見上げていると、よこしまがみんなすいとられてゆきます。
今日(4/28)は、磐梯山へ。
ここのところ、獲得標高差に関する限り、
ちと少なめの山行が続いた所為か、
いささか足に腐り気味の感が否めません。
ちょっと活を入れねばと、櫛ヶ峰/大磐梯へ。
(参考タイム-05:46猪苗代スキー場駐車場発~赤埴林道分岐07:43~櫛ヶ峰山頂08:44~弘法清水09:45~磐梯山頂10:35~弘法清水11:00~猪苗代スキー場駐車場着12:43)
スキー場下部の雪は解かれました。いざ。
ゲレンデを二分して雪世界が展がります。
湖が背中を押してくれました。
雪が多いので、夏道に沿わず、冬ル~トを辿ります。
赤埴を巻いて。
早く発ち過ぎた様です。まだ雲は上がりそうにないな。
"衛兵岩"にご挨拶。
沼の平へ。
雲は上がりそう、上がる、きっと上がる。
櫛ヶ峰に寄りましょう。
火口の縁に上がって、天狗岩。
櫛ヶ峰の頂を目指します。
櫛ヶ峰を頂いて、ひと息。
赤埴山、そして湖からの頌。
大磐梯の頂にはまだ雲、…。
爆裂火口と天狗岩。
しばし、黙想。親昵が通います。
今日は、急ぎます。
懊悩の痕跡に触れて、…。
呼ばわる、天狗岩。
大磐梯が招きます。
弘法清水に到着。
3Mはあろうかとい雪が掘られて、弘法清水。
弘法清水小屋のオーナー、澁谷さん父子の力業です。
飲んで食べて、いざ。
東壁の岩稜にご挨拶。
そんなアブナイところを歩いたのは誰?と目を凝らせば…
やはり、カモシカくんでした。
大磐梯を頂きました。
周覧の、ひと時。
先ほどお邪魔した、櫛ヶ峰。
湖には、頌歌。
そして陽精には、讃歌。
足は、足れり。帰りましょう。
"天を仰げ、そして天から生きよ"と、天狗岩。
倦まず弛まず、ソクラテスの如くに。
空も上機嫌。
沼の平に起てば、お山の温顔。
ありとある思い煩いが熔けてゆきます。
"わたしは
かわったとはおもわない
ひとがわたしをかわったとおもうならむりもない
わたしは太陽をみつめてあるいているんだもの
よろめいているのであっても
じぶんはいつも太陽ばかりをみているんだから"
(~八木重吉)
ささやかなるいのちを、つつましくもやせと、
お山はさとします。
しずかなこころが、うれしい。
"またいつでも遊びに来な"、
"はい、ありがとう"。
ゲレンデを滑って、すたこらと。
雲のエ~ルに応えます。
お山の祈りは、"Grace be with you".
無事の下山、
山路の謙恭に、
感謝、感謝、感謝。
Fin