今日(4/29)は、阿武隈高原中部県立自然公園『日山』(1,057M)を
見回ります。
私の場合、県立自然公園である「高柴山」や「日山」への登山は
役儀なのですが、いま、
行政や、様々な山岳団体が、登山の自粛を呼びかけています。
「自分は無症状の感染者かもしれない、という意識を持て」、
「他者を思いやり、何より自身の感染防止に専心してほしい」、
「万が一にも遭難したら、ひっ迫する医療に多大な迷惑をかける」、
「登山には社会的責任が伴うのだ」、
・・・・・・・・・・・・
山に登ることは、健やかさの、免疫力の証しであるはず、――
正直、悶々とする自分がいます。
(いや、それはそうなんだけど、でも・・・)
「私たちは民主主義社会だ。何かをせよと強いられるのではなく、
知識を共有し積極的な参画を促すことにより繁栄する。これは
歴史的任務であり、力を合わせることでしか乗り越えられない」
とは、ドイツのメルケル首相の言葉。
登山観や登山の様態の相違をまくしたてても、せん無きこと。
脳裏、胸裏に「自粛」への問答を、何遍も、繰り返しながらの、
のっしのっしとなりました。
感染拡大防止につとめてまいりましょう。
上移、平地区公民館前に車を置かせて頂き、いざ、登山口へ。
背には移ヶ岳のエ~ル。
今はもう珍しくなった、たばこ畑。
登山口。杉林の鬱蒼へと分け入ります。
道を塞ぐ倒木。
これぐらいになると、流石に私の力では・・・
林道分岐、電波施設様にご挨拶。
樹々と語らいながら。
路傍の花に慰撫されて。
君はイイデリンドウの遠い親戚だね。
移分岐。茂原からの径を合せます。
天王平から山頂部を望みます。
てくてく、山頂へ。
胎内くぐり岩。
山頂広場着。
ほのぼのとした、団欒がありました。
展望台へ上って、眺覧、周覧。
阿武隈は、いつも暢然。
安達太良や・・・
吾妻も、ご機嫌麗しいようで。
「この先帰還困難区域につき立入禁止」。
原発事故もまだ現実なのに、今度はcovid-19だなんて。
今日の相棒は、線量計。
展望岩に息んで・・・
山々と語らいます。
「 ちんもくを つらぬいてみよう
いいにんげんに なれるかもしれぬ」
(八木重吉)
しばらくぶりにお邪魔しようかなぁ。
26日に登った、高柴山。奥には、ちょこんと、蓬田岳のてっぺん。
一帯に異状のあるなく、安堵。
広場に戻って、 昼餉としましょう。小高い社に陣取ります。
カップ麺をすすっていると、二本松市の同任、watanabeさんが来頂。
しばし歓談、四方山話。
お腹は、満足?
さて、帰るとしましょう。
樹々の鼓動に歩を合せ・・・
すたこらと。
移ヶ岳や・・・
花々の労いに与って・・・
無事の下山、
敬斉の山路に
感謝。
fin
環境放射線モニタリングを実施しました。以下に略説します。
*地図は右記事参照→日山/懐蔵 2016年12月3日 - あるく
1→「平地区公民館」前で、測定値は、0.11μSv/h。
1~2の間→0.18μSv/h。
2→「移登山口」が、0.37μSv/h。
3→林道分岐(電波施設)で、0.34μSv/h~0.25μSv/h。
4→(笹平)0.56μSv/h~0.79μSv/h。
5→「移分岐」は、0.27μSv/h。
5~6→この間で、0.60μSv/h~0.44μSv/h。
6→『山頂まで2km』標識周辺、0.28μSv/h。
6~7→この間は、0.64μSv/h。
7→『山頂まで1km』標識周辺、0.49μSv/h。
8→天王平から150m程先(旧標識跡)で今回の最大値、1.14μSv/h。
『山頂まで0.5km』標識 0.61μSv/h。
9→山頂広場中央は0.28μSv/h、トイレ付近は0.34μSv/h、
展望台上部は0.26μSv/h。三角点は0.37μSv/h。「展望岩」は0.37μSv/h。