櫛ヶ峰からの大磐梯、虔恭のまなざし。
今日(4/10)は、磐梯山へ。
前回、櫛ヶ峰に寄れなかったので、今回はこちらが第一義。
朝方の冷え込みのおかげで、雪質はかたく、運歩は快調、
余力たっぷりで、大磐梯をも頂くことができました。
感謝。
(猪苗代スキー場駐車場発05:41~07:45赤埴林道分岐~08:49櫛ヶ峰山頂~09:45弘法清水~10:34磐梯山頂~12:42猪苗代スキー場駐車場着)
猪苗代スキー場の営業も終わり、
ゲレンデには圧雪でなく、スノーモービルが遊んだ跡。
雪は凍ってかたく、すたこら。ありがたいことです。
ゲレンデにひとり、
ザッ、ザッ、ザッ、~雪を踏む音が響きます。
ゲレンデを了え、ひと息。
湖と語らい、コロッケパンを半分。
赤埴の山脊に乗れば、お山の響。
登高の許しを請います。
ん~、いい天気。
"衛兵岩"にご挨拶。
勇躍と沼の平へ。
いつもの樹の下で、ひと息。
お山の温顔が沁みてきます。
清らかな、つつしみ。
天狗岩から、"がんばれよ"と、うれしいエ~ル。
爆裂の火口に起てば、玲瓏たる飯豊のひかり。
"お久しぶりです"。
いざ、櫛ヶ峰。
ふ~、櫛ヶ峰を頂きました。まったりと、周覧のひと時。
赤埴山、猪苗代湖 …
大磐梯。
大磐梯~天狗岩
天狗岩、そして爆裂火口。
お山の親昵にひたり、おにぎりタイム。
ことばにならない言葉が交通します。
このやすらい、このさいわいに手を合せます。
こうしていると、お山が
私のわるいところをみんなすいとってくれます。
「みんないちばんいいものをさがそう
そしてねうちのないものにあくせくしない工夫をしよう
人間一人の生命のためにも
人間すべての生きがいのためにも
なくてもよいものをあえぎもとめるのは
なんというおろかしいことであろうか」
(~八木重吉)
お山の、たんじゅんなまことが
私の心にふれてきます。
いい時間を過ごせました。
感謝。
櫛ヶ峰の端に起てば、
いいでがつつましく、私の心をたかぶらせます。
今日は雪がかたかったおかげで、余力たっぷり。
大磐梯にも寄りましょう。
天狗岩と語らいながら。
天狗岩の彼方に、ひかりたたえる飯豊。
振り返って、櫛ヶ峰。
"天を仰げ、天から生きよ"と、呼ばわる響。
弘法清水に着いて、ひと息。
飯豊と語らい、おにぎりタイム。
アイゼンを装着し、いざ。
途中で一息、眺覧。東壁、沼の平、赤埴山。
磐梯山を頂きました。
いいけしきをすって愉しく運歩。
湖の祝福に与りました。
越後が明るく、澄んでいます。
ああ、玲瓏とかがやく飯豊。
この貧しき土塊に、いいでの光が注がれます。
飯豊にむかいて、私の心はむなしく、しずか。
この心がうれしい。
櫛ヶ峰に、感謝の一礼。
長居をすると、雪が緩んでしまいそうです。
そろそろ、帰るとしましょう。
(山頂部に落し物があり、猪苗代警察署にお届けすることに。
→ 4/11、早速、落とし主からお礼の電話を頂戴しました。)
日輪の目送に与ります。
ちょっと急勾配ですが、ショートカット。
お山が見守ってくれてました。
この斜面を降りました。
お山よ、ついにひとつの称名であれ。
あの山の端が東尾根。
今日はあそこを下ろうとも考えましたが、
下から見るのとは大違い。
山頂部はヤブが露出し、難儀が予想され、
即、断念しました。(笑)
お山の祈りは、"Grace be with you"、
ありがとう。
ゲレンデへ。
湖がやさしく迎えてくれました。
いのちをいただき、
つつましくそれをもやしていこう。
無事の下山、
虔恭の山路に
感謝、感謝、感謝。
Fin