あるく

~山の恵みの備忘録~

地蔵山/恩信(前篇) 2023年5月3日

地蔵山を頂けば、飯豊本山の親昵。

 

 

今日(5/3は、飯豊。地蔵山まで。

飯豊の風にあたりたくなりました(ちょっとキザかな?笑)。

山都総合支所のHPに御沢まで「平常通行可能」との更新あり(4/28付)。

それではと・・・

牛ヶ岩か五段山辺りを考えていたのですが、大チョンボ

下十五里で車のキーを失くしていることに気づき、

仕方なく、捜しながら戻り、駐車場(!)で見つけて、ホッ。

意地の?登り返し。かなりのタイムロス、体力ロスに

 

 

御沢野営場から登山口へ、「いざ」。福島市の岳人が先行します。



 

橋を渡れば、登山口。飯豊道に客となります。

 

 

昔なら?初々しい芽吹きの頃と形容したいところですが・・・寡雪、温暖化。

葉は生長、色相はもう少年期かな?

 

 

その清しさをたっぷり吸いこんで、木ノ根坂に喘ぎます。

 

 

「下十五里」着。ポシェットからカメラを出すと、あれ?車のキーは!?

確かに車にカギをかけ、カメラとは別のポケットに入れたはず・・・

なのに、ない、ナイ、無い!どこをさがしても、ありません!

ん~、どうも、誤ってカメラと同じポケットに入れてしまい、

カメラを出し入れした際、引っかけて落としてしまった様です。

「どうする、家康」? ~冗談じゃない。

最悪の事態を考えれば、何はともあれ、さがさねばなりません!!

 

ゆっくりと、目を皿にして、往路を復しますが・・・

どうにも見つけられず、ついには、駐車場まで戻ってしまいました。

すると、何と、車の傍に!

最初にカメラを出した時に落としてしまっていた様です。

はぁ~、とにかく回収出来てよかった~!

 

あらためて、礼敬。「いざ」。

 

 

「めげるな」と・・・

 

 

励まされ。

 

 

気を取り直します?

 

 

 

 

 

「上十五里」で、やっと雪の絨毯。一昨年とどっこいどっこい?

 

 

三国岳に御目見得。「お久しぶりです」。

剣ヶ峰辺り、スッキリし過ぎです?

 

 

アハハ、この真ん中を歩くほど、愚かではありませんぞ?(笑)

 

 

「笹平」着。雪が繋がり出し~でも、断続的?

一昨年の雪が少なかった時でも、標識は隠れていたのですが・・・

 

 

見渡せば、新緑の進軍が鮮やか。

 

 

お~い!磐梯山のエ~ルに応えます。

 

 

この辺り、以前は残雪が豊かで、軽快に登れました。・・・

 

 

今は、いろいろと気を遣わされます。

 

 

横峰は、直ぐ其処・・・

 

 

横峰に起てば、あぁ、飯豊がひらけます。~沁みてくる衷情。

 

 

先ずは、地蔵山。

 

 

牛ヶ岩、五段山に遊ばせてもらうつもりでしたが・・・

 

 

ん~足が重い。

 

 

タイムロスに、ちょっと力み過ぎたかなぁ。

 

 

 

 

 

緩い勾配なのに・・・。

 

 

あぁ、来たぁ、足が攣る・・・

 

 

でも、まわりのみんなに励まされ・・・

 

 

四股踏んだり、ストレッチ?

 

 

~歩幅を狭め、だましダマシの運歩

 

 

磐梯山に背を押し上げてもらえば・・・

 

 

山頂は、直ぐ其処。

 

 

平らになって、ふ~、地蔵山を頂きました。・・・

 

 

飯豊本山の、その親昵に浴します。

 

 

寛いで、しばし、眺覧、周覧。

 

 

さて、お山と相談。いやはや、足が攣っちゃいました。

 

 

思い上がるな・・・、自重しなさい。

 

 

牛ヶ岩山、五段山へと続く雪堤が、悩ましく?誘いますが、

本日は地蔵山を以って山頂としましょう。

 

 

「おまえはわたしの恵みで十分だ。

弱さにおいてこそ、力は余すところなく発揮されるのだ」

とは、パウロが受け留めた言葉。そう、彼とともに言おう、

「その力がわたしの内に宿るように、

むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇ろう」と。

 

磐梯山が肯います。

 

 

『地蔵山/恩信(後篇)』に続く。