途中、『山楽番』さんご夫妻と、スライド。
振り返って、三国小屋。そして、剣ヶ峰の巖腹。
いい風が、汗を抑えてくれます。
いつものカンバに、ご挨拶。
大日岳は、雲の応接に忙しそうです。
いよいよ、種蒔山。
種蒔山の頂稜に起てば、"Welcome back, my friend"。
草履塚、そして飯豊本山に、しばし展敬。
ヒメサユリの目迎に与ります。
すると、前方から、どこかでお見かけしたことがあるような…
何と、本宮のkatouさん~。
山友の山友なので、山友? 不思議な回り合わせですね。
昨夜は御西の小屋で酒宴とか?でも、足は確り、二日酔いはなさそうです。
katouさんを見送り、切合へと下れば、昨年の保全作業の現場。
だいぶ、馴染んで来ています。
お山からは、ど~んと、親迎の風?
下界は酷暑だというのに、こんなに勁く、もったいないことです。
草履塚と本山が睦ます。
辺りにはもう、マツムシソウ。早いなぁ。
切合小屋の前で、ひと息。
おにぎり1個。
大日岳にのぞんで、しばし、黙想。
どうぞ、頂きへと、護り給え。
さて、草履塚。
少し上って、一顧。風がさえぎられる分、今度は汗です。
チングルマのエ~ルに、ほっこり。
トンボ君からも。
ふ~、歓呼の風に迎えられ?草履塚に起ちました。
『大日岳/慈憫(二)』に、つづく。