あるく

~山の恵みの備忘録~

磐梯山/虔恭 2017年4月10日

 櫛ヶ峰からの大磐梯、虔恭のまなざし。
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 今日(4/10)は、磐梯山へ。

 前回、櫛ヶ峰に寄れなかったので、今回はこちらが第一義。 
 朝方の冷え込みのおかげで、雪質はかたく、運歩は快調、
 余力たっぷりで、大磐梯をも頂くことができました。
 感謝。

(猪苗代スキー場駐車場発05:41~07:45赤埴林道分岐~08:49櫛ヶ峰山頂~09:45弘法清水~10:34磐梯山頂~12:42猪苗代スキー場駐車場着)
 
 

 猪苗代スキー場の営業も終わり、
 ゲレンデには圧雪でなく、スノーモービルが遊んだ跡。
 雪は凍ってかたく、すたこら。ありがたいことです。
 ゲレンデにひとり、
 ザッ、ザッ、ザッ、~雪を踏む音が響きます。
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 ゲレンデを了え、ひと息。
 湖と語らい、コロッケパンを半分。
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 赤埴の山脊に乗れば、お山の響。
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 登高の許しを請います。
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 ん~、いい天気。
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 "衛兵岩"にご挨拶。
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 勇躍と沼の平へ。
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 いつもの樹の下で、ひと息。
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 お山の温顔が沁みてきます。
 清らかな、つつしみ。
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 天狗岩から、"がんばれよ"と、うれしいエ~ル。
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 爆裂の火口に起てば、玲瓏たる飯豊のひかり。
 "お久しぶりです"。
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 いざ、櫛ヶ峰。
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 ふ~、櫛ヶ峰を頂きました。まったりと、周覧のひと時。
 赤埴山、猪苗代湖 …
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 大磐梯。
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 大磐梯~天狗岩
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 天狗岩、そして爆裂火口。
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 お山の親昵にひたり、おにぎりタイム。
 ことばにならない言葉が交通します。
 このやすらい、このさいわいに手を合せます。
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 こうしていると、お山が
 私のわるいところをみんなすいとってくれます。
 

 「みんないちばんいいものをさがそう
 そしてねうちのないものにあくせくしない工夫をしよう
 人間一人の生命のためにも
 人間すべての生きがいのためにも
 なくてもよいものをあえぎもとめるのは
 なんというおろかしいことであろうか」
 (~八木重吉



 お山の、たんじゅんなまことが
 私の心にふれてきます。


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 いい時間を過ごせました。
 感謝。

 櫛ヶ峰の端に起てば、
 いいでがつつましく、私の心をたかぶらせます。
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 今日は雪がかたかったおかげで、余力たっぷり。
 大磐梯にも寄りましょう。

 
 天狗岩と語らいながら。
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 天狗岩の彼方に、ひかりたたえる飯豊。
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 振り返って、櫛ヶ峰。
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 "天を仰げ、天から生きよ"と、呼ばわる響。
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 弘法清水に着いて、ひと息。
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 飯豊と語らい、おにぎりタイム。
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 アイゼンを装着し、いざ。
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 途中で一息、眺覧。東壁、沼の平、赤埴山。
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 磐梯山を頂きました。

 いいけしきをすって愉しく運歩
 湖の祝福に与りました。
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 越後が明るく、澄んでいます。
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 ああ、玲瓏とかがやく飯豊。  
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 この貧しき土塊に、いいでの光が注がれます。
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 飯豊にむかいて、私の心はむなしく、しずか。
 この心がうれしい。
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 櫛ヶ峰に、感謝の一礼。
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 長居をすると、雪が緩んでしまいそうです。
 そろそろ、帰るとしましょう。
 (山頂部に落し物があり、猪苗代警察署にお届けすることに。
 → 4/11、早速、落とし主からお礼の電話を頂戴しました。)



 日輪の目送に与ります。
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 ちょっと急勾配ですが、ショートカット。
 お山が見守ってくれてました。
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 この斜面を降りました。
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 お山よ、ついにひとつの称名であれ。

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 あの山の端が東尾根。
 今日はあそこを下ろうとも考えましたが、
 下から見るのとは大違い。
 山頂部はヤブが露出し、難儀が予想され、
 即、断念しました。(笑)
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 お山の祈りは、"Grace be with you"、
 ありがとう。
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 ゲレンデへ。
 湖がやさしく迎えてくれました。
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 いのちをいただき、
 つつましくそれをもやしていこう。
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 無事の下山、
 虔恭の山路に
 感謝、感謝、感謝。


 Fin