今日(4/22)は、
阿武隈高原中部県立自然公園『日山』(1,057M)
を見回ります。
前回同様、今回も環境放射線モニタリングを実施しましたので、
参考までに、略説します。
ちょこっとではありますが、数値に低減が見られました。
どんどん下がるといいですね。
「相棒」の線量計です。
行程は移登山口からの日山山頂ピストン。モニタリングは、1~9で実施しました。
(地表より1Mの所で測定)
1→「平地区公民館」前で、測定値は、0.10μSv/h。
2→「移登山口」が、0.46μSv/h。
3→林道分岐(電波施設)で、0.42μSv/h~0.31μSv/h。
4→(笹平)0.78μSv/h~0.96μSv/h。
5→「移分岐」は、0.33μSv/h。
5~6→この間、0.79μSv/h。
6→『山頂まで2km』標識周辺、0.33μSv/h。
6~7→この間は、0.76μSv/h~0.62μSv/h。
7→『山頂まで1km』標識周辺、0.55μSv/h。
8→この辺りで今回の最大値、1.38μSv/h。
9→「山頂部」は、0.29μSv/h~0.38μSv/h。三角点は0.49μSv/h。
いざ。
移ヶ岳のエ~ルに応えます。
登山口からしばらくは、杉木立の中。
林道に出合うと、電波施設。
文明の形象など、雑木一本の美しさにもかないません。
春に励まされながら。
移分岐に到着。
茂原登山口からの径を合せます。
なだらかな稜線に運歩。心ものどやか。
天王平。
山頂が近づいて来ました。
胎内岩。
日山を頂きました。
展望台も変わりなく、安堵。
上がって、周覧。
あぶくまの頌に耳澄ませます。
いささか風が冷たく、息むのにはちょっと…。
(手前から、竜子山、鎌倉岳、大滝根山)
展望岩に移動。
ここは風が入らず、"ゆっくり息んでいきな"と、岩の響。
お言葉に甘えることに。
カップ麺にコロッケパン、
…つましい昼餉です。(笑)
あぶくまと語らいながら、のんびりのほほん。
でもそこはかとなくうれいをおびてくるのは…
ぜひもない。
放射線が生命を否むのだから。
生命を否むもの、それが暴力。
線量計を見つめるほどに心がくもります。
「産業社会は暴力を醸成する。
それは自然に対する暴力であり、
これはいついかなる瞬間にも、人間同士への暴力へと
発展しかねない。
今日、氾濫する兵器の存在を考えると、
非暴力こそが生き残りの条件となるはずだ。
産業社会が生み出す生と死にかかわる問題を解決できるとは、
とても考えられない。
産業社会の問題は、あまりにも深く私たちすべての心と魂の
奥深くに沈潜している。
この変革は、心の奥底で謙虚に行なわれなければならない。
各人の心の奥深いところで、
非暴力について考えてみなくてはならない。
『核爆弾の禁止』は正しいかも知れないし、
そうでないかも知れない。
だが、それよりも大切なのは、
その核爆弾が生まれてきた根源を絶ち切ることだ。
核爆弾を生み出す根源は、神の御業に対しての暴力行為であり、
それはとても敬虔な行為ではありえない。
産業社会のもつこの類をみない醜悪さこそ、
核爆弾を生む母胎であり、
まぎれもない暴力行為の証拠にほかならない」
とは、先覚の教え。
そして新約書の主人公は、曰いました。――
「柔和な人は幸いである。
その人は地を受け継ぐであろう」、
そして、
平和をつくり出す人は幸いである。
その人は神の子と呼ばれるであろう」と。
肯う、陽精。
山頂広場にもどるとにぎやかな声。
どうぞ、自然を大切に、ゴミはお持ち帰りくださるように。
一帯に異状のあるなく、安堵。
モニタリングで、結構時間を食いました。
帰るとしましょう。
樹々の心に思いをいたしながら。
移分岐。
ここで、左に折れます。
スミレのねぎらいにあずかれば…
お山の祈り…
"Grace be with you".
無事の下山、
日山の直往に、
感謝、感謝。
Fin