「取り」をとる、その意気が天を衝きます。
今日(6/2)は、阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』、
及び、堂山王子緑地環境保全地域を見回ります。
ヤマツツジは終幕。ほとんどの株は、
思いを、力を尽くしきって、枯萎、枯落でしたが、
朗天に祝され、その姿は、
なんのいやみもなく、それはそれは、すがすがしいものでした。
いつもの門沢登山口から。
長靴が、いちばん。
水の精に、ご挨拶。
上善如水。…
新緑のシャワーを浴びながら。
力を尽くして、切々。
素懐を果たし終えました。
紅から黄へと、衣更え?
水石に着けば、あぶくまの頌歌。
盛装を脱ぎさった、山頂部。
でも、青空が、気持ちいい。
楚々とした、アヤメの迎候。
力を尽くし切った、枯萎のたたずまい。形相には、矜持。
しんがりにも、ひとすじの気持ち。
空へと讃い上げます。
展望台へ。
上がって、眺覧、周覧のひと時。
あぶくまの暢然が、心に沁みてきます。
ぽつりぽつりと、ハイカーの姿。
挨拶を交わし、一帯を見回ります。
青空に沐浴する、展望台。
終えて、展望台に戻ると、ツアーのみなさんが来頂。
今年は花のリレーがかけ足。
でも、なかなか、臨機応変にとはゆかないものです。
みなさんと、しばし、歓談、四方山話。
陽精の祝福にあずかりました。
異状のあるなく、安堵。
帰りましょう。
ヤマツツジの、後衛としてのプライドが耀ります。
「尊いもの、
それは真直ぐにみつめた姿だ」
(重吉)…
水石にもどり、眺覧。
あぶくまへと、こころがひらけます。
「・・・・・・・
そして野と山を荒らしてはいけない
野と山がこれ以上せばまってゆくなら
日本はいきがいのない国になってしまう
みんないちばんいいものをさがそう
そしてねうちのないものにあくせくしない工夫をしよう
人間一人の生命のためにも
人間すべての生きがいのためにも
なくてもよいものをあえぎもとめるのは
なんというおろかしいことであろうか」
(重吉)
あぶくまが、しずかに、うなずいています。
さて、山法師のねぎらいにあずかって・・・
あとは、すたこら。
木漏れ日・・・
葉漏れ日を浴びながら。
森の精たちが唱を合せます。
立ち戻って、お山に、一礼。
無事の下山
朗俊の山路に
感謝
Fin