あるく

~山の恵みの備忘録~

日山/朗襟 2018年4月21日


 今日(4/21)は、
 阿武隈高原中部県立自然公園『日山』(1,057M)
 を見回ります。

 今回も、環境放射線モニタリングを実施いたしました。
 葛尾村の避難指示が解除されてから、これで5回目。
 以下、略説しますので、参考にしていただければ、幸いです。
 (相棒の、線量計です。)
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 行程は、移登山口からの日山山頂ピストン。
 モニタリングは、前回と同様に、1~9で実施しました。
 (地表より1Mの所で測定)

 1→「平地区公民館」前で、測定値は、0.13μSv/h。
 2→「移登山口」が、0.48μSv/h。
 3→林道分岐(電波施設)で、0.40μSv/h~0.28μSv/h。
 4→(笹平)0.62μSv/h~0.91μSv/h。 
 5→「移分岐」は、0.33μSv/h。
 5~6→この間、0.48μSv/h~0.73μSv/h。。
 6→『山頂まで2km』標識周辺、0.33μSv/h。
 6~7→この間は、0.53μSv/h~0.82μSv/h。
 7→『山頂まで1km』標識周辺、0.56μSv/h。
 8→この辺りで今回の最大値、1.41μSv/h。
 9→「山頂部」は、0.30μSv/h~0.40μSv/h。三角点は0.49μSv/h。


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 今日は、上天気。
 いつもの平地区公民館前に車を置かせて頂き、出発。
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 登山口へ。タンポポの頌に歩を合わせて。
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 鬱蒼と杉木立、移登山口です。
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 てくてく、樹々と語らいながら。
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 林道に出合えば、電波施設。
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 分かれて再び、樹々と相槌。積もる話があるようで。
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 移分岐。茂原登山口からの径を合せます。
 はぁ~、しかし、4月だというのにこの暑さ。
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 立ちどまっては、モニタリング。今日は、のたりのたり?(笑) 
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 青空が抜けると、天王平
 
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 この辺りで、本日の最大値。
 年々、低減してはいるのですが…。
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 でも、線量計の数値が如何あれ、山に遊ぶのはたのしい。
 歩くのがいちばん、いちばんしあわせなことなのだと、樹々の囁き。
 うごかないあなたがたには、"天国のおもかげ"がある…。

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 『胎内くぐり岩』。 
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 朗爽、朗耀。山頂広場に着きました。
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 展望台に上がって、眺覧、周覧のひと時。
 あぶくまの響に耳澄ませます。
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 つづいて、『展望岩』。μSvの響にも耳澄ませます。
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 "惟だ仁者のみ、能く人を好み、能く人を悪(にく)む"
 とは、孔子の言葉。(『論語』里仁第四)
 「仁者、すなわち人間に対する愛情をもつもの、それのみが、
 ほんとうに人を好むこともできれば、人を悪むこともできる」と大意。
 「孔子の態度は、いまのわれわれの態度も、無意識にそうであるように、
 人間の善意を信ずるものである。したがって、
 信頼と愛情の道徳が多く語られ、憎悪の道徳が述べられることは少ない」。

 彼は、別の条に、めずらしく「悪」んで、曰う、
 "利口の邦家を覆(くつがえ)す者を悪む"と。
 すなわち、口さき達者なものが国家を滅茶苦茶にするのが憎いと。

 原発もそう、それを許す経済も、政治もそう、
 み~んな口さき達者な方々が先導した挙句の、出鱈目、背理。
 "利に放りて行えば、怨み多し"かな。…


 "仁"そのものである"自然"は、なにをおもうのでしょう。
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 さて、お腹が空きました。

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 社に陣取り…
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 花より団子?
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 陽精の燦歌を聴きながら。
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 広場には、団らん。


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 予定していた箇所でのモニタリングはすべて終了。
 帰るとしましょう。

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 スミレのねぎらいエ~ルを頂戴し、
 後は、すたこら。

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 下りて、移ヶ岳の頌。"Grace be with you".
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 タンポポに礼すれば、山路は了わり。
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 無事の下山、
 朗襟の山路に
 感謝、感謝。
 ~それにしても、暑かった。


 Fin