あるく

~山の恵みの備忘録~

磐梯山/清雪 2023年10月22日

初雪の東尾根・・・

 

 

今日(10/22)は、磐梯山へ。

紅葉を愉しむつもりでいましたが、雪が・・・

弘法清水小屋でお聞きしたところ、初雪とのこと。

のっそのっそ、その一歩一歩が雪魄に合せられました。

感謝。

 

 

いつもの、猪苗代スキー場から。

薄明に踏み出しましたが、ゲレンデ半分ですっかり明るく。

山頂部を被っていた雲が少しとれると・・・

 

 

お~!お山が白く萌えています。ふくらむ期待?・・・

 

 

ゲレンデトップで、ひと息。紅葉がきれい。



『天狗の庭』から風に晒され、上衣をフリースからカッパにシフト。

 

葉っぱには砂糖でまぶしたように雪が。今年の初物。

 

 

雪を見るとウキウキ~私はわらしこか?(笑)

 

 

紅葉に新雪、両方愉しめて仕合せ・・・。

 

 

沼ノ平。いつもの場処で、ひと息。

ちょいと飲み食い~風の音に怯え?下衣を重ねます。

 

 

三合目の石標へ。天狗岩は視認かなわず。

 

 

弘法清水着。小屋で少し息ませて頂くことに。

 

 

小屋では、何と、会津坂下のkuwabaraさんとバッタリ。5年ぶりでしょうか?

御年85歳。ん~、矍鑠(かくしゃく)!再会を祝して。

 

 

kuwabaraさんに続いて、山頂へ。いざ。

 

 

雪の華は、その頌は・・・

 

 

運歩に合いの手。

 

 

唱を合せて、のっしのっし。

 

 

足取りは、清か?

 

 

山頂は、間近。

 

 

累々の岩には、雪の紋様。

~あるいは、むくむくと、或いは、ぶくぶくと・・・

 

 

耳澄ませば、雪と風と岩との愉快な三重唱。

その清らな調べに合わせられ・・・

 

 

ふ~、大磐梯を頂きました。

 

 

少し遅れて・・・

 

 

kuwabaraさんも。この笑みがすべて!

 

 

一刹那、陽精の祝福。

~"Grace be with you".

 

 

寒いは、風があるは~おにぎり食べてる場合じゃない?

 

 

おにぎりは弘法清水小屋で。

~下ります。

 

 

流石は日曜日。登山者が続々。

 

 

雪華の目送。

 

 

小屋で昼餉。お世話様。

~拝辞。

 

 

ちょっと下ると、天狗岩がうすぼんやり。

 

 

櫛ヶ峰も視界に。

 

 

天狗岩は呼ばわります。~「天を仰げ、天から生きよ」と。

 

 

その響に・・・

 

 

清聴の雪の華

 

 

 

 

 

 

 

 

いとまを告げて・・・

 

 

後は、すたこら?

 

 

沼ノ平。いつもの場処で、ひと息。

~東壁がみんなとコラボ、いい画だ。

 

 

みんなアーティスト。いい仕事してるなぁ。

 

 

櫛ヶ峰はお呼びでなかったので、赤埴山へ。

黄葉の目迎に与って。

 

 

赤埴山を頂きました。~しばし、眺覧、周覧。

大磐梯には・・・

朝方の、あの萌える白、咲き溢れた雪華は、或いは風にとばされ、露と消え、

黄葉、紅葉が寂かに秋思、秋懐を詩っています。

 

 

 

「うれしきは

こころ咲きいずる日なり

秋 山にむかいて うれいあれば

わがこころ 花と咲くなり」

八木重吉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初雪を戴いてはしゃぐ東尾根。

 

 

湖から大きなエ~ルを頂戴し・・・

 

 

秋成を凱旋。

 

 

葉っぱさんたちの渾身の頌・・・

 

 

天上のまなざしに雍られて・・・

 

無事の下山、

清雪の山路に

感謝、感謝、感謝。

 

fin