平らかで、浩然、安閑とした牛ヶ岩山を頂きました。
この平らかに合せられ、気分はのほほん。足にまかせて、辺りをのたりのたり。
飯豊の衷情が沁みてきます。
峰々に祝われ、しばし、飲み食い。
ああ、この貧しき土塊の心をこんなにも豊かに、穏やかにしてくれるのだから、
この平らかで、牛の背のような山は、その衷懐、静穏、静謐であるにちがいない。
それはその作者の心が、平安そのものだからだ。
天をつらぬく、その祈りは、"Grace be with you"。
いい時間に、感謝。
さて、愉しそうな稜線が、五段山へと連延・・・
どんな景色が待っているのかと、心は逸ります・・・
が、如何せん、野暮用あり。ここまでとしましょう。
呼ばわる響に、応えながら。
その休憩ポイント、御田の大杉。 向こうも雪解けが早い。
帰りもたのしい運歩。
今日の相棒はピン長の、さんま君。
のたりのたりと・・・
往路を復します。
三国岳、剣ヶ峰。
そして、七森の断崖。
おおらかな、・・・ そしておおどか。
心まで、おっとり。
ちょいと、ハミング。軽やかステップ。
ただこのモノトーンに酔い痴れ、そして、呆けて・・・
ステップを刻みます。
"see you, later".
何だか、GWではないような。
地蔵山へ再び。 しばし、眺覧、周覧。
いい景色をたくさんすって帰るとしましょう。
お~い、ばんだいさ~ん!
うらうらと?凱旋です。
ありがとう、牛ヶ岩。
花々のねぎらいエ~ル・・・
新緑のシャワーを浴びて、
大白布の沢へと降り起ちました。
無事の下山、
和暢の山路に、
感謝、感謝、感謝。
fin