山開きです。今年は5月の中頃が見ごろでした…
ヤマツツジの花が咲き溢れるという時機こそ、失してしまいましたが、
訪れたたくさんのみなさんは、
思い思いの時間、それぞれの山の恵みを、愉しまれたようです。
いつもの門沢登山口から。
観光協会のみなさんが早くから受付。「ご苦労様です」。
さすがに山開き。登山道はにぎやか。
老若男女、それぞれの思いを、山が擁みます。
アーチの紅はすっかり淡いものに。
心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして…
「お疲れ様でした」。
水石には、門沢のyabukiさんの姿。
今日は、地区のみなさんがここに集います。
suzukiさんも、溌剌と。
ようやく元気な株に出合えました。
イベントも催され…
今日は「お祭り」です。
展望台には、清爽。
周りに紅の装いこそ、とぼしくなりましたが。
しばし、眺覧、周覧。
『安全祈願祭』の受付をすませます。
まだ時間があるので、一帯を見回ります。
「どうぞゴミはお持ち帰りください、お願いします」。
蕾もまだまだ。
展望台は、たくさんのお客様をお迎えし、
何やら誇らしげ。
後衛の矜持。
衷心の頌。
『安全祈願祭』を終えると、後ろから声。
振り向くと、佐藤さんご夫妻の姿。相変わらずで、何よりです。
4月から新任地。
環境は、まだまだ、気が置けない、しっくり、とはいかないでしょうが、
締め括りの采配。
お二人の、二人三脚、ひとすじの気持ちはどんな花になるのでしょう。
"Grace be with you".
見回りながら、水石へ。
門沢の地区のみなさんの宴が酣でした。
ご馳走さまです。恐縮です。
ゆたかな、しあわせな時間が流れます。
ちょっと所用あって、長居をするわけにもいかず、いとま。
しばし、あぶくまと語らいます。
"知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。
知者は動き、仁者は静かなり。
知者は楽しみ、仁者は寿(いのち)ながし"
とは、孔子の言葉。――
この含蓄は、"歩く"ことによってしか、了知されません。
"Grace be with you".
さて、すたこらと、下山の途。
いやはや、子供たちの元気なこと、かけてゆきます。
「お~い、気を付けなよ~、転んでケガしたら立派な?遭難だぞ~!」。
ちょっと息んだと思ったら、…
また、かけ出します。じっとしていられない、
若いっていいなぁ。
門沢登山口に戻りました。
無事の下山、
老若男女、お一人おひとりの登山の愉衍に
感謝。
Fin