初雪の東尾根・・・
今日(10/22)は、磐梯山へ。
紅葉を愉しむつもりでいましたが、雪が・・・
弘法清水小屋でお聞きしたところ、初雪とのこと。
のっそのっそ、その一歩一歩が雪魄に合せられました。
感謝。
いつもの、猪苗代スキー場から。
薄明に踏み出しましたが、ゲレンデ半分ですっかり明るく。
山頂部を被っていた雲が少しとれると・・・
お~!お山が白く萌えています。ふくらむ期待?・・・
ゲレンデトップで、ひと息。紅葉がきれい。
『天狗の庭』から風に晒され、上衣をフリースからカッパにシフト。
葉っぱには砂糖でまぶしたように雪が。今年の初物。
雪を見るとウキウキ~私はわらしこか?(笑)
紅葉に新雪、両方愉しめて仕合せ・・・。
沼ノ平。いつもの場処で、ひと息。
ちょいと飲み食い~風の音に怯え?下衣を重ねます。
三合目の石標へ。天狗岩は視認かなわず。
弘法清水着。小屋で少し息ませて頂くことに。
小屋では、何と、会津坂下のkuwabaraさんとバッタリ。5年ぶりでしょうか?
御年85歳。ん~、矍鑠(かくしゃく)!再会を祝して。
kuwabaraさんに続いて、山頂へ。いざ。
雪の華は、その頌は・・・
運歩に合いの手。
唱を合せて、のっしのっし。
足取りは、清か?
山頂は、間近。
累々の岩には、雪の紋様。
~あるいは、むくむくと、或いは、ぶくぶくと・・・
耳澄ませば、雪と風と岩との愉快な三重唱。
その清らな調べに合わせられ・・・
ふ~、大磐梯を頂きました。
少し遅れて・・・
kuwabaraさんも。この笑みがすべて!
一刹那、陽精の祝福。
~"Grace be with you".
寒いは、風があるは~おにぎり食べてる場合じゃない?
おにぎりは弘法清水小屋で。
~下ります。
流石は日曜日。登山者が続々。
雪華の目送。
小屋で昼餉。お世話様。
~拝辞。
ちょっと下ると、天狗岩がうすぼんやり。
櫛ヶ峰も視界に。
天狗岩は呼ばわります。~「天を仰げ、天から生きよ」と。
その響に・・・
清聴の雪の華。
いとまを告げて・・・
後は、すたこら?
沼ノ平。いつもの場処で、ひと息。
~東壁がみんなとコラボ、いい画だ。
みんなアーティスト。いい仕事してるなぁ。
櫛ヶ峰はお呼びでなかったので、赤埴山へ。
黄葉の目迎に与って。
赤埴山を頂きました。~しばし、眺覧、周覧。
大磐梯には・・・
朝方の、あの萌える白、咲き溢れた雪華は、或いは風にとばされ、露と消え、
黄葉、紅葉が寂かに秋思、秋懐を詩っています。
「うれしきは
こころ咲きいずる日なり
秋 山にむかいて うれいあれば
わがこころ 花と咲くなり」
(八木重吉)
初雪を戴いてはしゃぐ東尾根。
湖から大きなエ~ルを頂戴し・・・
秋成を凱旋。
葉っぱさんたちの渾身の頌・・・
天上のまなざしに雍られて・・・
無事の下山、
清雪の山路に
感謝、感謝、感謝。
fin