今日(9/10)は、須立山へ。(1,720M)
台風一過とは言え、どこへ行っても予報通りとはゆかぬ様子です。
ならば、先だっての三本槍岳で、眺望が頗る良かった須立山はどうかな~?
いったん句読点を打った山域ですが、それはそれとして。
~「てんくら」を覗くと、稜線に並ぶ旭岳や甲子山が「A」表記、
でも、この「予報」に、何度裏切られて来たことか・・・(笑)
西郷村なる甲子温泉、大黒屋さんの敷地を通らせて頂き・・・
阿武隈川に礼すれば、その謙廉に合せられます。いざ。
朝陽の激を頂戴して、のっしのっし。
つづら折りの道に心肺を合せますが、湿気で、すでに滝汗。
森の古老に通行の許しを請います・・・
猿ヶ鼻着。汗びっしょり、ペース上がらず。
甲子峠分岐。今日は真っ直ぐに。
甲子山を頂きました。夏バテの体は、大汗かいてへとへと。
~オーバータイム。
須立山へは此処までの時間と同じ位かかります。~ちょいと思案。
幸いガスも出てきましたし?まぁ、熱中症はない。
おにぎり1個食べて、いざ。
鞍部へと降りると雲間に旭岳のエ~ル。しっかと応えます。
時折の木漏れ日に励まされ・・・
勾配に喘ぎます。
それにしても、汗。
やや雲が切れ、旭岳が御出座し。
鄭重にご挨拶。先日の登頂で、すでに昵懇?
坊主沼避難小屋に到着。甲子山での「へとへと」感が回復しません。
菓子パン1個で、いざ。
坊主沼分岐。沼へは帰りに。
旭岳と思想の交換。・・・
須立山を目指します。まずは、1638m峰。
笠ヶ松まで来ましたが、ガスは上がりそうにありません。
少し下って・・・
最後は急勾配。ガレ、ザレの道が足をいたぶります。
ふ~、須立山を頂きました。この先が三本槍岳ですが、此処まで。
う~ん・・・乳白色の世界。
今日はラーメンを愉しもうと水を余分に1リットルの他、火器やら何やら。
かえって、甲子山頂の「へとへと」感を引きずってしまい、タイムオーバー。
夏バテの体には、ちょっとしんどかったかな。
このペースでは、のんびりラーメンタイムだなんて、いかがなものか?(笑)
inゼリーを胃に流し、余分な水は捨て、下山の途に・・・
ガスは濃くなる一方・・・涼しくて、有難い?
それにしても道刈りのよく行き届いた登山道・・・
シーズン中、この道を利用する登山者の数など、たかが知れています。
余所者?にはわからぬ歴史があるに違いありません。三本槍岳~白河藩の意地?
この道を守る、守らんとする西郷村の方々の愛をひしと感じます。
坊主沼に寄って行きます。
坊主沼には、静謐の時間。
羽鳥湖のこともあり、水量を心配しましたが、杞憂。
森は雲陰、雲裏、私の体をいたわります。
あらら、ここへ来て、足に攣り。息んでモミモミ。樹々の精に庇られます。
少し回復。ありがとう。
森の精に護られ、抜き足、差し足、忍び足?
「・・・ ちからなく わざなきもの
たんたんとして いちじょうのみちをみる」
(八木重吉)
葉の、どの一枚までもが優しく、私のたくさんの思いに応えてくれました。
やっとこさぁで、甲子山頂。
ゆっくり、ゆっくり・・・
森の精と語らいながら。・・・
水君の祝福、ねぎらいエ~ルに与って・・・
無事の下山、
慈恩の山路に
感謝、感謝、感謝。
fin