ひと時、櫛ヶ峰で大磐梯と語らいます。
今日(3/26)は、磐梯山へ。
身辺、気忙しくなって、ふと気が付くと、山へ行けない?
でも、何とか算段。間隙を縫って・・・
前回、安達太良でお招きをうけたので?迷わず、この山へ。
ついでにピン長靴も同行、試してみました。
うれしいことに若雪が結構あり、弘法清水から上でちょっと難儀。
今回の使用で、だいぶ付き合い方を理会、体得できましたが、
それはまた、実用限界の認識、把握にも繋がりました。
(気温、風速、経験値その他を勘案した上での使用。安易に真似はしないで下さい)
いつもの猪苗代スキー場から。
川桁山のエ~ルをうけて。
快調、ピン長。今回はシビアな道程になります。
背を押し上げてくれた、湖。
赤埴の山脊に息を荒げます。
日陰のトラバースを了えて分岐。やっと、お日様。
顔を見ただけで、温かい?
衛兵岩にご挨拶。
東尾根か櫛ヶ峰か逡巡。雪質、藪の出具合から東尾根は無理と観念します。
勇躍、沼の平へ。
若雪に精彩。お山は、ご機嫌麗しいようで。
無沙汰を詫びて・・・
しばし、語らいます。
のたりのたりの、沼の平。
さあ、櫛ヶ峰へ。
ん~、上天気。
淵へと、稜線に上がれば・・・
はるか飯豊から、さやけき響。
ザレ、ガレの斜面にあえぎ、櫛ヶ峰を頂きました。
気象庁監視カメラ様にご挨拶。
まずは、眺覧、周覧。
耀耀たる飯豊が、一帯を統べります。
まじまじと、飯豊。
大日岳。
御西岳。
そして、飯豊本山。
目を転ずれば、朝日の連嶺。
月山の妙姿。
ふ~、此処に起つと邪念雑念の一切が、失せてしまう。
『詩三百、一言を以って之れを蔽えば、曰わく、思い邪しま無し』、
とは孔子の言葉。
「詩経」三百何篇の詩の中ですべての性質を蔽い得る言葉をえらぶなら、
「思無邪」。「感情の純粋さであろう」と。また、
『子貢問うて曰わく、一言を以って身を終るまで行う可き者有り乎。
子曰わく、其れ恕乎。己れの欲せざる所を、人に施すこと勿かれ』とも。
「恕」とは「思いやり」。
「新型コロナウイルス」ですべてが閉塞、「敵」とみなされています。
感染者や接触者までもが「ウイルス=敵」扱いされてはたまりません。
「自分だけ」の我欲の追求は、その人の脳をウイルス化します。
幸せとは生活が詩になること、詩が振る舞いになることなのだと、
お山の響。
お山に「思い邪しま無し」。
特別の時間を過ごせました。お山に感謝。
さて、帰るとしましょう・・・でも、大磐梯。
寄らないわけにもいかないな。
天狗岩の勧めに従います。
「天を仰げ、天から生きよ」と、呼ばわる響。
振り返って、櫛ヶ峰。そして、吾妻の朗朗。
弘法清水着。
ひと息入れて、山頂を目指すも、新雪が多すぎてアップアップ。
後続の方が替わってトレース。感謝。
ふ~、大磐梯を頂きました。
途中、しんどい箇所もありましたが、以後気を付けます。(笑)
ちょっと気取って、私。(飯豊はかすんでもやもや~)
この方に撮って頂きました。感謝。
先ほどお邪魔した、櫛ヶ峰。
陽精の渾身のエ~ルをうけ、山頂を後に。
沼の平で、大磐梯と・・・
歓談、四方山話?
いとまを告げ・・・
後はすたこら。
"See you, later".
無事の下山、
親倖の山路に、
感謝、感謝、感謝。
fin