大白森山からの、甲子旭岳。
今日(11/18)は、二岐温泉から小白森山を踏み、大白森山へ。
昨年の10月29日に同じ道を歩かせて頂きましたが、即「お気に入り」に。
ただ、小白森と大白森の間の道刈りが施されておらず、笹茫々。
アーバンな私としては?イマイチ、尻込み気味でした。(笑)
先日、風の便りに?道刈りが施されたと聞き、これは行かずばなるまいと。
今年、8月20日には甲子山~甲子峠~大白森山と歩かせて頂きましたが、
この山は、二岐温泉からの方が変化に富んで、断然、いいと思います。
道刈りの労をとられたみな様に、あらためて、深く、感謝申し上げます。
~今日は、一人もあわず、お山と昵懇の時間に恵まれました。
午前中は「晴れ」の予報ですが、日が上れば、空合いは変わります。
熊さんも心配ですが、明るくなるのを待ってはおれません。
山脊へと上れば、樹間に、朝焼けの二岐山。
小白森山が、やさしく招きます。
日の当たらぬ斜面には、雪が。~今日はピン長、無問題。
少し開けて見晴らせば、磐梯山の激。
ふ~、小白森山を頂きました。礼敬して進むと・・・
お~、大白森山、三本槍岳、旭岳が、和気藹々の三幅対。
すばらしい風光に、その明媚に、身が、心が、蕩けます。
天空には、祝福。こんな日に上れて、しあわせ。
旭岳には、孤高の存在感。ツンと尖って、よばわる響。
蕩けてばかりでは進みません。(笑)のっしのっしと。
登山道は、御覧のとおり、丁寧に刈られています。
一杯山へと上って振り返れば、小白森の穏和。
おかげさまで、運歩は快適。
一歩ずつ、一歩ずつ・・・
大白森山が大きくなってゆきます。
山頂は、間近。
煩かった笹はきれいに刈られ、昨年とは別な山のよう。
ここでまた甲子那須が展け、しばし、眺覧。峰々と語らって・・・
思想の交換です。
独特の山貌には、独特の思想がある。
さて、雪の歓待に与って?~もうひと踏ん張り!
ふ~、大白森山を頂きました。朗天に、そして、すべてのことに感謝!
飲み食いしながら?眺覧、周覧。
小白森に二岐山、その後ろには大戸岳、小野岳。
~もう2時間ぐらい早ければ、飯豊も・・・でも、タラレバは詮無い。
目をうつせば、湖を縁に、磐梯、吾妻、安達太良が誼を結びます。
阿武隈の精爽はとけ・・・
三本槍岳が迫り上がります。隣には・・・
甲子山を幕下に旭岳が屹立、それに観音山が従えば、奥には裏那須の重鎮たち。
日光、尾瀬、南会津、会越国境などなど~応接に暇なしとは、この事。
この感忽・・・
まさに、有頂天!?
なんども何度も体が回ります。
陽精の頌に・・・
唱を合せる峰々。
中国の知恵に、「天地の大徳を生という」。そして、また・・・
「以って死す可く、以って死す無かる可きときに、死するは勇を傷う」とも。
悠久の時間に生きられた思想には、厳として、生命の尊重があります。
天と地には、生命には、それをおつくりになった方がおられる、
その原事実に、己をむなしくして、へりくだる、それなくして、
暴力が止むことはないでしょう。
山に上れば直感でわかる、こんな単純なことが、
下界で我欲にまみれているとわからない。
山頂に起てば「達成感!」「爽快感!」と、よく言われます。
山のテッペンは、漢字で「天辺」。頂く者は天即ち宇宙と接しているのです。
宇宙の創造を貫く意志が~生命や天と地とをおつくりになった方の御心が、
直接、天辺を頂いた者の心に触れなければ、如何なる感動も生じません。
何という慰めであることよ!
天上には、まなざし。~"Grace be with you".
いい時間を過ごせました。感謝。
昼までには、戻りたいな。
陽精や、生まれたばかりの雲さん・・・
みんなの目送に与って・・・
後は、すたこら?
往路を復します。
小白森の大きなエ~ルに応えて、えっちらおっちら?
小白森にたどり着くと、空には大勢の雲さん。
いいタイミングで下りて来れました。ありがとう。
小白森を越すと、語る相手は?二岐山にスイッチ。
その親昵が足取りを庇ります。
二岐山のねぎらいエ~ルに与って・・・
無事の下山、
嘉恵の山路に
感謝、感謝、感謝。
fin