あるく

~山の恵みの備忘録~

高柴山/萌起 2017年4月16日

 蕾のデュエット、~ひとすじの気持。
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 今日(4/16)は、
 阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』(884M)
 及び
 堂山王子緑地環境保全地域
 を見廻ります。
 陽春の一日、
 ヤマツツジの蕾たちの衷情に触れ、
 心があらわれました。感謝。



 いつもの門沢登山口から。
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 水と陽精の目迎。
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 ん~いい天気。
 三か月半ぶりで、すっかり春はうらら。
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 水石に着けば、あぶくまが展けます。
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 しずかな、山頂。
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 避難小屋を廻って、展望台へ。
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 階上から、しばし、まったりと、周覧。
 あぶくまの響に、耳澄ませます。

 (移ヶ岳~奥に日山~殿上山~竜子山~鎌倉岳~五十人山~)
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 (桧山~尖盛~大滝根山~)
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 (日影山~蓬田岳~)
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 さて、山頂部を見回りましょう。

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 展望台が、気持ち良さそうに沐浴しています。
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 一盃山も溌剌。
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 一帯に異状のあるなく、安堵。
 展望台で、カップ麺でもいただきましょう。

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 陽精は爛々、初夏の様な。
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 それにしても、隣りの国がアブナイ。――
 「汝が平和を欲するなら、戦争の備えをせよ」
 とは、古いローマの諺。
 この思想は、古代ローマに限りません、
 時代を問わず、多くの国が是を軍事上の知恵としてきました。
 でも、戦争の備えをすれば、結局、戦争になるのです
 戦争に骨身にしみて学んだ人間の思想は、
 「汝が戦争を欲しないならば、平和の備えをせよ」
 であるはずです。
 この先達の言葉は、真理であり、英知です。
 彼の国の化け物じみた妄執、
 それをここまで膨れ上がらせたのは、
 周りの国の指導者たちの、「平和の備え」を怠った人たちの、
 思想の敗北と言わねばなりません。

 「余は日露非開戦論者であるばかりではない。
 戦争絶対的廃止論者である。
 戦争は人を殺すことである。
 そうして人を殺すことは大罪悪である。
 そうして大罪悪を犯して、
 個人も国家も永久に利益をおさめ得ようはずはない」
 とは、明治のキリスト者の言葉。

 『剣をとって起つ者は、剣によって滅びる』
 と新約書の主人公はいいました。


 そらはいたみ…
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 遠く、安達太良の峰々も憂いています。
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 でもヤマツツジの蕾たちは、おかまいなし。
 つっつきあったり、わらったりして、あそんでいます。
 
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 ひとすじの気持をむねに、
 ただたんじゅんに、咲こう、咲こうと願いながら。
 平和への、こんな気持ちを、人間はもてないのかなぁ。

 俊英たちよ、心のままに、咲け。――
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 いい時間を過ごせました。
 そろそろ、帰りましょう。

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 安達太良の山と語らいながら。
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 水のねぎらいに与って。…
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 無事の下山、
 蕾たちのひたすらの萌起に
 感謝。


 Fin