あるく

~山の恵みの備忘録~

滝桜~千年の鼓動 2020年4月9日

 滝桜の頌がきこえてきました。 

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 今日(4/9)は、三春の滝桜へ。

 滝桜が満開を迎えているとの便りあり。

 今年は、コロナ禍。誘客は自重自粛で、訪れる者はわずかとか。

 早速、早起きして、隣りの町へ。

 樹齢千年の鼓動が、あたたかく迎えてくれました。

 

 さて、史家によれば、

 人類が動物を家畜化したり、農耕で生態系に介入したこと、

 そのことへの自然からの反応が感染症だったとか。―

 19世紀、コレラの感染爆発は、その防止のために水道事業を促し、

 そして、それは近代国家の胎動につながった、とも。

 億万の、数え切れぬほどの、呻吟。そして叫喚。

 新型コロナウイルスは、人類をどんな世界へおし出すのだろう。

 滝桜は、その始末に目を凝らしています。

 

 

 威風堂堂。 

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 おかしがたい気品が、ある。

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 千年の思想を、交換。 

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 『日本三大桜』とやらで、つとに有名なこの桜、

 ―でも細き声が聞こえて来ます。

 

  「有名になることは醜いことだ、

 これは人間を高めはしない。

 文書にしておく必要はなく、

 草稿のままで惜しむがよい。

 創造の目的は献身にあり、

 評判でもなく成功でもない。

 ついうかうかとみんなの口にのぼるのは恥ずかしいことだ。

 そうだ偽りの名声に生きてはならぬ、

 つづまりはこのように生きることだ。

 宇宙の愛を自分にひきつけ、

 未来の叫び声に耳を澄ますのだ。

 ・・・・・・・
 ほかの人々は生きた足跡をたどって、

 一歩一歩おまえの道をくるだろう。

 けれど敗北と勝利とを、

 おまえ自身が区別してはならぬ」

 と(パステルナーク)。

 

 

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 "Grace be with you"・・・ありがとう。

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  天辺には、火の鳥「天へ、そして天から生きよ」と。

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  fin