今日(4/3)は、磐梯山へ。
前回の東尾根の際、櫛ヶ峰に寄りませんでしたので、こちらをメインに。
予報に関して、もう、とやかくは申しません。(笑)
晴れるのが遅かっただけ。すべては、最もよい方にとるとしましょう。
山の雪は、この頃の陽気で、すっかりゆるんでしまいました。
足は捕まり、ずぼずぼあまた。
歩行に要した時間は前回より2割、3割増し、当然、体力も…。
「見わたす山の端 霞ふかし」でした。
(参考タイム;猪苗代スキー場駐車場発05:20~07:53赤埴林道分岐~09:18櫛ヶ峰山頂~10:30弘法清水~11:21磐梯山頂~12:04弘法清水~13:08赤埴林道分岐~13:50猪苗代スキー場駐車場着)
猪苗代スキー場発。雪解けはかけ足。
霞立つ山辺。朧な朝陽のエ~ルに応えます。
赤埴の山脊に起って、ご挨拶。
ここまで来ても、霞み深し。
"衛兵岩"と挨拶を交わして…
沼の平へ。
ひと息入れて、お山と語らいます
先ずは、櫛ヶ峰へ。
陽精は所在なさげ。
櫛ヶ峰を頂き、眺覧、周覧のひと時。
気象庁の『監視カメラ』様も、ご機嫌麗しいようで。
ん~、何とも霞ますが、ここは特別な場処。
大磐梯と心が通います。
沁みてくる、衷心。
"かなしいのでもいい
よろこばしいのでもいい
こころは
うごいておれよ
なまなましく
かんがえておれよ"
(八木重吉)
と諭す響。
陽精のほそき頌に、耳澄ませます。
さて、今日は、ここまでで結構疲れましたが、
大磐梯が「こっちへも来い、這ってでも来い」と。
天狗岩が、高らかに、呼ばわります。
弘法清水は厚い雪の下。
しばし、飲んで、食べて、いざ。
半ば上って、東壁、沼の平。
山頂まで、あと少し。
直下は雪と夏道のせめぎ合い。
恐ゎ~。
ふ~、大磐梯を頂きました。
足を労り、息んでいると、藪の中から、若者が~!
「いやぁ~、迷っちゃって~」と照れ笑い。
この期に及んで、東尾根とは、何とも絶句。若さですね。
お陰様で私も証拠写真をば。感謝。
「見わたす山の端、霞みふかし」とは、唱歌『朧月夜』の一節。
まさに、まさに。
小鳥と、しばし、語らいます。
さて、そろそろ、帰りましょう。
やっと、陽精も頌いだしました。
"天を仰げ、天から生きよ"と、凛。
夏道が解かれて。
お山の響が、やさしく。
"かくほそくするどく
ひとすじのみちをゆけば
かたるものすくなしとはおもえど
ひとりもなしとしれば
ときありて
あやまてるみちならずやとおもう"
(八木重吉)
陽精も肯ってくれました。
いとまを告げ…
"衛兵岩"に無事を報告。
すっかり春もゆるんで、鏡沼に生気。
陽精のねぎらいエ~ルに応えます…
あとは…
ゲレンデに靴を滑らせ、ス~イ、スイ。
お山に一礼…
無事の下山、
霞想の山路に
感謝、感謝、感謝。
Fin